イタリアンロースト豆のブレンドによる豊かなコーヒーと、豊かなミルクの味わいを特徴とする「クラフトボス 甘くないイタリアーノ」が、2月24日よりリニューアル発売される。
発売に先立ち、リニューアル商品説明会・試飲会と、一般向けの体験型イベント「本音でファクトチェック 忖度禁止カフェ」の内覧会が2月5日、東京・原宿のcafé STUDIOで開催された。
リニューアル商品説明会・試飲会では、リニューアルの背景や中味の進化について説明。リニューアル商品や今回新たに開発された“ラテ専用ミルク”の試飲も実施された。
“甘くないイタリアーノ”でペットコーヒー市場を切り拓く
1992年、「働く人の相棒」をコンセプトに缶コーヒーからスタートしたサントリーのコーヒーブランド「BOSS」。ペットボトル入りのクラフトボスでは世界のTEAシリーズなどコーヒーを中心とした嗜好飲料を展開し、2023年には「甘くないイタリアーノ」を発売した。
リニューアル商品説明会・試飲会の冒頭、サントリー食品インターナショナル ブランドマーケティング本部 湯沢雅貴氏は新商品の概要について説明した。
「さらなる市場開拓を目指し、これまでにも『甘くないイタリアーノ』は製品のリニューアル、テレビCM、クーポンキャンペーンなどの施策を行い、ペットコーヒーを買われていないカテゴリ未顧客のお客様に購入していただくことに成功しています。
その結果、23年の発売から3年目となる25年には、2倍以上のボリュームに伸長。実際の購入者数、購入率の推移ではクラフトボスのラテシリーズに対し、発売当初は大きな開きがありましたが、各種施策を展開することで徐々に差が小さくなっている状況です」(湯沢氏)
同社の調査によると、「甘くないベッドボトル入りラテ」は1,100万人以上のターゲットが潜在的に存在する一方、「甘くないイタリアーノ」の飲用経験者は200万人弱に留まっている現状があるという。
「どのようにアプローチしていくか、開発チームは社内で、時にはコンビニやカフェのラテ商品も徹底的に飲み比べながら、さまざま議論してきました。『BOSS』はコーヒーから始まったブランドのため、これまでコーヒーに目線が向きがちでした。しかし、ミルクの満足感に課題とギャップがあることに思い至り、カフェユーザーへの調査を経て、新開発のラテ専用ミルクを使用した『甘くないイタリアーノ』をリニューアル発売することになりました」(湯沢氏)
新素材・新技術で実現したナチュラルなミルク感
続いて登壇したのは、同社内でミルクのスペシャリストと呼ばれ、リニューアルした本商品の中身開発を担当した商品開発部の石井友喜氏。中身開発の詳細や進化したポイントを紹介した。
「ショップのラテやチルド飲料は乳原料をふんだんに使い、乳の味わいが非常に強い商品を乳飲料比較で発売することができます。しかし、既存のペットボトル飲料では乳固形分を3%以上入れることが非常に難しく、乳飲料の規格では販売できないという状況にありました」(石井氏)
この3%の壁を越えるため、かねてより植物従来の原料を使い、3%以上の乳感を実現してきたという。しかし今回のリニューアルにあたり、乳の素材の見直しを実施。カフェのラテユーザーも満足するナチュラルなコク感やミルクのボディ感を再現した。
「新しいイタリアーノの進化ポイントのひとつが、ミルクに対するこだわりです。新しい乳の素材と油脂の素材を配合する技術を使い、飲み応えがあるナチュラルなミルク感を実現させました。生乳を分画し、業界では使われていない新しい乳素材を探し当て、使用しています。また、これまでも使用してきた植物の油脂も見直し、生クリームのようなまろやかなコク感を実現する新しい油脂を配合することで、飲み応えのあるナチュラルなミルク感となっています」(石井氏)
新しく開発した“ラテ専用ミルク”に負けず、ミルクと両立する豊かなコーヒー感やミルク感を引き立たせるコーヒーの味わいも進化のポイント。リニューアル商品や“ラテ専用ミルク”の比較試飲も行われた。
従来の乳原料に比べてより強いミルクのボディ感や味わいの強さを感じられるラテ専用ミルク。リニューアル商品ではそんな新素材・新技術を用いたラテ専用ミルクと、コーヒーがバランス良く混じり合い、従来よりも強く深い味わいが感じられる。
「自社焙煎工場を持っていることが我々の大きな強み。焙煎のスペシャリストとも話し合い、専用焙煎豆を新しく立ち上げ、深煎りのエスプレッソをゼロから見直して新たに配合しました。当社でカフェユーザーの中身評価を調査したところ、こうしたペットボトル飲料に対して厳しい評価をいただくことも多いカフェユーザーの方々からも、高い評価のお声を頂戴しています」(石井氏)
進化した「甘くないイタリアーノ」を本音で評価する期間限定カフェ
新しい乳素材と植物由来の原料、新技術を掛け合わせることで進化を遂げた「クラフトボス 甘くないイタリアーノ」。説明会当日である2月5日の13時からは、一般向けの体験型イベント「本音でファクトチェック忖度禁止カフェ」がYMスクエア原宿1階café STUDIOで開催された。
今回のリニューアルを記念した本イベントは、一般の来場者にいち早くリニューアルされた本商品を試飲してもらい、本音で評価してもらうという主旨のカフェイベント。
2月6日(11時〜18時)までの2日間限定で、メディア向け説明会後の内覧会では本イベントのデモンストレーションも行われた。
商品を試飲・審査する参加者は、まず「忖度しま宣言書」の「スタッフや企業担当者の顔色をうかがいません」といった内容を確認。従来商品とリニューアルされ「甘くないイタリアーノ」2本を飲み比べ、スタッフからの「リニューアル後の商品はカフェで飲めるカフェラテのような味になったか」という質問に忖度なしで回答する。
その後、「忖度発見器」に手をかざした状態で「質問の回答に忖度がなかったか」を尋ねられ、「忖度しませんでした」と答え、先の回答に忖度がなかったことを証明するという流れ。もちろん、参加者は試飲した商品を持ち帰ることができる。
なお、忖度していると判断されると「忖度発見器」が振動し、ブザーが鳴るそうだ。「クラフトボス 甘くないイタリアーノ」のプロモーション戦略としては、宇宙人ジョーンズが登場する新テレビCMも、2月20日より展開される予定となっている。








