俳優の堤真一が、4月スタートのTBS系日曜劇場『GIFT』(毎週日曜21:00~)で主演を務めることが3日、わかった。堤が日曜劇場で主演するのは、1999年放送の『ザ・ドクター』以来、約27年ぶり2回目となる。

  • 約27年ぶりに日曜劇場で主演を務める堤真一

    約27年ぶりに日曜劇場で主演を務める堤真一

本作は、パラスポーツである車いすラグビーを舞台に、弱小チームに立ちはだかる難問の答えを導き出しながら、本気で心と体をぶつけ合うことで仲間、家族の大切さを知っていく絆と再生の物語。完全オリジナルストーリーで、『サンクチュアリ -聖域-』(Netflix・23)や『クジャクのダンス、誰が見た?』(25)などでも話題になった金沢知樹氏が脚本を担当する。

堤が演じるのは、天才“すぎる”頭脳と知識を持ち合わせた宇宙物理学者・伍鉄文人(ごてつ・ふみと)。大学で准教授を務めながら「ブラックホール」を研究し、天才すぎるがゆえに悪意なく思ったことを発言してしまうため、同業者を傷つけてしまうことが多い。周囲から孤立し、自身の興味のある難問を見つけて答えを導き出すことだけを生きがいとしてきた孤独な男だ。

そんな伍鉄が、従姉妹の日野雅美がヘッドコーチを務める車いすラグビーチーム「ブレイズブルズ」の練習を見学することに。そこで出会ったのは、様々な障がいがある個性豊かな選手たち。3年間勝利なし、選手同士は度々口論、プレーに一体感がなく、チームはバラバラで到底勝てる雰囲気はない弱小チーム“ブルズ”。しかし、問題だらけの光景を目にした伍鉄は、「最高だよ! このチーム問題山積みだね!」と嬉しそうにし、車いすラグビーのルールも知らない中で、「僕なら勝たせることができます。このチームを日本一にさせましょう」と宣言する。

堤真一コメント

この物語は「車いすラグビー」が主役だと思っています。あくまでも僕はうまくサポートする立場でいたいと考えています。

選手役の皆さんは撮影に入る何か月も前から練習をしていたので、撮影に入ったときには本当に驚きました。皆さんの並々ならぬ努力と気概を強く感じました。

僕の役柄は、ラグビーの試合が宇宙の構造と似ていることから興味をもってコーチになるという宇宙物理学者なのですが、モノの見方も科学的で、どこか数式的な物事の考え方をしています。その孤独な男がチームと競技によって心が開いていくんです。

そして、障がいやパラスポーツという垣根がなくなり、皆それぞれの生き方が交錯し、仲間と家族の大切さを知っていきます。そんな絆と再生の物語を、ぜひ楽しんでいただきたいと思います。

企画・演出 平野俊一氏コメント

車いすラグビーを初めて見たのは、10年前。その“迫力と熱”に圧倒されました。この“エモさ”をどうにかしてドラマにしたい! 必ず素晴らしいものになるはずだ! そう確信しました。

さらに取材していく中で、コーチやスタッフ、家族の方々、このスポーツを“取り巻く人々”が懸命に選手を支え、共に歩む覚悟に敬服しました。人が生き・問い続けていく姿は、この作品にこれまでにない“深み”を与えてくれました。そして我々が主人公に選んだのは、孤独で“枯れかけた中年”宇宙物理学者の伍鉄文人。宇宙の答えを“式”で出すことでしか喜びを知らない伍鉄が、やる気も希望も失い、闇をさまようチームと出会い、心と身体でぶつかり合うことで、自分の人生も顧みることになります。初めて仲間と熱い絆を結び、家族との中で初めて愛を知り、初めての親友と友情を育んでいく・・・。伍鉄はいろんな“ギフト”を手にし、人生をもう一度輝かせていきます。そして人生の問題に挑む伍鉄と関わる中で、周囲にいた“光を失った人々”も生まれ変わり輝きを取り戻していきます。そんな物語を、涙と笑いの詰まったギフトボックスにたくさん詰めて、視聴者の方々にお届けしたいと思っております。日曜劇場『GIFT』是非ご期待ください!

プロデューサー・宮崎真佐子氏

このドラマは、天才すぎて孤独に生きてきた宇宙物理学者が全く縁遠い分野である車いすラグビーと出会い、そこで個性豊かな選手たちと本気でぶつかり合うことで、仲間の存在を知り、愛を知り、自らの人生の傷も癒やしていく、絆と再生の物語です。そんな一風変わった主人公・伍鉄を演じるのは堤真一さん。枯れかけた中年のおじさん、だけど天才で孤独な伍鉄という役に、堤さんにしか出せない説得力を持たせ、生き生きと演じて頂いています。伍鉄が選手たちとぶつかり合い、仲間を知り、愛を知るその過程は、単なるスポーツドラマの枠を超え、熱を持った感動の物語になっていますので、ぜひ、このドラマから最高のギフトを受け取って頂けますと嬉しいです!

【編集部MEMO】
パラスポーツの中で唯一車いす同士が激しくぶつかり合うことが許され、その過激さから「マーダーボール(殺人球技)」と呼ばれていたこともある車いすラグビー。2024年のパラリンピックでは日本代表が初めて金メダルを獲得し、今最も注目を浴びるスポーツのひとつであるパラスポーツを舞台に、新たな物語が描かれる。選手役を演じるキャスト陣は、文字通り体当たりで実際にプレーし、映像は日本車いすラグビー連盟監修のもとで迫力のシーンに仕上がっているという。

(C)TBS