![テルジッチ氏はドルトムント時代、チームをCL決勝へ導いた [写真]=Getty Images](index_images/index.jpg)
アスレティック・ビルバオが、2026-27シーズンからの新指揮官として、かつてドルトムントをチャンピオンズリーグ(CL)決勝へ導いた手腕を誇るエディン・テルジッチ氏の招へいに近づいているようだ。複数の現地メディアが報じている。
今シーズン、アスレティック・ビルバオはラ・リーガ32試合を消化した時点で12勝5分15敗を記録し、勝ち点「41」を獲得。現在の順位は9位で、来季の欧州カップ戦出場権獲得が不透明な状況となっている。
現在トップチームを率いるのは、エルネスト・バルベルデ監督だ。2022年夏よりアスレティック・ビルバオで自身の“第3次政権”をスタートさせると、2023-24シーズンには40年ぶりにコパ・デル・レイ(スペイン国王杯)のトロフィーをもたらし、今季は11年ぶりにCLでの戦いも経験するなど、充実の時を過ごしてきたが、今年3月20日には、今シーズン限りでの退任を発表していた。
この発表の直後から、アスレティック・ビルバオの新監督人事には大きな注目が集まってきた。後任候補としては、ボーンマスを率いるアンドニ・イラオラ監督や、ラージョ・バジェカーノのイニゴ・ペレス監督らの名前も挙がっていたが、中でも本腰を入れて招へいに取り組んでいたのがテルジッチ氏だという。3月の時点で、既にドイツメディア『スカイ』は、新指揮官の最有力候補としてテルジッチ氏の名前を指摘していた。
そして、移籍市場に精通するファブリツィオ・ロマーノ氏が今月23日、アスレティック・ビルバオとテルジッチ監督の交渉の進展を報道。アスレティック・ビルバオ側の最優先候補がテルジッチ監督であることを主張しつつ、既に口頭合意がなされたと伝えた。一方で、現時点で正式な契約には至っておらず、テルジッチ氏は次のステップを待っている段階だという。
現在43歳のテルジッチ氏は、若くして選手から指導者へと転身しており。2010年夏にドルトムントの一員となった。当時はユルゲン・クロップ監督が率いるチームのスカウトを担当しながら、その傍らで、ドルトムントの各年代アカデミーチームのアシスタントコーチや監督も務めた。以降はベシクタシュやウェストハムのトップチームでアシスタントコーチの経験を積み、2018年夏に当時のリュシアン・ファーヴル監督のアシスタントコーチとしてドルトムントへ復帰。ファーヴル監督が解任されると、暫定監督を託され、2020-21シーズンはDFBポカール優勝と翌シーズンのチャンピオンズリーグ(CL)出場権獲得に導いた。
その後、2021年夏にマルコ・ローゼ監督が就任すると、本人の希望によりテクニカルディレクター(TD)に就任したが、わずか1年でローゼ監督との契約が解除となると、テルジッチ氏が正式監督の座に就いた。初年度の2022-23シーズンはドルトムントをブンデスリーガでの優勝争いへ導き、就任2年目の2023-24シーズンには、ドルトムントを11シーズンぶりにCLファイナルの舞台へ導いていた。
果たして、テルジッチ氏は、自身の指導者キャリアのなかで初のラ・リーガへ向かうのか。今後の動向に注目が集まる。
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