LIFULLが運営する不動産・住宅情報サービス「LIFULL HOME'S(ライフルホームズ)」は2026年3月5日、首都圏の「買って住みたい街」について、マンションのみを集計した「2026年 LIFULL HOME'S みんなが探した! 買って住みたい街ランキング(首都圏版・マンション購入編)」の結果を発表した。同調査は2025年1月1日~12月31日の期間で、東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県エリアを対象にLIFULL HOME'Sに掲載された新築・中古マンションへの問合せ数を駅別に集計したもの。
1位は「田町」、2位は「不動前」がランクイン
同ランキングは今回、初めての発表となる。「不動前」と僅差で「田町」が1位にランクイン。
田町周辺では、JR線各線の車両基地だった田町車両センターの跡地約10万㎡が大規模再開発の対象となり、約40年ぶりのJR山手線新駅「高輪ゲートウェイ」の開業およびタワーオフィス・タワーマンションが続々と建設・分譲されている。
同社は、特にマンションに関しては、物理的に最寄りとなる「高輪ゲートウェイ」よりも生活利便施設の多い「田町」に紐づけるケースが多いため、問合せ数が集まったと考察している。
2位の「不動前」や3位の「品川」はいずれも駅周辺でのマンション開発プロジェクトが話題となって、新築マンションに対する問合せ数が急増したことにより、トップ3にランクインしたとのこと。
「湯河原」「熱海」など、セカンドハウスやリタイア組の需要が増加
4位の「後楽園」も100戸に満たない小規模マンションながら8プロジェクトが2025年中に竣工しており、トータルでの問合せ数が増加した結果のランキング入りに。
また、総合ランキングで1位に輝いた5位の「湯河原」は、リゾートタイプの比較的小規模な分譲マンションが近年コンスタントに分譲され、都心周辺のマンション価格が高騰するに連れて問合せ数が増加したという極めて異例な経緯でランクインしている。
「湯河原」は、古くからの温泉リゾート地であり、これまで都心&横浜方面に通勤・通学する前提でマンション購入する想定しにくいエリアだった。しかし、最近は築年を経たリゾートマンションを安価に購入してリフォームして居住するスタイルが、セカンドハウスやリタイア組の需要に加えて現役世代でも定着しつつあり、「湯河原」や静岡県の「熱海」「沼津」などでも同様のニーズが増えている。
これらの結果を受けて、同社は"買って住みたいマンションがある街"は、基本的には話題性のある新築マンションの分譲によって誘発されランキングが形成される一方で、現在の社会現象とも言える"居住エリアの郊外化"がランキングにも反映されているとしている。


