
高卒ドラフト1位として大きな期待を集めたが、打撃不振と故障に苦しみ停滞。2026年もキャンプ序盤から離脱を強いられ、立場はさらに厳しさを増している。[1/6ページ]
高卒ドラ1への試練
浅野翔吾
[caption id="attachment_205847" align="aligncenter" width="530"] 読売ジャイアンツの浅野翔吾(写真:産経新聞社)[/caption]
・投打:右投右打
・身長/体重:171cm/86kg
・生年月日:2004年11月24日(21歳)
・経歴:高松商
・ドラフト:2022年ドラフト1位(巨人)
・2025年成績:29試合出場、打率.187(75打数14安打)、2本塁打、8打点
高卒3年目の2025年は打撃不振や故障に苦しみ、不本意なシーズンを過ごした浅野翔吾。2026年は巻き返しが期待されたが、早々に戦線離脱を強いられた。
高松商では1年時からレギュラーに定着すると、3年夏の甲子園では打率.700(10打数7安打)、3本塁打をマーク。
高校通算68本塁打を誇る強打者として注目を集め、2022年ドラフト1位で読売ジャイアンツに入団した。
高卒1年目から一軍デビューを飾り、プロ初本塁打を記録。翌2024年には40試合に出場し、打率.240、3本塁打、18打点と確かな成長を示した。
しかし、2025年は開幕から打撃不振に陥り、4月下旬には三軍降格を経験。その後に一軍へ昇格し、29試合に出場したが、打率.187と振るわず。
ファームでも46試合の出場で打率.205、2本塁打、19打点と低調な結果に終わった。
高卒4年目の2026年は、春季キャンプ二軍スタート。さらには右ふくらはぎの肉離れによって痛恨の離脱を強いられるなど、徐々に厳しい状況へ置かれつつある。
即戦力左腕としてドラフト2位入団も、一軍定着には至らず育成契約も経験。ようやく一軍デビューを果たしたが、登板機会は限られたままで2026年は正念場となる。[2/6ページ]
即戦力サウスポーの現在地
山田龍聖
[caption id="attachment_179462" align="aligncenter" width="530"] 読売ジャイアンツの山田龍聖(写真:産経新聞社)[/caption]
・投打:左投左打
・身長/体重:183cm/82kg
・生年月日:2000年9月7日(25歳)
・経歴:高岡商 - JR東日本
・ドラフト:2021年ドラフト2位(巨人)
・2025年成績:2試合登板(4回)、0勝0敗、1奪三振、防御率4.50
2025年はプロ4年目にして、待望の一軍デビューを飾った山田龍聖。しかしながら、一軍定着には至らず、依然として厳しい立場に置かれている。
高岡商時代には、高校日本代表にも選出された山田。JR東日本を経て、2021年ドラフト2位で読売ジャイアンツに入団した。
即戦力としての活躍が期待されたが、ルーキーイヤーは二軍暮らしに。ファームでも9試合の登板で0勝2敗、防御率8.69と散々な結果に終わった。
その後のシーズンは二軍で結果を残したが、左肩の故障やチーム事情もあり、一軍登板は果たせず。2024年オフには育成選手契約となった。
2025年は、開幕からくふうハヤテベンチャーズ静岡に派遣。ファームでアピールを続けると、派遣終了後に支配下復帰し、6月にようやく一軍デビューを飾った。
だが、一軍ではわずか2試合の登板で防御率4.50に終わり、7月以降は再びファームでの生活が続いた。
プロ5年目の2026年は、正念場のシーズンとなりそうだ。
一時は4番起用も経験し、自己最多の出場数を記録。ただ、後半戦で失速しレギュラー定着には届かなかった。主軸候補として2026年は定位置確保が求められる。[3/6ページ]
レギュラー定着への壁
増田陸
・投打:右投右打
・身長/体重:179cm/88kg
・生年月日:2000年6月17日(25歳)
・経歴:明秀学園日立高
・ドラフト:2018年ドラフト2位(巨人)
・2025年成績:87試合出場、打率.231(264打数61安打)、5本塁打、21打点
高卒7年目の2025年は4番打者にも抜擢され、自己最多の87試合に出場した増田陸。しかし、シーズン後半は失速し、レギュラー定着とはならなかった。
明秀学園日立高から2018年ドラフト2位で読売ジャイアンツに入団。プロ入り後は故障に苦しみ、一時は育成契約となったが、高卒4年目の2022年に一軍デビュー。
同年は69試合に出場し、打率.250、5本塁打、16打点を記録した。
飛躍の足掛かりを掴んだかに思われたが、その後は一軍での出場機会が限られた。
それでも2025年は、岡本和真の離脱時にスタメン起用され、シーズン前半に5本塁打をマーク。だが、レギュラー奪取には至らず、シーズン後半はリチャードにポジションを奪われた。
2026年からは岡本がメジャー移籍のため退団したものの、新外国人のボビー・ダルベックをはじめ、リチャード、荒巻悠など、依然として激しい競争が予想されている。
