星野リゾートが展開するリゾートホテルブランド「リゾナーレ」が、2026年度に開催予定の取り組みを紹介している。

  • 牛の個性と習性を学ぶ「モーモー学校」(リゾナーレトマム)

    牛の個性と習性を学ぶ「モーモー学校」(リゾナーレトマム)

リゾナーレのブランドコンセプトは「PLAY HARD」。大人も子どもも夢中になってリゾートを楽しみ尽くしてほしい、という想いが込められている。同施設では、地域の風景を活かした斬新な空間デザインと、知的好奇心をくすぐるアクティビティを備え、四季折々のイベントや食体験などを通じて、想像を超える記憶に残る滞在の提供を目指している。

同リゾートが大切にしているのは、旅を通じて子どもの感性・知性・社会性を育む「旅育」という考え方。単に楽しむだけでなく、旅先で「なぜ?」を共に考えたり、本物に直接触れたりする体験を通じて、好奇心や探求心、豊かな感性といった子どもの生きる力を育む多彩なコンテンツを用意している。

「自然・環境」を活かした体験

星野リゾート式スキーレッスン「雪ッズ」

  • (左)安心してスキーデビューできる雪ッズ専用エリア(八ヶ岳)/(右)スキー場での実践レッスン(トマム)

    (左)安心してスキーデビューできる雪ッズ専用エリア(八ヶ岳)/(右)スキー場での実践レッスン(トマム)

「雪ッズ 」は、子どもが雪と触れ合う楽しさを感じながら、着実にスキーが上達する仕組みを取り入れた星野リゾート独自のスキーレッスン。これまで培ってきた指導ノウハウに加え、日本体育大学の竹腰誠教授と共同で、スポーツ科学に基づいた「新メソッド」を開発。「リゾナーレ八ヶ岳」(山梨県北杜市)と「リゾナーレトマム」(北海道勇払郡)には雪ッズ専用エリアを完備しており、スキーが初めての子どもも、安全かつ気軽にスキーデビューを楽しめる。

花火の構造を学ぶ「花火の学校」

  • (左)炎色反応実験のイメージ/(右)手持ち花火イメージ

    (左)炎色反応実験のイメージ/(右)手持ち花火イメージ

「リゾナーレ熱海」が位置する静岡県熱海市は、70年以上の歴史を誇り、年間を通して開催される「熱海海上花火大会」が名物。この地域文化を背景に、同施設では花火の構造を学ぶ「花火の学校」を開催している。プログラムでは、手持ち花火の発色原理である「炎色反応」の実験を行い、色の変化を間近で観察。仕組みを理解した上で花火の輝きを鑑賞することは、子どもたちの新たな発見や自発的な問いを生み出すきっかけとなる。

お米の学校とファーマーズレッスン

  • (左)田植え、除草体験/(右)ファーマーズレッスン(定植イメージ)

    (左)田植え、除草体験/(右)ファーマーズレッスン(定植イメージ)

「リゾナーレ那須」(栃木県那須郡)は、「アグリツーリズモリゾート」をコンセプトに、農体験を通して自然を学ぶ機会を提供している。施設内の田んぼでは、種まきから田植え、稲刈り、そして羽釜で炊いて食べるまで、お米の一生を体験する「お米の学校」を年間通じて開催。また、その日の農作業を担う「ファーマーズレッスン」では、野菜やハーブの種まき、耕うん、収穫などを通じて、作物の循環を肌で感じることができる。これらの体験は、作物が育つ過程や食べ物の大切さを深く知る、貴重な「食育」の機会となる。

「生き物と生態系」を学ぶ体験

牛の個性と習性を学ぶ「モーモー学校」

  • (左)個体別牛乳の飲み比べ/(右)牛追い体験

    (左)個体別牛乳の飲み比べ/(右)牛追い体験

リゾナーレトマムの「モーモー学校」は、約100ヘクタールの広大な「ファームエリア」で、牛の個性や習性に加え、種類による牛乳の味の違いなどを学べるアクティビティ。ここでは、個体ごとに味の特徴が異なる「トマム牛乳」の飲み比べを体験したり、愛情を込めて牛の世話をしているガイドとともに牛追いを行ったりする。広大な自然に囲まれ、朝の爽やかな風を感じながら、牛や牛乳について深く知ることができる。

