ザ・ビートルズ解散後「激動の10年間」に焦点、ポール・マッカートニー最新ドキュメンタリーに推薦コメント到着

ポール・マッカートニーの最新ドキュメンタリー『ポール・マッカートニー:マン・オン・ザ・ラン』が、2月19日に全世界で1日限定上映される。

本作は、ビートルズ解散後、妻リンダとともにウイングスを結成し、新たなキャリアを歩み始めたポール・マッカートニーの激動の10年間に焦点を当てたドキュメンタリー。これまでにないほどパーソナルかつ親密な視点から、70年代のポールとウイングスの歩みを描き出す。

監督を務めるのは、アカデミー賞、エミー賞、グラミー賞を受賞したモーガン・ネヴィル(『バックコーラスの歌姫たち』ほか)。数々の困難や葛藤に直面しながらも、新たな時代を切り開く作品を生み出していったポールの”創造的再出発”に丁寧に寄り添い、これまで語られることのなかった側面を掘り下げている。

劇中では、初公開となるホームビデオや未発表音源、貴重なアーカイヴ映像、ライブ映像をはじめ、リンダ・マッカートニーが撮影した写真の数々を使用。さらに、ポール、リンダ、メアリー、ステラ・マッカートニーのインタビューに加え、ウイングスの元メンバー、ショーン・オノ・レノン、ミック・ジャガー、クリッシー・ハインドらの証言も収録され、ポールとウイングスの70年代を立体的に浮かび上がらせる。

ビートルズ解散の舞台裏、ジョン・レノンとの関係、1980年の幻の来日公演、そして同年12月に起きた悲劇的な出来事。濃密な10年間を振り返るポール自身の言葉は、ビートルズ・ファンはもちろん、すべての洋楽ファンにとって興味深い内容となっている。ドキュメンタリーの枠を超え、観る者に感動と共感をもたらす作品だ。

また、今回の劇場公開版では、ポール・マッカートニーとモーガン・ネヴィル監督による特別対談映像を劇場限定特典として併映。さらに来場者特典として、リンダ・マッカートニー撮影による本作ポスター写真のポストカードがプレゼントされる。ポールとウイングスの代表曲も劇場のスクリーンと音響で堪能できる、貴重なプレミア上映。ファンにとって見逃せない一夜となりそうだ。

Photo by Linda McCartney

〈推薦コメント〉

立川直樹(プロデューサー/ディレクター)

これまで見たこともないアーカイブ映像と、様々なコメントで実にうまく編集されて出来上がった映画は、ポールがなぜロックシーンで正当な評価を得ていないのかを赤裸々に表している所が最高におもしろい。

1976年、50年前にウイングスがアメリカを制覇したのをロサンジェルスで目のあたりにした僕は、ポールはロックの枠を超えたエンターテイナーであると思ってきたが、この映画を見て頭に浮かんだのは、「生きている不幸、死んだ幸せ」という言葉だった。

それと被るメロディーメーカーのクリス・ウェルチの「ロックは楽しいだけじゃだめになった」というコメント。

そして、僕の中で、「生きている不幸」という言葉とポールの唯一無二の才能と魅力が重なり合っていった。

ピーター・バラカン(ブロードキャスター)

来日が直前で中止になったウィングズの1975年のオーストラリア公演を、ぼくはミュージック・ライフの取材チームの通訳として2週間にわたって追っかけました。ポールの短いインタヴューもできて、その時のいちばんの思い出は彼がいかに普通の人であるか、でした。この映画でも終始その飾りのない姿が顕著で、いつまでもビートルズのポールと切り離せないメディアの人たちの接し方に彼はとことん呆れたことでしょう。1970年代の彼の素顔がよく分かる貴重な作品です。

杉真理(シンガーソングライター)

1970年代はジョン的なものが高い評価を受け、ポール的なものは俗物的で軽いと言われた時代でした。ポップという言葉さえもコマーシャリズム的で悪い意味に使われていました。そこに悩みながらも踏ん張って軸がブレなかったミスター・ポップスであるポールのお陰で、ポップが名誉挽回できたのです、ありがとうポール!そしてポールにとってリンダさえいればウイングスだと納得。話を知ってても面白く感動的なので是非観てもらいたい映画。やっぱポール=長嶋茂雄説に賛同。

喜多建介(ASIAN KUNG-FU GENERATION)

御多分に漏れず、近しい人は大変そうな天才、ポール・マッカートニー。

「やってみよう1.2.3.4」の掛け声とユーモアで、僕らには苦労なんて一切していないように夢をみせてくれた。

映画ではポールの苦悩も垣間見えるが、曲が、音が、鳴らされる音楽がそれを上回ってしまうだろう。

1日限定の劇場公開ですが、もう一回体感しに行きたいと思います。

市川紗椰(モデル)

こんなポールは見たことない!

