ブルークリーンは2026年4月14日、30歳以上59歳以下の男女2000人を対象に実施した「親の孤独死に関する不安」についての独自調査結果を発表した。本調査は2026年4月1日〜2日の期間、Freeasyを用いたWeb調査により行われた。
親の孤独死に不安を感じる人は約2人に1人
30歳以上59歳以下の男女のうち、親の孤独死に「不安を感じる」と回答した人は47.18%にのぼった。親が高齢になったことや、離れて暮らす期間が長くなったことを背景に、異変に気づけないことへの心理的負担を感じている人が多い実態が浮き彫りとなった。
親が一人暮らしの場合 孤独死への不安は6割超に上昇
親の暮らし方別で見ると、両親が2人暮らしの場合に不安を感じる割合は39.2%であったのに対し、「親が一人暮らしをしている」ケースでは60.7%と大幅に上昇した。また、両親がそれぞれ別々に一人暮らしをしている場合も53.3%と高い水準となっている。同居者の有無という生活環境が、不安の度合いに大きく影響している。
年代が上がるにつれて不安は増加 全年代で4割超え
年代別の不安割合は、「30代」が44.75%、「40代」が46.14%、「50代」が48.54%となった。年代が上がるにつれて不安は緩やかに増加しているが、いずれの年代でも4割台半ばを超えており、幅広い世代に共通する課題であることが示された。
不安のきっかけは「ニュース」が最多
親の孤独死に不安を感じたきっかけとして最も多かったのは「テレビ・新聞・雑誌などのニュース」(61.4%)であった。次いで「自分自身が年齢を重ねたと感じたから」(35.8%)、「親の体調悪化や入院」(21.2%)、「親が一人暮らしになった」(18.6%)と続いている。報道を通じて具体的な事例を知ることが、意識を強める要因となっているようだ。
不安の内容は「発見の遅れ」が最多
具体的な不安の内容は、「発見までに時間がかかり、室内の状況が悪化すること」が47.6%で最多となった。次いで「精神的なショックが大きい」(37.0%)、「遺品整理や相続手続きの負担」(27.8%)、「近隣や大家への影響」(26.4%)が挙げられた。孤独死そのものよりも、発見の遅れやその後の実務的負担を懸念する傾向が強い。
不安の主因は「距離」と「準備不足」
不安を感じる理由のトップは「遠方に住んでおり、すぐに駆けつけられない」で34.4%であった。物理的な距離による対応の難しさに加え、「費用面の備えができていない」(24.0%)、「家族間で役割分担の話し合いができていない」(23.0%)、「親の財産状況を把握していない」(22.6%)といった、事前準備の不足も主な要因となっている。
約2割が対策を未実施 連絡や訪問が主な取り組み
親の孤独死を防ぐための取り組みとして「何もしていない」と回答した人は20.8%であった。実施している対策では「こまめに連絡を取る」(39.2%)、「定期的に訪問する」(34.2%)といった日常的なコミュニケーションが中心だ。そのほか「同居の検討」が13.4%、「施設入居の検討」が7.6%などの回答も見られた。
対策ができない理由は「経済的負担」と「情報不足」
対策をしていない理由として最も多かったのは「経済的な余裕がない」で46.15%に達した。次いで「何をすればいいかわからない」(34.62%)、「時間的な余裕がない」(21.15%)となっている。経済的なハードルに加え、具体的な対策方法の認知不足が実行を妨げている実態が浮き彫りになった。
孤独死発生時の備えは68.4%が未実施
万が一発生した場合の備えについて「何も準備していない」と回答した人は68.4%にのぼった。具体的な備えとしては「エンディングノートや遺言書の準備」(12.2%)、「特殊清掃業者の事前確認」(8.4%)、「保険への加入」(6.8%)などが挙げられたが、いずれも1割前後にとどまっている。予防に比べて事後対応の準備は大幅に遅れている状況だ。
調査結果まとめ
本調査により、親の孤独死に対して約半数が不安を抱えつつも、十分な備えができていない実態が明らかになった。特に一人暮らしの親を持つ子世代の不安は大きく、物理的距離や準備不足が課題となっている。今後は家族間での話し合いや見守り体制の構築など、早期の備えが重要になるとの見解だ。