馬の生態や特性を学ぶ「馬の学校」

  • (左)馬についての事前学習/(右)乗馬体験

    (左)馬についての事前学習/(右)乗馬体験

八ヶ岳エリアは、多くの乗馬クラブが集まる「馬のまち」として知られている。リゾナーレ八ヶ岳で開催する「馬の学校」は、馬の特性や道具の知識を予習してから実際のふれあいに進む、学びを深めるプログラム。馬場では、学んだ知識を活かして餌やりやブラッシングを行い、最後は乗馬にも挑戦。事前学習があるからこそ、馬とのふれあいが単なる体験で終わらず、命への理解や思いやりの心を育む貴重な一歩となる。

フグの特性を学ぶ「海響館講座」

  • (左)海響館講座イメージ/(右)画像提供:下関市立しものせき水族館「海響館」

    (左)海響館講座イメージ/(右)画像提供:下関市立しものせき水族館「海響館」

下関は、古くからフグの集積地として知られる「フグの聖地」。「リゾナーレ下関」(山口県下関市)では、この地にちなみ、フグの展示種類数世界一の水族館「海響館」が監修した、「海響館講座」を毎日開催している。フグが膨らむ仕組みや、毒を持つ部位など、その生態の秘密をクイズ形式で楽しく学べる。不思議に満ちた海の命を深く知ることができる。

海中の生態系を学ぶ「海の学校」

  • (左)海について学ぶワークシート/(右)ビーチでの体験(イメージ)

    (左)海について学ぶワークシート/(右)ビーチでの体験(イメージ)

「リゾナーレ小浜島」(沖縄県八重山郡)で開催する「海の学校」は、国内最大の珊瑚礁が広がる海を舞台に、海中の生態系や生き物の生活サイクルを学ぶことで、美しい海を守るために何ができるかを自発的に考えるプログラム。海に関する知識を深めた後、実際に珊瑚や貝殻に触れ、色鮮やかな珊瑚礁に生息する生き物たちを観察。自分たちの目で見て、その価値を実感した上で環境を守る方法について深く考える体験は、子どもたちの知的好奇心と環境を慈しむ心を育む。

「文化と表現」に触れる体験

海峡にまつわる知識を得られる「はじめての関門海峡」

  • (左)はじめての関門海峡/(右)関門海峡を通る船舶

    (左)はじめての関門海峡/(右)関門海峡を通る船舶

日本三大急潮流の1つである「関門海峡」を目の前に望むリゾナーレ下関では、「海峡」をテーマにしたアクティビティを用意している。関門海峡は、海の幅が狭く流れが速いことから、一日に大小約500隻もの船が行き交う航路の難所として有名。本プログラムでは、実際に船に乗って海峡を移動しながら、潮流の速さや船の交通ルールを学ぶ。景色を楽しみながら、狭い航路を多くの船が安全に進む仕組みを知ることができる。

グアムの文化を体験する「グプット・カントン・タシ」

  • (左)ゲームイメージ/(右)ココナッツ削り

    (左)ゲームイメージ/(右)ココナッツ削り

「リゾナーレグアム」では、グアム独自の文化やチャモロ料理を楽しめる「海辺のパーティー」を開催している。伝統的な料理のテイスティングや、地元のスタッフと一緒に楽しむダンス、ゲーム、クラフト体験などを通じ、チャモロの文化やおもてなしの心、英語に親しむことができる。異なる言語や文化に触れ、現地の人と直接交流する経験は、子どもにとって広い世界を知る貴重な機会となる。

創造力を刺激する日本最大級のアトリエ

  • (左)日本最大級(約470㎡)のアトリエ/(右)アトリエスタと子どもだけで取り組む「プロジェクト」活動

    (左)日本最大級(約470㎡)のアトリエ/(右)アトリエスタと子どもだけで取り組む「プロジェクト」活動

「リゾナーレ大阪」(大阪府大阪市)のアトリエでは、イタリア発の教育アプローチ「レッジョ・エミリア・アプローチ」を取り入れている。探究のパートナーである「アトリエリスタ」とともに、好奇心のままに夢中になれる環境を用意した。大阪湾を一望できるホテルの最上階にあるアトリエには、おもちゃではなく、本物の素材にこだわった「マテリアル」を揃えている。決まった遊び方はなく、自ら見て、触れて、考えて、全身で体感することで、自分の「好き」を見つけ、自分ならではの表現を深めていくことができる。