ケインはPKで先制点を挙げたが、チームを勝利へ導くことはできなかった [写真]=Getty Images

 バイエルンは28日、チャンピオンズリーグ(CL)・準決勝ファーストレグでパリ・サンジェルマン(PSG)に4-5で敗れた。バイエルンに所属するイングランド代表FWハリー・ケインが、『Amazon Prime』を通して、試合を振り返った。

 6年ぶりの優勝を目指すバイエルンが、昨季王者PSGの本拠地『パルク・デ・プランス』に乗り込んだゲームは、ハイレベルな乱戦となる。まずは17分、イングランド代表FWハリー・ケインがPKを沈め、バイエルンが先制に成功。ゴールショーの口火を切ったのはバイエルンだったが、ここから両チームの攻撃的な姿勢が激しくぶつかり合う。

 先制点から約7分後、バイエルンは右サイドを破られ、ジョージア代表FWフヴィチャ・クヴァラツヘリアに同点ゴールを許すと、33分には、セットプレーからポルトガル代表MFジョアン・ネヴェスに逆転ゴールを叩き込まれる。前半も終盤に差し掛かった41分には、フランス代表FWミカエル・オリーズが中央突破からゴール陥れ、再びタイスコアに戻したが、前半アディショナルタイムにはフランス代表FWウスマン・デンベレにPKでゴールを許し、1点ビハインドでハーフタイムに突入した。

 後半に入ると、56分にクヴァラツヘリア、59分にデンベレと、立ち上がりの時間帯に連続失点を喫し、バイエルンは窮地に立たされる。それでも、バイエルンは65分にセットプレーからフランス代表DFダヨ・ウパメカノが追撃の1点を奪うと、68分にはケインの浮き球パスを見事に収めたコロンビア代表FWルイス・ディアスが右足でシュートを突き刺し、1点差に追い上げる。だが、これ以上の反撃はならず、4-5で90分間が終了した。

 試合後、ケインは「2つのハイレベルなチームの対戦に相応しい内容だった。攻撃面の質、攻守の切り替え、スピード、1対1の勝負におけるインテンシティーなどは、特に際立っていたと思う。トップクラスの2チームが、互角の戦いを繰り広げたんだ」との言葉で試合を総括。「試合全体を振り返ると、試合を決められる場面もあったとは思う」と口にしつつも、一時は3点ビハインドと追い込まれながら、1点差まで追い上げたチームを、次のような言葉で称賛した。

「1点差まで追い上げたことを誇らしく思っている。3点ビハインドという状況は、いくらこの試合がアウェイであれど、(決勝進出を見据えた時に)本当に厳しい状況になりかねないからだ。だが、僕らは希望を捨てることなく、1点差と逆転できるところまで点差を縮めたんだ」

 もちろん、結果的にファーストレグは黒星となったため、ケインは「ラストパスやシュートシーンなどで、もっと冷静になれた場面はいくらでもある」などと反省点も口にする。だが、「試合が進むにつれて、特に後半に入って相手が疲れを見せ始めた頃から、僕らのプレーはどんどん良くなっていったと感じている。この強度を維持しなければならない」とも言葉を発し、前向きな手応えを掴んでいることも明かした。

 1点差を追いかけるバイエルンがホームに戻って迎える準決勝セカンドレグは、5月6日に開催される。同試合に向けて、ケインは「今日、追い上げた時間帯に見せた強度だけではダメだ。さらなる迫力を持って試合に臨む」と力を込め、“地の利”を活かして戦うことを宣言した。

「来週はチャンスをモノにしたチームが勝つだろう。今日は多くのチャンスがあったし、来週も同じような展開になるはずだ。ホームでサポーターの後押しを受けて戦うことのできる僕らには、大きなアドバンテージがある。彼らの声援が、勝利への後押しになることを願っている」