
◆今のうちに買いたい6月の優待銘柄
株主優待が人気の企業は、権利確定日に向けて優待目的の買いが入る傾向にあります。早いうちに株主優待銘柄に注目しておくことで、値上がり益を期待できるでしょう。そこで今回は、今のうちに買っておきたい6月の優待銘柄をご紹介します。
◆6月にオススメの優待銘柄その1:日本マクドナルドホールディングス<2702>
【業務内容・企業概要】ハンバーガー・レストランなどを中心とした飲食店の経営。関連するグループ会社の連結経営
【単元株数】100株
【最低購入金額】81万円(2026年4月24日時点)
【権利確定月】6月末、12月末
【優待内容】バーガー類、サイドメニュー、飲み物の商品引換券が6枚ずつで1冊
・100~299株:1冊
・300~499株:3冊
・500株以上:5冊
※優待獲得には「1年以上」の株式の保有が必要。
日本マクドナルドホールディングス<2702>の優待内容は、おなじみのファストフード「マクドナルド」で利用できる優待食事券です。全国に店舗展開しているので利便性が高く、優待食事券を、ハンバーガー・サイドメニュー・飲み物などと引き換えできます。
その魅力的な優待内容から人気が高く、優待権利確定日が近づくにつれて、投資家の注目が集まり、買いが入りやすいと考えられます。では、同社株を今のうちに購入した場合、どのようなパフォーマンスになるか検証してみましょう。
今回は、同社株を4月末に購入し、6月権利確定日前に売却した場合の検証を行います。この検証のとおりに売買をした場合、株主優待は取れませんが、売買益によるパフォーマンスを確認できます。
◇検証結果
勝率:70.83%
勝ち数:17回
負け数:7回
引き分け数:0回
平均損益(円):7,731円
平均損益(率):3.87%
平均利益(円):13,627円
平均利益(率):6.81%
平均損失(円):-6,587円
平均損失(率):-3.29%
合計損益(円):185,543円
合計損益(率):92.77%
合計利益(円):231,653円
合計利益(率):115.83%
合計損失(円):-46,110円
合計損失(率):-23.06%
PF(プロフィット・ファクター):5.024
平均保持日数:56.25日
検証結果を見てみると、勝率は70.83%、1トレード当たりの平均損益は+3.87%です。勝率が高く平均損益もプラスとなっていることから、良好な成績と言えるでしょう。
◆6月にオススメの優待銘柄その2:北海道コカ・コーラボトリング<2573>
【業務内容・企業概要】大日本印刷の子会社。北海道を地盤に清涼飲料を製造・販売
【単元株数】100株
【最低購入金額】41万9000円(2026年4月24日時点)
【権利確定月】6月末、12月末
【優待内容】
・100株以上:Coke ON®ドリンクチケット25枚(4500 円相当)、または商品詰合せ(缶・小型ペットボトル商品。22本入り)または、お好きな自社製品1箱
・1000株以上:Coke ON®ドリンクチケット30枚(5400 円相当)、または商品詰合せ(缶・小型ペットボトル商品。28本入り)または、お好きな自社製品2箱
北海道コカ・コーラボトリング<2573>の優待内容は自社商品の詰合せやCoke ON®ドリンクチケットです。同社が製造している飲料品(炭酸飲料や缶コーヒーなど)を受け取れます。詰合せの内容は、年によって異なる場合がありますが、コカ・コーラ製品が好きな人にとってはたまらない内容です。人気が高いことから、優待権利確定日に近づくほど注目を浴び、買いが入りやすくなる傾向にあります。
では、同社株を今のうちに購入した場合、どのようなパフォーマンスが得られるか検証してみましょう。同社株を4月末に購入し、6月権利確定日前に売却した場合の検証を行います。この検証のとおりに売買をすると、株主優待は取れませんが、売買益によるパフォーマンスを確認できます。
◇検証結果
勝率:80.77%
勝ち数:21回
負け数:5回
引き分け数:0回
平均損益(円):10,019円
平均損益(率):5.01%
平均利益(円):13,097円
平均利益(率):6.55%
平均損失(円):-2,908円
平均損失(率):-1.45%
合計損益(円):260,499円
合計損益(率):130.25%
合計利益(円):275,037円
合計利益(率):137.52%
合計損失(円):-14,538円
合計損失(率):-7.27%
PF(プロフィット・ファクター):18.918
平均保持日数:54.50日
検証結果を見てみると、勝率80.77%、平均損益は+5.01%です。勝率が高く、平均損益もプラスのため、株価の値上がりが期待できる銘柄と言えるでしょう。
注目度の高い人気の優待銘柄は、権利確定日が近づくにつれて株価が上昇していく傾向があります。権利確定日直前にあわてて購入し、高値づかみで不用意な損失を被ることのないように気を付けましょう。今のうちから好優待銘柄を先回りして購入しておいてはいかがでしょうか。
株の売買を行うに際して今回のように簡単な検証を行うと、これから行おうとしている投資が、どの程度リターンを期待でき、どの程度リスクがあるのか事前に把握ができます。検証を行ってから投資すればきっと、安心感が違うことでしょう。皆さんも投資する際には一度検証してくださいね。
※このテーマでの検証については、【システムトレードの達人】を使って検証しています。記事の内容に関しては万全を期しておりますが、その内容の正確性および安全性、利用者にとっての有用性を保証するものではありません。当社および関係者は一切の責任を負わないものとします。投資判断はご自身の責任でお願いします
文:西村 剛(証券アナリスト、ファンドマネジャー)
国内運用会社にて中小型株式ファンドマネージャー兼アナリストを経て独立。個人投資家に分かりやすく株式投資を伝授すべく、講演や執筆を行う。『夕刊フジ』3年連続 株-1グランプリ グランドチャンピオン。
文=西村 剛(証券アナリスト、ファンドマネジャー)

