川越市は埼玉県の南西部に位置する都市。人口は約35万人(2026年4月現在)で、県内においてさいたま市、川口市に次いで3番目に人口が多い。今回はマイナビニュース会員605人に、埼玉県川越市の好きな駅について質問。その結果をランキング形式で紹介する。

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    埼玉県川越市の「好きな駅」について、マイナビニュース会員にアンケートを実施

江戸時代に川越藩の城下町として栄え、現在は観光業と近郊農業、流通業、商工業が盛んな川越市。江戸時代の面影を残す「蔵造りの町並み」や「時の鐘」など、「小江戸川越」として観光地化しており、名産品のさつまいもや抹茶を使ったスイーツも有名になっている。

都心から約30kmの距離にある首都圏のベッドタウンでもあり、市内を通る3社3路線ともに都心へ直結する列車を運行している。現在、JR東日本の川越線、東武東上線、西武新宿線の3路線に合計10の駅がある。

5位 : 南大塚駅 (4.9%)

南大塚駅は、西武新宿線の終着駅である本川越駅の1駅手前の駅。以前はこの駅で安比奈線が分岐しており、安比奈線を通じて入間川で採取した砂利を輸送していたという。安比奈線は1963年から半世紀以上にわたり休止状態にあったが、2017年に正式な廃線が発表された。

駅の近くに川越狭山工業団地があり、その周囲に住宅地や農園などが広がる。駅前にコンビニエンスストアやスーパーマーケット、ドラッグストアなども出店。工業団地に勤める人、周辺の住宅地に住む人がおもに利用している。南大塚駅を好きな理由として、最も多かったのは「駅周辺エリアのイメージが良い・雰囲気が好きだから」(5人)。次いで「仕事や旅行などで利用したことがある駅だから」(4人)などが同率で並んだ。

ユーザーコメント

  • 「廃線跡を探索できるので楽しい」(男性・48歳)
  • 「単身赴任していた時の最寄り駅で思い入れがある」(男性・52歳)
  • 「仕事で利用した時に町並み、景色がいいなと思いました」(男性・48歳)
  • 「田舎の駅ではあるが、以前住んでいた思い出深い駅だから」(男性・48歳)
  • 「雰囲気が好きだから」(男性・62歳)

4位 : 霞ヶ関駅 (7.4%)

霞ヶ関駅は東武東上線の駅。「東京国際大学前」の副駅名が付けられ、東京国際大学の川越第1キャンパスが駅の北西、川越第2キャンパスが駅の南にそれぞれある。駅周辺は入間川と小野川に挟まれた閑静な住宅地。駅前に大型商業施設はないものの、スーパーマーケットやコンビニエンスストアなどが出店している。

東京メトロの霞ケ関駅と間違われやすいが、埼玉県川越市の駅は小さい「ヶ」の「霞ヶ関」、東京都千代田区の駅は大きい「ケ」の「霞ケ関」で異なる。今回のアンケートでも、好きな駅の理由を聞いた質問で「日本の政治の中心だから」「官公庁の真ん中で使いやすい」といった回答が見られ、東京メトロの駅と混同して票を入れた人も少なくないようだった。

ユーザーコメント

  • 「大学があるので手頃な飲食店もあり住みやすい街です」(男性・64歳)
  • 「手ごろな飲食店も多く、都心へのアクセスもほどほどに良い」(女性・57歳)
  • 「時代をまたいできた趣がある」(女性・54歳)
  • 「牧歌的なイメージがあります」(男性・53歳)
  • 「雰囲気が良いと思います」(男性・55歳)

3位 : 川越市駅 (12.3%)

川越市駅は東武東上線の駅。市の中心部に位置する駅のひとつで、東武東上線から西武新宿線へ乗り換える場合、川越駅より川越市駅のほうが本川越駅に近く、徒歩6分程度で行ける。川越一番街商店街へ行く場合も、川越駅より川越市駅からのほうがやや近い。クレアモール(商店街)も徒歩圏内にあり、買い物する場所には困らない。駅周辺に住宅地も広がる。

東武東上線は池袋駅へ直結するほか、途中の和光市駅から東京メトロ有楽町線・副都心線へ直通しており、都心方面のアクセスが良い。東京メトロ副都心線・東急東横線経由で横浜方面にも行ける。川越市駅発着の列車も多く、都心まで座って行ける確率が高い駅でもある。

川越市駅を好きな理由として、最も多かったのは「駅周辺に観光地があるから」(17人)。次いで「駅周辺エリアのイメージが良い・雰囲気が好きだから」(12人)、「仕事や旅行などで利用したことがある駅だから」(10人)、「駅前の商業施設やレジャー施設などが充実しているから」(10人)となった。

ユーザーコメント

  • 「交通が便利で、駅周辺の商業施設が沢山あり楽しく過ごせる」(男性・85歳)
  • 「川越観光の起点になる便利な駅だから」(男性・65歳)
  • 「小江戸の町がバラエティ豊かで楽しめた」(男性・44歳)
  • 「買い物に便利な商業施設が多いからです」(女性・51歳)
  • 「交通の便がよく美味しいお店が多い」(男性・68歳)
  • 「旅行で行って歴史のある町と感じた」(男性・70歳)

2位 : 本川越駅 (16.3%)

本川越駅は西武新宿線の終着駅。「蔵造りの町並み」や「時の鐘」が見られる川越一番街商店街の最寄り駅で、観光客の利用が多く、「時の鐘と蔵のまち」という副駅名も付けられた。西武新宿線では現在、西武新宿~本川越間で特急「小江戸」を運行中だが、2027年春に新車両「トキイロ」を導入し、有料着席サービスを刷新する予定となっている。

