
昨季はセ・リーグ3位に終わり、2年ぶりのリーグ優勝を目指す読売ジャイアンツ。V奪回へ向けては、昨季不振に終わった選手の復活が不可欠だ。25歳の若きエースは、今季の復活が期待される一人だ。[1/6ページ]
若きエースの復活なるか
戸郷翔征
[caption id="attachment_245669" align="alignnone" width="530"] 読売ジャイアンツの戸郷翔征(写真:産経新聞社)[/caption]
・投打:右投右打
・年齢:25歳
・経歴:聖心ウルスラ学園高
・ドラフト:2018年ドラフト6位
・昨季の一軍成績:21試合登板、8勝9敗、防御率4.14
昨季はプロ入り後初めて、シーズン負け越しを喫した戸郷翔征。今季にかける思いは人一倍強いはずだ。
高卒1年目で一軍デビューを果たし、2020年には9勝を挙げてブレイク。瞬く間に先発陣の一角に定着した。
2022年には初の2桁勝利となる12勝をマーク。同年の最多奪三振(154奪三振)のタイトルを獲得すると、続く2023年はワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の日本代表に選出され、世界一に貢献する働きを見せた。
さらに2024年はノーヒットノーランの偉業を達成し、3年連続の2桁勝利をクリア。球界を代表するエースへと上り詰めた戸郷だったが、昨季はまさかの不振に陥り、8勝9敗、防御率4.14と不振に喘いだ
実績は申し分ないが、信頼を取り戻すためには、首脳陣へのアピールが求められる1年になるだろう。今季の戸郷の投球に注目が集まる。
昨季はセ・リーグ3位に終わり、2年ぶりのリーグ優勝を目指す読売ジャイアンツ。V奪回へ向けては、昨季不振に終わった選手の復活が不可欠だ。巨人のリリーフに欠かせない「左キラー」も、今季は復活を期すシーズンとなる。[2/6ページ]
左キラーの現在地
高梨雄平
[caption id="attachment_242043" align="alignnone" width="530"] 読売ジャイアンツの高梨雄平(写真:産経新聞社)[/caption]
・投打:左投左打
・年齢:33歳
・経歴:川越東高 - 早稲田大 - JX-ENEOS
・ドラフト:2016年ドラフト9位
・昨季の一軍成績:21試合登板、0勝1敗5ホールド、防御率3.60
リリーフでフル回転の活躍を見せていた高梨雄平も、昨季は本来の投球ができなかった1人だ。
ドラフト9位で東北楽天ゴールデンイーグルスに入団した高梨は、プロ1年目から46試合に登板し、防御率1.03という驚異的な数字を叩き出した。さらに翌2018年は70試合登板と、ブルペンを支える投手となった。
そんな中、2020年のシーズン途中にトレードで読売ジャイアンツに移籍。移籍初年度は44試合に登板し、防御率1.93を記録した。
ワンポイントでの登板もありながら、毎年のように登板数を重ねた高梨。2021年から2024年まで、4年連続で50試合以上に登板した。
ただ、勤続疲労が影響したのか、昨季は精彩を欠く投球が見られた。登板数も21に終わり、楽天時代を含めて最少の数字に終わった。
「左キラー」としての役割を担うだけに、高梨の復活にかかる期待は大きなものがある。
昨季はセ・リーグ3位に終わり、2年ぶりのリーグ優勝を目指す読売ジャイアンツ。V奪回へ向けては、昨季不振に終わった選手の復活が不可欠だ。今季から巨人でプレーする元首位打者も、復活が期待される一人だ。[3/6ページ]
首位打者の再起なるか
松本剛
[caption id="attachment_255707" align="alignnone" width="530"] 読売ジャイアンツの松本剛(写真:産経新聞社)[/caption]
・投打:右投右打
・年齢:32歳
・経歴:帝京高
・ドラフト:2011年ドラフト2位
・昨季の一軍成績:66試合出場、打率.188、7打点、3盗塁
プロ15年目、新天地での躍動が期待される松本剛も、復活が期待される1人である。
北海道日本ハムファイターズに入団後、しばらくはレギュラー定着に至らず。それでもプロ6年目の2017年に、115試合の出場で打率.274のパフォーマンスを見せ、飛躍の兆しを見せていた。
その後は再び苦しい時期も過ごしつつ、2022年に大ブレイク。打率.347と驚異的な成績で、自身初のタイトルとなる首位打者を獲得。日本ハムの右打者としては球団史上初の快挙でもあった。
しかし、2023年も一定の成績を残したが、ここ2年間は深刻な打撃不振に苦しんでいる。中でも昨季は打率.188と苦しい数字に終わり、若手に出場機会を奪われていた。
そして昨オフ、FA権を行使して読売ジャイアンツへの移籍を決めた松本。本来の持ち味を発揮できれば、リーグ優勝と日本一を目指すチームにとって、これ以上ない起爆剤となるはずだ。
