フジテレビの清水賢治社長が30日、記者会見を行い、地上波放送の位置付けになどついて語った。
清水社長は、月9ドラマ『ヤンドク!』について、「おかげさまで好スタートを切っております。配信もかなり(再生回数が)回っておりますので、非常に手応えになっています」と評価。同ドラマの見逃し配信は、第1話・2話連続で200万再生を突破した。
また、自動車レース「Formula 1」(F1)の日本国内における独占オールライツ契約を締結したほか、6月に開幕する「FIFAワールドカップ」の放送権を7大会連続で放送権を獲得しており、「我々がどれだけ皆様に無料で見れられるいいコンテンツを提供できるのか。そのためには、大きな国民的関心がある大型スポーツも必要なコンテンツだろうと判断しました」と意図を語る。
「真のコンテンツカンパニーを目指す」ことを標榜し、放送以外にも配信、映画、グッズ展開に至るまで、メディアにとらわれないコンテンツ制作に注力する姿勢を示しているが、「テレビ広告市場は、前年で1兆6,000億円の規模があります。減少しているとはいえ、いまだに大きなマーケットを持っていますので、我々はこの放送事業の競争でも勝たなければいけない」と決意。「皆さんが見たいものに気軽にアクセスできるというのは、地上波のテレビの価値を上げるためにも重要だと思っています」と強調した。
ただ、昨年からの一連の問題によりCM出稿が大きく減少した影響は大きく、番組制作費について、「いわゆるタイムテーブルを作る基礎の番組については、抑制的にやっております」と現状を説明。それでも、「投資効率という考え方でやっていけば、利益が回収できるのであれば投資額も大きくなります。放送の枠で収まらないような大型の企画というものも可能になるだろうと思います」と期待を述べた。
