順風満帆に見える磯村勇斗の俳優人生の裏には、もがき続けた下積み時代があった――。きょう12日に放送される日本テレビ系トーク番組『おしゃれクリップ』(毎週日曜22:00~)では、中学時代に芽生えた表現への興味、地元の劇団で演技に没頭した日々、そして上京後に味わった焦りと悔しさを振り返る。「どうやったらここから抜け出せるんだろう」と模索し続けた磯村が、それでも折れずに貫いた反骨精神と、今だから語れるブレイク前夜の本音に注目が集まる。

  • 磯村勇斗

    磯村勇斗

磯村が役者の道に興味を持つきっかけになったのは、中学2年生の時に学校の課題で制作した自主映画だった。小学生の頃から人を笑わせることが好きだったというが、撮影では周囲に向けて熱のこもった演技指導を行うなど、当時から強い負けず嫌いな一面を見せていたという。番組では、小・中学校時代の同級生が、周囲を巻き込みながら突き進んでいた磯村の素顔を語る。

高校時代には、地元・沼津の演劇研究所に所属。山奥にあった稽古場で、年齢の離れた劇団員に囲まれながら演技に没頭していた。番組では、その頃を知る劇団仲間も登場し、磯村が当時から持っていた熱意を振り返る。大人たちが用意した“磯村のための舞台”で、緊張のあまり「心臓が口から出る」ほどだったというキスシーンに挑んだエピソードも明かされる。

大学進学を機に上京した磯村は、その後大学を中退し、本格的に俳優の道へ進むことを決意。しかし、すぐに事務所に所属できたわけではなく、フリーの役者として不遇の時期を過ごした。

「どうやったらここから抜け出せるんだろう」と常に考えながら、多くのことに挑戦していたという磯村。その原動力になっていたのは、先に活躍していた同世代への悔しさだった。もがきながらも反骨精神を失わずに進み続けた結果、22歳で念願の芸能事務所に所属。その後、『仮面ライダー』シリーズや連続テレビ小説『ひよっこ』への出演でブレイクを果たしていく。番組では、『ひよっこ』のオーディションをめぐる秘話も語られる。

現在、磯村は自身が立ち上げた地元での映画祭を5月に控えている。子どもたちの夢への道しるべを作りたいという思いの背景には、自身が夢を追い続ける中で、多くの人に受け入れ、支えられてきた経験があるようだ。「恩返ししたい」という気持ちを胸に、まっすぐに歩んできた自身の人生と、支えてくれた周囲への感謝を語る。

【編集部MEMO】
磯村勇斗は、1992年9月11日生まれ、静岡県沼津市出身。2015年に『仮面ライダーゴースト』のアラン/仮面ライダーネクロム役で注目を集め、NHK連続テレビ小説『ひよっこ』でさらに広く知られるようになった。以降は映画、ドラマ、舞台と幅広く活躍し、繊細な役からクセのある役まで演じ分ける実力派として存在感を高めている。

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