RIZAPグループは2月12日、2026年3月期 第3四半期(2025年4月1日~12月31日)の連結決算(IFRS)を発表した。

営業利益15倍を実現

  • 第3四半期累計経営成績エグゼクティブサマリー(IFRS)

    驚異的な成長となった2025年

売上収益は1,245億円(前年同期比3.0%減)と減収となった一方、営業利益は76.88億円(前年同期は4.93億円)と大幅増益を達成。

親会社の所有者に帰属する四半期利益は▲17億4,400万円だが、これは第1四半期に計上したRIZAPに対する債権放棄に伴う一過性の会計影響によるものと説明されている。なお、補正後最終利益は約42億円の黒字との試算が示されている。

今回、前年同期比で約15倍という“異次元の利益成長”を記録した要因として、主力であるRIZAP関連事業の一つ、コンビニジム「chocoZAP」への注力を挙げている。

  • 第3四半期累計経営成績エグゼクティブサマリー(IFRS)

    “異次元の利益成長”を牽引したRIZAP関連事業

すでに確立されているコスト最適化モデルを維持しつつ、次なる成長に向けた投資を実施。国内外での出店加速およびフランチャイズ展開の強化に向けた体制構築の促進、マシンの故障率改善をはじめとするサービス品質の底上げによる顧客満足度の向上などに取り組んできた。

その結果、着実な会員数の増加を維持し、さらなる収益基盤の強化を実現したという。

各グループ企業も利益に貢献

  • 第3四半期累計 連結売上収益 前年同期比較

    好調な各グループ企業

また、グループ企業のREXT Holdingsでは、高収益カテゴリであるトレーディングカードおよびアミューズメント機器の強化に注力。とりわけ中核商材であるトレーディングカードの売上高が前年同期比44.3%増と大きく伸長したことにより、当事業は増収増益を実現した。

  • 主要グループ会社 2026年3月期第3四半期実績

    幅広い事業を展開するRIZAPグループ

主力であるRIZAP関連事業だけでなく、各グループ企業が順調に推移していることも、“異次元の利益成長”の要因のようだ。

株主優待も異次元級?

  • chocoZAP優待について
  • ポイント優待について

    お得な株主優待制度

来年度の株主優待制度についても言及。400株以上保有していれば家族や友人と一緒に利用できる「chocoZAP優待」や、500種類以上の厳選されたアイテムを入手できる「ポイント優待」などが受けられると説明した。

“健康の社会インフラ”を目指す「chocoZAP」

  • chocoZAP会員数の推移

    会員数は復調傾向に

  • chocoZAP退会率の推移

    顧客満足度の向上施策を実施予定

「chocoZAP」の今後についても説明された。2025年には会員数が減少傾向を見せていたが、出店・広告投資の再開やリテンショ施策が奏功し、会員数は底打ちから増加に転じました。また、店舗環境の改善などにより、退会率を抑えることにも成功したという。

  • chocoZAP店舗数の推移

    直営とFCの二刀流モデル

2月12日現在、「chocoZAP」は1,862店舗となっているが、今後は直営とFCの二刀流モデルによる出店を予定している。

  • 医療費適正化とメンタルヘルスへの貢献
  • chocoZAPのCSV戦略

    “健康の社会インフラ”の一部へ

また、医療費や介護費の高まりが懸念される昨今、運動を通じて心身の健康を獲得することによる経済効果は、年間約2兆円にのぼるとの試算も提示。従来のフィットネスジムの枠を超え、“健康の社会インフラ”の一部として「chocoZAP」を浸透させていくという、今後の展望が語られた。