キャリアデザインセンターが運営する「女の転職type」は5月12日、「有給休暇」についての調査結果を発表した。調査は2026年4月1日~4月7日、働く女性266名を対象にインターネットで行われた。
有給休暇をすべて消化している人は4割未満
直近1年間で付与された有給休暇をどれくらい消化したかを尋ねたところ、「すべて消化」した人が最も多く38.0%だった。次いで「8割程度」が22.1%、「5割程度」が18.8%と続いた。一方で「ほとんど消化していない」という人も11.3%で、十分に取得できていない層も一定数存在していることがうかがえる。
有休取得の理由については、「旅行・レジャー」が最も多く50.7%、次いで「自分自身の体調不良(病欠)」45.2%、「家族の行事・育児・介護」41.2%と続いた。余暇だけでなく、体調不良や家庭の事情など、生活全般を支える手段として有休が活用されている様子が見られる。
3人に2人が有休取得に「ハードルを感じる」
有休申請の際に「言い出しにくい」という心理的ハードルがあるかどうかを聞いたところ、「たまに感じる」と回答した人が最も多く43.0%だった。「毎回感じる」の20.4%と合わせると、63.4%の人が有休申請時にハードルを感じていることがわかった。
有休を申請する時、言い出しにくいと回答した人にその理由を聞いたところ、「自分が休むと業務が回らなくなる」が21.4%で最も多い結果となった。次いで「繁忙期や特定の曜日に休んではいけない空気がある」18.6%、「休み明けの仕事が溜まるのが嫌」「上司や同僚が休んでいない」がそれぞれ15.0%と続いた。
その他のコメントとしては、「同僚の都合を聞かなくてはならないから」「課長がいなくなり、部長に直接申請することになったから」「周りが忙しいのがわかっているから」などがあった。
有休申請時に「別の理由を伝える」は4割
職場に本当の理由とは違う理由を伝えて有休を取ることがあるか(旅行やレジャーのために有休をとりたいのに、「通院」や「家庭の事情」など別の理由を伝えるなど)を尋ねたところ、「たまにある」29.1%が最も多い回答だった。「よくある」13.5%と合わせると、42.6%の人が別の理由を伝えて有休を取ったことがあるとわかった。一方で、「そもそも休む理由は言わなくてよい」と回答した人も32.3%いた。
退職時に「有休を使い切っていない」は約4割
前の職場を退職する前に、有休をどれだけ使い切ったかについては、「すべて消化」60.7%が過半数を占めた。次いで「8割消化」10.3%、「5割消化」9.9%と続いた。一方で、「ほとんど消化していない」と回答した人は15.3%だった。
退職前の有休消化でしたことは、1位「旅行・レジャー」31.9%、2位「家族の行事・介護・育児」23.1%、同率3位「趣味・推し活・イベント」「体調不良のための療養(病欠)」21.8%だった。一方で、「特に何もしなかった」という人も25.0%いた。
退職前の有給休暇について悩んだり後悔したりしたことはあるかを尋ねたところ、「特になく、充実していた」が44.6%で最も多い回答だった。一方で、「だらだらと時間を無駄にしてしまった」23.6%、「自由に使えるお金を用意すべきだった」17.8%、「新しい仕事への準備をすべきだった」14.0%などの後悔も一定数あげられた。







