京福電気鉄道は25日、京都府警察と連携し、嵐電が走行する広隆寺前の太秦交差点に路面電車専用信号を新設すると発表した。嵐電の嵐山行(嵐山本線)は太秦広隆寺駅を発車した後、併用軌道(道路上などに敷設した軌道)となって太秦交差点を通過している。

  • 太秦交差点付近を走る嵐電の電車

    太秦交差点付近を走る嵐電の電車

太秦交差点は京都市右京区太秦蜂岡町に位置し、広隆寺(仁王門)前を嵐電が走る風景で知られる。ここへ路面電車専用信号(黄色の矢印信号)を東西方向に新設するとともに、太秦交差点の南北を通る道路についても、青色の信号表示を北行き・南行きで個別に表示する方式へ変更。「交差する交通流をわける信号制御を導入する安全対策を実施」するという。

これにより、路面電車および自動車等が交差点を通行する際の安全性向上と、交通事故の防止を図るとのこと。3月27日から新たな信号制御の運用を開始する予定となっている。

  • 太秦交差点を東から西に向いて撮影した写真。右側が広隆寺と三条通。 赤色丸印の箇所に路面電車専用信号を設置した

    太秦交差点を東から西に向いて撮影した写真。右側が広隆寺と三条通。 赤色丸印の箇所に路面電車専用信号を設置した

なお、路面電車専用信号は嵐電の西大路三条交差点と嵐電天神川駅東西の三条通にも設置しているという。他にも電車接近表示器や専用軌道への誤進入防止の反射板を設置するなど、併用軌道の安全対策に取り組んでいる。2025年には、葛野大路三条交差点の電車接近表示器をLED化し、ドライバーにとって視認性の高い場所に移設するなどの改善も行った。