「不確かなこと言ったらあかんけど…」当時の率直な思いを吐露したのは、お笑い芸人の藤井隆。桂文枝からABCテレビ・テレビ朝日系トークバラエティ番組『新婚さんいらっしゃい!』のMCを引き継いだ際、彼は様々な葛藤と向き合っていた――。

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藤井隆、MC交代に驚き「番組は終わるものだと思っていた」

YouTubeチャンネル『鬼越トマホーク喧嘩チャンネル』で、9日に公開された「【ナンダカンダ】会社員からなんとなく吉本新喜劇へ...藤井隆が語る知られざる半生【鬼越トマホーク】」に出演した藤井。MC就任の打診を受けた際の感想を「確かめてないから不確かなこと言ったらあかんけど」と前置きしながら、「自分の肌感覚でいうと、どなたかにきっと断られて、お話いただいてるのかなって気はしてて。でも、『あ、そうなんや』と思った」と述べた。

MCが交代することにも驚きがあったといい、「MCが変わるシステムはやっぱりちょっと不思議で。番組は終わるものだと思っていた」と告白。そのうえで、「あの番組の主役は来ていただく新婚さん。だからこそ、司会者を変えてでも、続けようという決断をなさった放送局が僕はすごいなって」と、番組の継続を決めたテレビ局への思いを述べた。

また、前任の文枝が50年以上にわたってMCを務めたことから、「(次のMCは)誰がやるんだろうっていうのはきっと言われると思ったし、注目されてしまうのかなと思った」としつつ、「僕の場合、気が強いっていうか、なんか変なところ腹をくくってる。プレッシャーは感じようと思ったらいくらでも感じれるんだけど、文枝師匠と同じようにするなんて無理じゃん」と心境を吐露。「お話してくれる新婚さんがいてくださるならば、僕でよければ(井上)咲楽ちゃんと一緒に力を合わせて、スタッフの人がいいならやりますよって腹をくくってた」と明かした。

しかし、改めて責任の大きさを実感した出来事もあったという。当時、舞台で共演していた俳優・仲村トオルから声をかけられたことを振り返り、「ちょうど発表になったときに、仲村トオルさんと舞台でご一緒してて。トオルさんはすごい優しい方で、『藤井くん、すごいことやるね。過去50年続いた番組の司会を引き継ぐことってないよね。頑張ってね』って言ってくれたの」と紹介。「そこでほんまに冷や汗出たというか。『たしかに!』って背筋がピンと伸びた」と回顧した。

そして現在の心境について、「本当に出たいんだと思ってくださる方が来てくださってるから、その思いに応えるために咲楽ちゃんとスタッフの皆さんとやるしかないと、必死でやってる」と語り、覚悟をにじませていた。

【編集部MEMO】
『新婚さんいらっしゃい!』は1971年1月から放送されている、ABCテレビ・テレビ朝日系のトークバラエティ番組。番組スタート時からMCを務めた落語家の桂文枝は、2015年に「同一司会者によるトーク番組の最長放送」としてギネス世界記録に認定された。文枝は2022年3月をもって、51年続けた番組MCから卒業。同年4月からは藤井隆、井上咲楽がMCを務めている。