高卒8年目を迎えるだけに、定位置確保に向けて勝負のシーズンとなるだろう。
ドラフト1位右腕として高い素材を誇るが、一軍では安定感を欠き登板数が伸びない。二軍では結果を残しているだけに、2026年は一軍で本領を発揮し定着したい。[4/6ページ]
未完のドラ1右腕
堀田賢慎
[caption id="attachment_246767" align="aligncenter" width="530"] 読売ジャイアンツの堀田賢慎(写真:産経新聞社)[/caption]
・投打:右投右打
・身長/体重:186cm/88kg
・生年月日:2001年5月21日(24歳)
・経歴:青森山田高
・ドラフト:2019年ドラフト1位(巨人)
・2025年成績:8試合登板(22回1/3)、0勝1敗、13奪三振、防御率5.24
2025年は中継ぎで開幕一軍スタートを切るも、ファームが主戦場となった堀田賢慎。2026年で高卒7年目を迎えるだけに、一軍定着が求められる。
青森山田高から2019年ドラフト1位で読売ジャイアンツに入団。高卒1年目の4月に右肘側副靱帯再建術(通称トミー・ジョン手術)を実施し、プロ入り早々に長期離脱を強いられた。
高卒3年目の2022年に一軍デビューしたが、8試合の先発登板で2勝3敗、防御率6.29と思うような結果は残せず。
2024年は先発、中継ぎの両輪で自己最多の17試合に登板し、3勝3敗、防御率2.45をマーク。
飛躍の兆しを見せたものの、高卒6年目の2025年は8試合の一軍登板と伸び悩んだ。
一方で、最速157キロを計測するなど、ポテンシャルの高さには定評がある。
二軍では25試合(65回2/3)を投げ、4勝1敗、防御率2.19と結果を残しただけに、一軍で本領を発揮したいところだ。
将来の外野レギュラー候補として期待されたが、一軍、二軍ともに打撃成績が低迷。FA加入や新戦力の台頭で競争は激化しており、2026年は結果を残さなければ厳しい状況だ。[5/6ページ]
外野ポジション争いの現実
萩尾匡也
・投打:右投右打
・身長/体重:180cm/85kg
・生年月日:2000年12月28日(25歳)
・経歴:文徳高 - 慶応大
・ドラフト:2022年ドラフト2位(巨人)
・2025年成績:9試合出場、打率.174(23打数4安打)
外野のレギュラーとして期待されながらも、2025年は一軍、二軍ともに成績が振るわなかった萩尾匡也。プロ4年目の2026年は、是が非でも結果を残したいところだ。
2022年ドラフト2位指名と高い評価を受けて、読売ジャイアンツに入団した萩尾。ルーキーイヤーは11試合の一軍出場に終わった。
一方で、二軍では101試合出場、打率.283、7本塁打、36打点の好成績をマーク。将来の飛躍を予感させるパフォーマンスを示した。
だが、翌2024年は56試合の一軍出場で打率.215、2本塁打、12打点と伸び悩んだ。
さらに2025年は、わずか9試合の一軍出場にとどまり、打率.174と低調な結果に。
ファームでも59試合の出場で打率.226、5本塁打、15打点と苦しんだ。
2026年はFA加入の松本剛をはじめ、ドラフト4位入団の皆川岳飛など、新たなライバルが加入。一気に厳しい状況に置かれており、正念場のシーズンとなりそうだ。
プロ2年目にはブルペンの一角として活躍したが、以降は故障と不振で安定した登板ができていない。年齢的にも後がない状況で、2026年は背水のシーズンとなる。[6/6ページ]
背水のドラ1投手
平内龍太
[caption id="attachment_241521" align="aligncenter" width="530"] 読売ジャイアンツの平内龍太(写真:産経新聞社)[/caption]
・投打:右投右打
・身長/体重:185cm/99kg
・生年月日:1998年8月1日(27歳)
・経歴:神戸国際大付高 - 亜細亜大
・ドラフト:2020年ドラフト1位(巨人)
・2025年成績:12試合登板(15回2/3)、1勝1敗1ホールド、9奪三振、防御率5.74
2022年には53試合に登板するも、以降は苦しいシーズンが続いている平内龍太。プロ6年目を迎える2026年は、背水の陣で臨むシーズンとなる。
亜細亜大から2020年ドラフト1位で読売ジャイアンツに入団すると、ルーキーイヤーから一軍のマウンドを経験。
翌2022年にはブルペン陣の一角を担い、53試合登板で4勝4敗13ホールド、防御率4.32を記録した。
しかし、その後は右肘の手術などもあり、継続した活躍はできず。
2024年は31試合に登板し、1勝2敗2ホールド、防御率2.16とまずまずの数字を残したが、2025年は再び低迷。
シーズン終盤にはオーバースローとアンダースローを織り交ぜるミックス投法で話題を集めたが、12試合の登板で防御率5.74に終わった。
巨人は、昨秋のドラフト会議で1位から3位まで投手を指名。新たなライバルが増えるだけでなく、27歳という年齢を考慮しても、2026年は正念場のシーズンとなりそうだ。
【了】