長年“ギリギリ”の笑いでお茶の間を沸かせてきた三遊亭小遊三は、令和のテレビ界で重視されるコンプライアンスにどう向き合っているのか――。

放送60周年を迎える日本テレビ系演芸番組『笑点』(毎週日曜17:30~)の会見で、その質問に「考えてないです」と即答した小遊三。果たしてその根拠とは。

  • 三遊亭小遊三

    三遊亭小遊三

女性アナがまさかのぶっ込み

会見では立川晴の輔から「どうしてスケベなことを言ってもやらしくならないんですか?」と質問された小遊三。「僕、今までスケベなこと言ったことないですよ」ととぼけると、春風亭一之輔から「息をするように言ってますよ」とすかさずツッコミが入り、笑いを誘った。

林家たい平は、小遊三について「“紅顔の美少年”と呼ばれていたんですよ。ただ“睾丸”に変わっちゃったんです(笑)」と言いだし、一之輔が「美少年の睾丸になっちゃった(笑)」と乗っかると、春風亭昇太は「放送できること言えよ!」ツッコミ。それでも小遊三は「俺の顔は玉か?」と突っかかり、昇太に「広げなくていいの!」と制止された。

マイナビニュースでは、60年にわたってテレビの世界で続く『笑点』において、大喜利の回答で「コンプライアンス」を意識するようになった部分はあるのか、と質問。これに小遊三は「考えてないです」と即答し、「考えてないけど大丈夫ですよ。大丈夫だと思ってます」と自信を見せた。

その根拠を聞くと、「普段の生活ですね。正しいことをしてますから。あまり間違ったことしてないんで、それに沿って言ってれば大丈夫だと思います」と胸を張る小遊三。ここで司会の杉原凜アナが「さっきの“玉”のお話も、コンプラはOKということですか?」と、まさかのぶっ込みを発動し、笑点メンバーを慌てさせた。

  • 杉原凜アナ

    杉原凜アナ

長年培ってきたキャラクターへの信頼

そんな小遊三について、昇太からは「(2019年に死去したエロ医事漫談の)ケーシー高峰先生がいらっしゃらないから、唯一、何をしゃべってもOKな存在になっているのがすごい」との声も。「本当にダメな発言は、ちゃんとカットしてるので(笑)」と補足しながら、際どい回答も小遊三が発すると不思議と許されるという、長年培ってきたキャラクターへの信頼がにじんだ。

60周年を迎える『笑点』について、小遊三は「箱根駅伝と同じで、たすきをつないでいく」と表現。「ブレーキを起こした人もいれば、区間新記録を取った人もいるし、なんとかみんなで良い成績で次の人にたすきを渡したい」と、長寿番組を支えてきた一員としての思いも語りながら、杉原アナから「小遊三師匠はブレーキのほうですか? 区間新記録のほうですか?」と問われると、「もちろんブレーキです」とオチを欠かさなかった。