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    本川越駅で発車を待つ「ラビュー」(2019年のイベント取材時に撮影)

駅周辺は川越一番街商店街の他にも、大正浪漫夢通り、菓子屋横丁といった通りがあり、「小江戸蔵里」「川越大師 喜多院」「川越 熊野神社」「川越氷川神社」「川越城本丸御殿」など歴史的建造物も見られる。駅直結の商業施設「西武本川越ペペ」は2026年1月に営業を終了したが、丸広百貨店川越店やクレアモールなどで買い物を楽しめる。

本川越駅を好きな理由として、最も多かったのは「駅周辺に観光地があるから」(19人)。次いで「仕事や旅行などで利用したことがある駅だから」(15人)、「駅前の商業施設やレジャー施設などが充実しているから」(11人)となった。

ユーザーコメント

  • 「レッドアロー号をよく見ることができる、列車にそこまで知識があるわけでは無いが、珍しいデザインの車両で見れると嬉しいです。エスカレーター、エレベーター、多目的トイレの設置が進み、バリアフリー化もできている駅で好ましいと思います。埼玉各地の移動に拠点としたい駅でもある」(男性・36歳)
  • 「小江戸川越の玄関口感がいちばん強い。駅を出て少し歩くだけで蔵造りの街並み、時の鐘。『あ、川越来たな~』って一瞬で気分が切り替わる」(女性・47歳)
  • 「下町の雰囲気が色濃くて風情がよいと思うから」(男性・39歳)
  • 「駅から川越の人気スポットに行きやすくて、菓子屋横丁や時の鐘や川魚料理やサツマイモを使かったスイーツやかき氷屋などが集中しているから」(男性・49歳)
  • 「新宿からのアクセスが良く利用しやすいので」(男性・63歳)

1位 : 川越駅 (47.3%)

川越駅はJR川越線と東武東上線が接続する駅。川越線の大宮方面は埼京線と一体化した運行体系となっており、川越駅発着で新宿駅や渋谷駅へ乗換えなしで行ける。りんかい線(新木場方面)へ直通する列車も多い。川越線の高麗川方面は八高線と一体化した運行体系で、八王子駅まで乗換えなしで行ける。東武東上線は川越駅から池袋駅まで直線的に結び、途中の和光市駅から東京メトロ有楽町線・副都心線にも乗り入れるなど、都心方面の利便性が高い。

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    川越市の「好きな駅」1位は川越駅(提供 : 写真AC)

駅前には大型商業施設の「エキア川越」「ルミネ川越店」「アトレ川越」「アトレマルヒロ」「ウニクス川越」、行政サービスやホテルなども入っている複合商業施設「U_PLACE」、クレアモールなどがある。なお、古い街並みが残る川越一番街商店街へ行く場合、本川越駅や川越市駅からのほうが近い。川越駅からだと徒歩で約25分かかる。

川越駅を好きな理由として、最も多かったのは「交通の便が良く、乗換えが便利な駅だから」(55人)。次いで「駅周辺に観光地があるから」(49人)、「駅前の商業施設やレジャー施設などが充実しているから」(47人)となった。

ユーザーコメント

  • 「川越に住んでいた時は歩いて楽しめるところがいっぱいだった。きれいになったし古い街並みも残っていて素敵な街」(女性・55歳)
  • 「やはり東武鉄道とJR東日本川越線が交わる駅だからです」(男性・50歳)
  • 「アトレやルミネなど商業施設が充実しており買い物に困らないのがよいと思います」(男性・55歳)
  • 「交通の便がよく、乗り換えも便利」(男性・54歳)
  • 「外観含めて雰囲気あって好きな駅です」(男性・44歳)

その他 (6位以降)

6位以降は新河岸駅(3.4%)、西川越駅(2.3%)、的場駅(2.3%)、南古谷駅(2.3%)、笠幡駅(1.4%)と続いた。各駅に対して、新河岸駅は「新河岸駅は今は近代的なデザインの駅になりましたが、10年くらい前は改札が1カ所しかない趣のある駅舎が魅力的でした」、西川越駅は「駅前の雰囲気が良かったから」、的場駅は「友人が住んでいて何回か行ったことがあるから思い出に残っている」、南古谷駅は「川越車両センターのイベントが楽しかった思い出があるから」、笠幡駅は「いい感じの雰囲気があるからです」といったコメントが寄せられた。

埼玉県川越市「好きな駅」ランキング

  • 1位 : 川越駅 [JR川越線、東武東上線](47.3%)
  • 2位 : 本川越駅 [西武新宿線](16.3%)
  • 3位 : 川越市駅 [東武東上線](12.3%)
  • 4位 : 霞ヶ関駅 [東武東上線](7.4%)
  • 5位 : 南大塚駅 [西武新宿線](4.9%)
  • 6位 : 新河岸駅 [東武東上線](3.4%)
  • 7位 : 西川越駅 [JR川越線](2.3%)
  • 7位 : 的場駅 [JR川越線](2.3%)
  • 7位 : 南古谷駅 [JR川越線](2.3%)
  • 10位 : 笠幡駅 [JR川越線](1.4%)

川越市は川越駅や本川越駅など、市の中心部に主要駅が複数集まる都市でもある。役割の異なる駅が並ぶ中、今回のアンケートでは川越駅が全体の約半数を占め、交通の要衝としての強さが際立った。一方、本川越駅と川越市駅は比較的僅差に。観光地への近さなど、駅ごとの個性が票の分散につながったといえるかもしれない。

  • 調査時期 : 2026年2月4日
  • 調査対象 : マイナビニュース会員
  • 調査数 : 男女合計605人
  • 調査方法 : インターネットログイン式アンケート