春めいてくると、胃袋も少し冒険したくなる。「腹が減っては春も来ぬ」というやつだろうか(そんな諺はない)。

それはさておき、あの「かっぱ寿司」が3月12日から春の新メニューを一気に投入するらしい。いや〜、いいタイミングじゃないか。そうとくれば、確かめるしかないっしょ。食は一期一会。食べたいときが、食べどきだ。

今回は新メニューの中でも特に気になる6品を実食! 春の皿はどんな表情をしているのか、ガッツリと腹を空かせて……いざ!

「かっぱ寿司」春の新作メニューを食べてみた!

「いくら甘えびマヨ かっぱ軍艦」

まずは「いくら甘えびマヨ かっぱ軍艦」(二貫290円~)からいってみよう。運ばれてきた瞬間、そのビジュアルの華やかさに目を奪われる。ピンクのトーンが春っぽいし、このキラキラ感たるや……! そして、さすがかっぱ寿司だ。海苔の軍艦ではなく、“かっぱ”の軍艦である。

宝石のようないくらと甘えび、そしてマヨネーズ……初めて口にする組み合わせだが、その味わいやいかに。さっそく食べてみると……

うっ、ウッッッッマ!!!!!! これ、すごいわ! ウマァ〜ッ!!!! 最初にいくらが口の中でプチプチと弾けたかと思えば、直後に甘えびの濃密な甘みがトロリと広がる。そこにコクのあるマヨネーズが合流し、最後にきゅうりのシャキシャキ感がすべてをさっぱりまとめてくれる。

きゅうりの軍艦、いいぞ……。なんて爽やかなやつだ。きゅうりも単なる飾りじゃなく、しっかり主役級の仕事をしている。濃厚なネタが乗っているからこそ、その爽快感が活きている。こんなん、いくらでも食べられる気がするぞ……(いくらだけに)。

「3種のバジル塩レモン食べ比べ」

続いて「3種のバジル塩レモン食べ比べ」(三貫260円~)。「生ハム」「サーモン」「生えび」の三位一体で、テーブルに運ばれてきた瞬間からバジルの芳醇な香りがほのかに漂う。

まずはサーモン。脂の乗ったサーモンに、レモンの軽やかな酸味とバジルの風味が加わって、これまためちゃくちゃ爽やか! 生えびはぷりっぷりの身にバジルが絡み、えびの甘みがより一層際立っている。どっちもうめぇ……。

生ハムはほどよい塩気とバジルが相性抜群。これはワインが欲しくなるやつだ。白ワインなら酢飯の酸味にも合うに違いない。「お寿司にバジル?」と思う人もいるかもしれないが、これはぜひ一回食べてみてほしい。バジルの香りがネタの旨みを引き立てる、このイタリアン感は普通にクセになる!

「3種のまぐろ食べ比べ」

「3種のまぐろ食べ比べ」(三貫160円~)も外せないっしょ〜。赤身、びん長まぐろ、ねぎとろという人気のまぐろ系メニューを1貫ずつ味わえるという、ひとり飯のときにも嬉しい一皿だ。

赤身はまぐろ本来の鉄分を感じる旨味で、間違いのないウマさ! びん長まぐろはしっとりと柔らかく、口の中でとろけるような質感。ともにかっぱ寿司の人気メニューTOP10に入っているだけあって、確かなクオリティである。

そしてねぎとろ。このとろとろとした食感がたまらんっ! 大人から子どもまで全員が好きなやつだ。刻みネギもいいアクセントになって、キリッと味を引き締めている。

一皿でまぐろのいろんな表情を楽しめることこそ、この食べ比べセットの醍醐味。奇をてらわず、絶対的な安心感を誇る。これは恒久的なメニュー化を希望したいッ!

「季節の天ぷら盛り合わせ~天つゆ付き~」

ここらで温かいものもいただきますか。「季節の天ぷら盛り合わせ~天つゆ付き~」(490円~)、いってみましょう。

大えび天、玉子天、アスパラ天、そして活〆真鯛天が2枚。なんと贅沢なことか。これで500円を切るとか、もはや意味がわからん。しかも、かっぱ寿司の天ぷらは注文が入ってから揚げているから、いつもアツアツのサクサクなんだとか。

まずはアスパラ天。噛んだ瞬間、春の香りが鼻を抜けていく。甘くて瑞々しい。アスパラガスのシャクシャク食感と衣のサクサク食感のコントラストも最高だ。

大えび天は期待を裏切らないぷりぷり感で食べ応え抜群! やっぱり天ぷらにおいて、えび欠かせないよな〜。驚いたのが「玉子天」。お寿司の玉子を揚げるなんて……と思ったが、外はカリッ、中はふんわり甘くて、これが意外なほど旨い。

そしてメインの活〆真鯛天。上品な鯛の身がホクホクで旨味も凝縮されている。天つゆとの相性も完璧だ。このボリュームで500円以下というのは、ちょっとサービスしすぎじゃないか……?

「贅沢 炙り真鯛とあおさの茶碗蒸し」

さらに春の味覚を追いかけよう。「贅沢 炙り真鯛とあおさの茶碗蒸し」(430円~)。あおさの緑が鮮やかで、その上に香ばしく炙られた真鯛が鎮座。このビジュアル、ズルいって。めちゃくちゃウマそうやんけ……!

スプーンですくって一口食べてみると、出汁が濃厚〜ッ! 店内で一つずつ丁寧に蒸し上げているというだけあって、口当たりも驚くほどなめらかだ。炙った真鯛の旨みがだしに溶け出し、あおさの香りと調和して五臓六腑にじんわりと染み渡る。しかも、えびや鶏肉まで入ってたからね。見た目も味わいもめっちゃ贅沢。満足度が高すぎる一品だ。

「いちご練乳の杏仁豆腐」

締めは「いちご練乳の杏仁豆腐」(330円~)。かっぱ寿司のスイーツブランド「ごちCAFE」の新作だ。真っ白な杏仁豆腐の上に、真っ赤ないちごソース。紅白のコントラストが美しい……。

実際に食べてみると、杏仁豆腐はとろけるようななめらか食感で、練乳のやさしい甘さが広がる。そこにいちごのフレッシュな酸味と果肉感が加わって、後味は驚くほどスッキリ! お寿司をたっぷり食べた後でも、これならペロリといけてしまう。ホント、舌溶けが素晴らしい!

3月12日からスタートする、春の新メニュー群。春の訪れを舌で感じに、ぜひお近くのかっぱ寿司へ足を運んでみてはいかがだろうか。個人的には、「いくら甘えびマヨ かっぱ軍艦」と「贅沢 炙り真鯛とあおさの茶碗蒸し」を特に推したい。ぜひぜひご堪能あれ。