31歳の介護福祉士・久保さんは、「すごく頑張り屋さんだし、一生懸命だから、なんとかいい人と成就してほしい」と願わずにいられないキャラクター。彼のデートシーンで、小雪は「うまくいきますように…」と心から気持ちがこもったナレーションを見せていた。
ただ、「彼を見ていると、随所で人に合わせる性格なのかなと思いました。自分の思ったことを正直に伝えられない優しいところがあるから、人と深くコミュニケーションを取ることが苦手なのかもしれない」と分析し、「完全なる“サポータータイプ”の人なので、それが好きだという人に出会ってほしいです。一生懸命生きている人が、上手くいくような世の中であってほしい」と訴えた。
婚活において年収の額もネックになっている久保さんを見て、「年収とかと並びの欄で、“心のきれいさ”をマシンで測って載せられないですかね? 介護福祉士なんて、これから最高にニーズのあるお仕事ですよ?」と理不尽さすら感じたようだ。
後編ではそんな久保さんが、「一寸先は闇」と婚活のシビアな現実に直面するシーンもあるが、小雪は“合理性の裏返し”と冷静に受け止める。
「皆さんお金を払って結婚相談所に入って、自分の希望する条件で判断されるから、そこは合理的にならざるを得ないですよね。このことが、相手にとっては時に残酷に見えるのかなと思いました」
婚活を通して大きく変化「精神的にも強く」
こうした経験を経て、前編の序盤から後編の終盤を比較すると、久保さんは外面も内面も大きく変化。「洗練されましたし、精神的にも強くなられたのを感じましたよね。やっぱり夢に向かって走り続けていく過程が、とても素敵でした」と目を細めた。
一方で、婚活に全力を注ぐあまり、「みんな結婚がゴールみたいに定めていますが、本番はそこからですから」と警鐘も。
「親御さんとか、老後の介護の問題とか、いろいろ意見が違う中で理想の生活が変化していくわけですから、どうなるかなんて分からないですよね。でも、自分の中にある程度芯がないといけないと思うんです。“パートナーがやってくれるから…”と委ねてばかりでは倒れてしまう。自立して自分の中に幸せを持っている人が互いに立っているからこそ、人は支え合うようになっているんだと思います」
●小雪
1976年生まれ、神奈川県出身。モデルとしてデビューし、98年にドラマ『恋はあせらず』で俳優活動を開始。以降、映画『ラスト サムライ』『ALWAYS 三丁目の夕日』シリーズ、ドラマ『全裸監督』『サンクチュアリ -聖域-』『ブギウギ』『SKYキャッスル』など、数々の作品に出演。現在放送中の日本テレビ系ドラマ『パンダより恋が苦手な私たち』に出演している。
