スマートバンクは5月20日、「同棲カップルのお金の分担に関する実態調査」の結果を発表した。調査は2026年4月30日~5月2日、現在または過去に同棲経験のある22~39歳の男女552名を対象にインターネットで行われた。
生活費を「完全折半」しているペアが53.0%で最多
生活費の分担方法を聞いたところ、「完全折半(50:50)」を選んでいるカップルが53.0%と最多。「収入が違うなら比率で分けるのが公平」という声はSNSでもよく見られるが、データはむしろ逆の傾向を示していた。
完全折半派と収入比率派カップルの関係性
「関係満足度」は、収入比率派(57.9%)より完全折半派(72.7%)の方が約1.3倍高い。「お金で揉めたことがない」割合は、収入比率派(9.1%)よりも完全折半派(30.4%)が約3.3倍高い。
この背景には、完全折半派のカップルは価値観合致率が81.7%と高く(収入比率派 67.0%)、そもそも考え方が近いカップルが折半を選びやすい傾向があること。また、完全折半はルールが明快だが、収入比率派は収入が変わった場合の再交渉が生じるため、そのぶん揉めやすい傾向があると考えられる。
折半方法よりも「どのように決めたか」で満足度に差
折半方法に限らず、お互いの関係性や分担方法への満足度を見ると、浮かび上がるのが「どうやって決めたか」というプロセスによる差。
「完全折半」か「収入比率」かという分け方に関わらず、話し合いを持たずに 「なんとなく決めた」ペアは、「ふたりで話し合って決めた」ペアに比べて、関係満足度・価値観の一致・分担への満足度がいずれも約半分にまで落ち込んでしまう結果となった。
いくら払うかの割合よりも、ふたりで向き合って決めたかどうかが、関係の満足度を左右している。
女性は男性よりも、約2.7倍お金の話を「切り出しにくい」
お金の話を「切り出しにくい」と感じているのは男性5.2%に対し、女性は14.2%(約2.7倍)だった。
男性の多くがお金の話の切り出しに抵抗を感じていない一方で、女性は話し出せないまま「なんとなく決まっていく」という状況が生まれやすいことがわかる。
これはどちらかが悪いのではなく、話し合う場を意図的に設けることの大切さを示している。
共同口座を使うカップルは、関係性満足度が約2.0倍高い
生活費の管理に共同口座・共同カードを「現在使っている」カップルで、お金の価値観が「合っている」と感じる割合は79.5%。一方、「使っていない」カップルでは33.7%と、約2.4倍の開きがあった。関係満足度も、共同口座・共同カードを使っているカップルが64.4%、使っていないカップルが32.6%と、約2.0倍の差があった。お互いの支出を「見える化」することが、価値観のすり合わせにも自然につながっているとみられる。





