大正製薬は、2026年4月23日、新生活シーズンを迎え、新社会人や働き盛り世代のパフォーマンス向上を支援する目的で実施した「現代人の疲労とキャリアに関する調査」の結果を発表した。本調査は、2017年9月〜2026年1月の期間、全国の20業種815社、計173,208名(10代〜70代)を対象に、W&Dアンケートおよび対面ヒアリングにて実施された。

  • 現代人の疲労とキャリアに関する調査

    現代人の疲労とキャリアに関する調査

疲労ケアの習慣化は28%にとどまる。ケアの有無で朝の疲労感に大きな差

  • 週に4回以上、前日夜に疲労ケアをしているか

    週に4回以上、前日夜に疲労ケアをしているか

週に4回以上、前日夜に疲労ケア(ストレッチ、入浴、運動、食事、サプリメント、睡眠、サウナ等)をしている人は「はい」(28%)となった。これは2019年と比較して7ポイント減少しており、疲労ケアを習慣化できている人は少ない傾向にある。

  • 朝に慢性的な疲労感を感じているか

    朝に慢性的な疲労感を感じているか

一方、朝に慢性的な疲労感を感じている比率は、ケアをしている層では「はい」(32%)だったのに対し、非ケア層では「はい」(71%)に達した。夜のケア習慣がある人は、朝に疲労を感じる比率が55%少ないことが分かった。

「朝の持ち越し疲労」が業務パフォーマンスに直結。集中力は1.5倍の差

  • 午前中の集中持続時間

    午前中の集中持続時間

朝の持ち越し疲労がない層は、ある層に比べて「午前中の集中持続時間」が1.5倍長く持続する。また、1時間あたりのタスク完了数も「+23%」増加しており、仕事のスピードに明らかな差が出ている。

  • 残業時間の違い

    残業時間の違い

特筆すべきは始業後90分間の「ゴールデンタイム」の活用だ。疲労がない層は、この時間帯に重要タスクを完了させる割合が2.4倍高い。結果として、月平均の残業時間は疲労がある層に比べて「11時間」少なくなっており、生産性の高さが際立つ結果となった。

キャリア形成への影響。疲労がない層は昇進が1.6年早く、年収にも差

  • 昇進スピードの違い

    昇進スピードの違い

疲労ケアを習慣化し、朝に疲労を感じない人は、ある人に比べて初回昇進が「1.6年早い」ことが判明した。管理職への抜擢比率も「ケアあり」(41%)、「ケアなし」(24%)と、1.7倍の開きがある。

  • 経済的影響

    経済的影響

さらに経済的影響を試算したところ、5年間で最大252万円の年収差が生じている。年収1,000万円に到達している人の割合を比較すると、朝の疲労がない層は、ある層に比べて2.7倍という結果になった。

4つのキーインサイトと今後の展望

調査結果から、以下の4点が重要なポイントとして挙げられる。

・疲れている人ほど長く働き、成果が出ない「逆転現象」
・夜のケアがキャリアの分かれ道
・自己効力感の向上による好循環
・習慣化の壁(ケアを習慣化できているのは全体の28%のみ)

朝スッキリ目覚められる人は自己効力感が2.2倍高く、新しい仕事への挑戦意欲も強い。大正製薬は、朝の持ち越し疲労予防のために「夜の疲労ケア」と「ナイトルーティン」の重要性を提唱していくとしている。