試合後、シュスター監督は決勝進出記念のTシャツを着て勝利を喜んだ [写真]=Getty Images

 フライブルクは7日、ヨーロッパリーグ(EL)・準決勝セカンドレグでブラガを3-1で破った。この結果、2戦合計スコアは4-3となり、フライブルクのEL決勝進出が決定。試合後、フライブルクを率いるユリアン・シュスター監督が、UEFA(欧州サッカー連盟)を通して喜びの声を届けた。

 フライブルクは敵地開催のファーストレグを1-2で落とし、逆転を目指してホームへ帰還した。試合は序盤の7分、相手最終ラインの背後へ抜け出したドイツ人FWヤン・ニクラス・ベステがファウルで止められ、倒したコートジボワール代表MFマリオ・ドルジュレスにレッドカードが提示。序盤にしてフライブルクが数的優位となると、10分にはゴール前のセカンドボールに反応したドイツ人DFルーカス・キュブラーが先制ゴールを記録する。

 前半終盤の41分には、スイス代表MFヨハン・マンザンビが狙い澄ましたミドルシュートを叩き込み、フライブルクが2点をリードして後半へ折り返すと、72分にはセットプレーからキュブラーがヘディングシュートで自身2点目をマークし、フライブルクが勝利を手繰り寄せる。79分にはスペイン人FWパウ・ビクトルに1点を返されたものの、試合はこのままタイムアップを迎え、フライブルクがクラブ史上初のEL決勝進出を決めた。なお、日本代表MF鈴木唯人は、右鎖骨骨折の影響で欠場した。

 試合後、シュスター監督は「今夜の仕事はクラブの皆で成し遂げたものだ。これから一緒にイスタンブールへ向かい、最後のステップに向けて共に踏み出せる。こんなにも特別なことはない。本当に幸せだし、ワクワクしているし、やる気に満ちている」と、喜びを露わにする。クラブをUEFA主催コンペティションで初の決勝へ導いたが、自らの心境を言葉にするのは決して簡単ではないようだ。

「今、この瞬間を適切に表現できる言葉を見つけるのはとても難しい。このスタジアム、ここにいる人々の顔には喜びと感謝の気持ちが溢れていたように見えたが、私も今まさに同じ気持ちだ」

 なお、試合内容については、「我々は開幕直後から、本当に良いプレーができたと思う」とシュスター監督。「人数が同数の時から良いチャンスがあったが、相手にレッドカードが出て、試合の流れは大きく変わった。数的優位の状況に慣れるのに数分かかったが、特に後半は本当に良くやった」と選手たちのパフォーマンスを称えつつも、「ただ、さらにゴールを決められなかったのが残念だ。だからこそ、終盤になってもブラガに巻き返す自信を与えてしまい、最後の数分間は非常に、非常に厳しいものになってしまった」と、トドメを刺せなかったことについては課題とした。

 シュスター監督は「人数の面で優位に立っている時にも、ブラガの攻撃によってがピッチ上が混乱し、守備が非常に難しくなるような緊迫した場面もあった」と続け、10人となってもブラガが脅威的だったことを認める。しかしながら、最後は「選手たちは全力を尽くし、我々の決勝行きを阻むようなプレーについては、何一つ許さなかった。決勝進出にふさわしい戦いぶりだったよ」と語った。

 今季のEL決勝は今月20日、トルコのイスタンブールに位置する『ボーダフォン・アリーナ』(※UEFA主催大会でのスタジアム名称は『ベシクタシュ・スタジアム』)にて開催。フライブルクとアストン・ヴィラが、初優勝を懸けて相まみえる。

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