愛犬マーサと戯れるポールや羊を追いかけるポール、プライベートな空間でリラックスした表情でピアノに向かうポール。自分自身に向き合い苦悩しながらWINGSというバンドを続け、音楽を作り続ける中、それを支えた妻リンダの存在にスポットがあたっているのも嬉しい。ちなみにファッション・センス抜群のリンダが傍にいながら、時折出てくるポールの謎センスな私服にも注目です。

山崎洋一郎(ロッキング・オン編集長)

70年代のポールのことがつぶさに伝わる、とても見ごたえのある作品です。あまりにも大きなポールというアーティストの何分の一かを、ようやく、でも確かに理解することができた充実感がありました。

ジョンと一緒だった60年代のポール、この映画に刻まれたジョンと離れて新しい道を模索した70年代のポール、そしてジョンを失ってからの80年代以降のポール──いつでもポールは前向きに現実と向き合いながら至上の音楽を生み出す史上最高のアーティストですが、でも同時に、ポールは常に心の中でジョンのことを思い、ジョンとの関係性が人生の背景を形作っているのだと思いました。きっと今でもそうなのではないかと思います。そんなことを確認して胸が熱くなる作品でした。

『ポール・マッカートニー:マン・オン・ザ・ラン』

監督:モーガン・ネヴィル

編集:アラン・ロウ

プロデューサー:モーガン・ネヴィル、クロエ・シモンズ、メーガン・ウォルシュ、

スコット・ロジャー、ベン・チャペル、ミシェル・アンソニー、デイヴィッド・ブラックマン

エグゼクティブプロデューサー:ポール・マッカートニー、ケイトリン・ロジャース

出演:ポール・マッカートニー、リンダ・マッカートニー、メアリー・マッカートニー、ステラ・マッカートニー、ジョン・レノン、ジョージ・ハリスン、リンゴ・スター、ザ・ビートルズ、デニー・レイン、デニー・セイウェル、スティーブ・ホリー、ローレンス・ジュバー、ウイングス、ショーン・オノ・レノン、ミック・ジャガー、クリッシー・ハインド(アーカイブ・フッテージ含む)

上映時間:本編約1時間55分+劇場独占特典映像約11分(予定)

鑑賞料金:3200円

字幕:満仲由加

字幕監修:藤本国彦 / ピーター・ホンマ

(c)2026 WINGS MUSIC LIMITED.

2/19(木) TOHOシネマズ シャンテほか全国1日限定上映

公演詳細:https://www.culture-ville.jp/manontherun

上映劇場

北海道:札幌シネマフロンティア

山形:MOVIE ON

岩手:中央映画劇場

宮城:MOVIX仙台

福島:イオンシネマ福島

東京:TOHOシネマズ シャンテ

東京:TOHOシネマズ 池袋

東京:TOHOシネマズ 上野

東京:ヒューマントラストシネマ渋谷

東京:吉祥寺オデヲン

東京:立川シネマシティ

神奈川:ローソン・ユナイテッドシネマ STYLE-S みなとみらい

神奈川:シネプレックス平塚

埼玉:MOVIXさいたま

埼玉:ユナイテッド・シネマ浦和

埼玉:ユナイテッド・シネマ ウニクス南古谷

千葉:TOHOシネマズ 流山おおたかの森

千葉:シネマイクスピアリ

茨城:TOHOシネマズ ひたちなか

茨城:イオンシネマ守谷

栃木:宇都宮ヒカリ座

栃木:小山シネマロブレ

群馬:MOVIX伊勢崎

群馬:ローソン・ユナイテッドシネマ前橋

新潟:イオンシネマ新潟西

石川:イオンシネマ金沢フォーラス

福井:テアトルサンク

長野:アイシティシネマ

静岡:静岡東宝会館

静岡:シネプラザサントムーン

愛知:109シネマズ 名古屋

愛知:ミッドランドシネマ名古屋空港

大阪:TOHOシネマズ 梅田

大阪:TOHOシネマズ ららぽーと門真

京都:TOHOシネマズ 二条

京都:イオンシネマ京都桂川

兵庫:TOHOシネマズ 西宮OS

奈良:TOHOシネマズ 橿原

滋賀:ユナイテッド・シネマ大津

三重:イオンシネマ東員

岡山:TOHOシネマズ 岡南

鳥取:MOVIX日吉津

広島:イオンシネマ広島西風新都

山口:MOVIX周南

徳島:ufotable CINEMA

福岡:ユナイテッド・シネマ キャナルシティ13

福岡:ユナイテッド・シネマなかま16

長崎:ローソン・ユナイテッドシネマ長崎

大分:TOHOシネマズ アミュプラザおおいた

熊本:イオンシネマ熊本

鹿児島:TOHOシネマズ 与次郎