昨季はセ・リーグ3位に終わり、2年ぶりのリーグ優勝を目指す読売ジャイアンツ。V奪回へ向けては、昨季不振に終わった選手の復活が不可欠だ。2020年ドラ1右腕が復活するか否かも、チームに大きな影響を与えそうだ。[4/6ページ]
ドラ1右腕の正念場
平内龍太
[caption id="attachment_223198" align="alignnone" width="530"] 読売ジャイアンツの平内龍太(写真:産経新聞社)[/caption]
・投打:右投右打
・年齢:27歳
・経歴:神戸国際大付高 - 亜細亜大
・ドラフト:2020年ドラフト1位
・昨季の一軍成績:12試合登板、1勝1敗1ホールド、防御率5.74
ドラフト1位で入団したものの、完全定着に至っていない選手が平内龍太である。
大学4年秋のリーグ戦で見事な活躍を見せ、亜細亜大からドラフト1位で読売ジャイアンツに入団。プロ1年目は一軍の壁にぶつかったが、ファームでは38試合登板で防御率3.13と及第点の成績を残していた。
プロ2年目は一軍登板を大幅に増やし、53試合に登板。しかし、同年オフに右肘のクリーニング手術を受け、育成契約からの再出発を余儀なくされた。
それでも、2023年5月14日に支配下復帰を果たし、翌2024年には31試合の登板で防御率2.16をマーク。完全復活かと思われた。
しかし、昨季は一軍登板が12試合に終わり、防御率も5.74と不安定感が拭えなかった。
昨季のシーズン終盤にはアンダースローでの投球を見せるなど、復活に向けて試行錯誤を重ねている。力強いストレートを武器に、頼もしいリリーバーとして復活できるだろうか。
昨季はセ・リーグ3位に終わり、2年ぶりのリーグ優勝を目指す読売ジャイアンツ。V奪回へ向けては、昨季不振に終わった選手の復活が不可欠だ。ベテランの域に差し掛かっている“打てる捕手”は、今季に復活を果たしたいところだ。[5/6ページ]
打てる捕手の逆襲なるか
大城卓三
[caption id="attachment_243216" align="alignnone" width="530"] 読売ジャイアンツの大城卓三(写真:産経新聞社)[/caption]
・投打:右投左打
・年齢:33歳
・経歴:東海大相模高 - 東海大 - NTT西日本
・ドラフト:2017年ドラフト3位
・昨季の一軍成績:56試合出場、打率.187、3本塁打、10打点
強打が持ち味の大城卓三は、スタメンを奪い返さなければならない立場だ。
NTT西日本から読売ジャイアンツに入団し、プロ1年目は83試合に出場。2019年には109試合に出場するなど、早くから一軍戦力として貢献してきた。
そして2023年は134試合に出場し、自身初となる規定打席に到達。打率.281、16本塁打、55打点と打撃3部門すべてでキャリアハイの成績をマークした。巨人の正捕手として、さらには球界を代表する「打てる捕手」として、確固たる地位を築いたかに思われた。
しかし、捕手は岸田行倫や甲斐拓也などライバルが多く、2024年は一塁手としての起用も増加。同年は96試合の出場にとどまり、わずか3本塁打に終わった。
さらに昨季は代打起用も増えた結果、56試合の出場で打率.187と苦しいシーズンを過ごした。置かれた立場は苦しいと言える。
昨季はセ・リーグ3位に終わり、2年ぶりのリーグ優勝を目指す読売ジャイアンツ。V奪回へ向けては、昨季不振に終わった選手の復活が不可欠だ。昨季に大きく成績を落とした元ソフトバンク右腕も、今季の巻き返しが期待される。[6/6ページ]
再起を懸ける元ソフトバンク右腕
泉圭輔
[caption id="attachment_217178" align="alignnone" width="530"] 読売ジャイアンツの泉圭輔(写真:産経新聞社)[/caption]
・投打:右投右打
・年齢:29歳
・経歴:金沢西高 - 金沢星稜大
・ドラフト:2018年ドラフト6位
・昨季の一軍成績:10試合登板、0勝0敗、防御率5.84
読売ジャイアンツ1年目は好成績を残しただけに、復活を期待されるのが泉圭輔である。
福岡ソフトバンクホークスに入団した泉は、プロ2年目にブレイク。中継ぎとして一軍に定着すると、40試合登板で防御率2.08という好成績をマークし、チームの日本一に大きく貢献した。
だが、その後は登板機会を年々減らす形になり、2023年に至ってはキャリア最少の3試合登板。同年オフにトレードで巨人に移籍となった。
移籍1年目には35試合に登板し、防御率1.93という安定感抜群の投球を披露。緊迫した場面での登板もこなし、好調な投球で巨人のブルペンを支えた。
しかし、昨季は再び苦しい1年を過ごし、10試合登板で防御率5.84と本来の投球ができなかった。
先発に挑戦する今季、新たな役割で自身の存在価値を発揮できれば、巨人の優勝も見えてくるだろう。
【了】