J:COMとJ SPORTSでは、3月6日~15日に開催される「ミラノ・コルティナ2026パラリンピック冬季競技大会」を、それぞれの放送チャンネルおよびアプリを通じて放送・配信する。ここではその詳細と併せて、2025年12月25日に行われた日本障害者スキー連盟の記者会見に出席した代表内定選手の意気込みをお伝えする。

  • 日本障害者スキー連盟により2025年12月25日に開催された推薦内定選手記者会見の様子

    日本障害者スキー連盟により2025年12月25日に開催された推薦内定選手記者会見の様子

JテレとJ SPORTSで放送・無料配信

J:COMは、パラリンピックを始めとするパラスポーツ競技大会の放送に携わった経験を生かし、これまでもさまざまな番組・コンテンツを通じてパラスポーツの魅力を発信してきた。今回の「ミラノ・コルティナ2026パラリンピック」では、キーメッセージとして「見届けよう、挑戦のすべてを。」を掲げ、パラリンピック選手の挑戦を視聴者に届けると同時にJ:COMグループ一丸となってパラスポーツを応援していく。

放送チャンネルおよび放送日は、J:COMが無料チャンネル「Jテレ」にて3月7日~16日の10日間、J SPORTSが有料チャンネル「J SPORTS 2」および「J SPORTS 3」にて3月10日、11日、14日、15日の4日間を予定している。

動画配信も実施する。J:COMは地域情報アプリ「ど・ろーかる」にて3月7日~23日まで、J SPORTSは動画配信サービス「J SPORTSオンデマンド」にて3月10日、11日、14日、15日の4日間行われる予定。いずれも放送と同時に配信が行われ、無料で視聴することが可能だ。

放送競技は、「Jテレ」がアルペンスキー/バイアスロン/クロスカントリースキー/アイスホッケー/スノーボード/車いすカーリングの冬季全6競技。「J SPORTS」はそれらのうち厳選された競技を放送する予定で、具体的な競技名については2月に発表される予定。なお、J SPORTSでのパラリンピック放送・配信は今回が初の取り組みとなる。

今回の発表に合わせて、特設Webサイト「ミラノ・コルティナ2026パラリンピック特設サイト」も開設された。サイトでは、放送・配信スケジュールや視聴方法・関連番組などの紹介が行われているほか、放送競技の詳細や選手のインタビュー、最新情報などが随時更新される予定とのこと。

また、J:COMの番組「パラスポチアーズ!~パラアスリート全力応援!~」では、2月放送回にミラノ・コルティナ2026パラリンピックの出場選手が登場する予定。同番組は、MCを務める中山秀征さんがパラアスリートの練習先を訪問して密着取材し、競技の魅力やアスリートの凄さに迫るというもの。「Jテレ」「J:COMチャンネル」「YouTubeチャンネル」「ど・ろーかる」で放送・配信されており、無料で視聴できるので、気になる人は特設サイトと合わせて楽しんでみてはいかがだろうか。

ミラノ・コルティナ冬季パラ出場選手が意気込みを語る

ミラノ・コルティナ2026パラリンピックの開催を控え、去る2025年12月25日、日本障害者スキー連盟が都内にて記者会見を開催している。この会見では、代表内定選手が登壇し、競技にかける意気込みや抱負を語った。

アルペンスキーでソルトレークシティから7大会連続出場となるベテランの森井大輝選手は「今シーズンは用具をフルモデルチェンジして今までにないフィーリングでスキーをできているので、すごく楽しみ。W杯でも上位選手と争うことができており、順調に滑れているのかなと思っています」と語りつつ、「転んだり怪我をすると若い頃は寝て目が覚めれば治っていたのが、寝て目が覚めればもっと痛くなっていることが多くなってきた。なぜ、そこまでして競技をやるかというと、ただただスキーが好きだから」と40代半ばにして衰え知らずのモチベーションを示した。

  • 森井大輝選手

    森井大輝選手

同じくアルペンスキーの鈴木猛史選手は「順調に仕上がってきているが、一部でまだ課題もあるので、それをパラリンピックまでに解決できたら。全種目でメダル獲得を目指していきたいと思っています。とくに回転種目では金メダルを狙いたい」とコメント。

  • 鈴木猛史選手

    鈴木猛史選手

ノルディックスキーの川除大輝選手は「今シーズンは調子がいいので、それを今後につなげていきたい。前回の(北京)大会で金メダルを獲得しているので、2大会連続で金メダルを獲得できたらいいなと思っています。さらに複数のメダルを獲得できるよう頑張りたい」と決意を滲ませた。

  • 川除大輝選手

    川除大輝選手

今回で8大会連続出場となるノルディックスキーのレジェンド、新田佳浩選手は「今シーズンはドイツ、オーストリア、カナダなどでしっかり練習ができたのですが、W杯に中国の選手が出場しておらず、どういった存在なのか分からないのを脅威に感じています。世界的にも若手の選手が台頭してきているので、それに負けない技術と体力づくりを続けてメダルに近づいていきたい」と話し、「自分の技術の完成形というものが分からないからこそ、もっと上手になれるんじゃないかと取り組んでいます。障害や、年齢を重ねることで失う部分もあるが、それ以外に人とのつながりなど、いろんな気づくポイントもある。だからこそ、僕は続けられているのかなと思います」と45歳になる現在でも第一線で現役を続けられている理由を語った。

  • 新田佳浩選手

    新田佳浩選手

ノルディックスキーの阿部友里香選手は「2年半かけて着実に準備と自信を積み上げてきたので、いい感じできている手応えはあります。得意のクラシカル・スプリントでメダル獲得を目指して頑張りたいですし、バイアスロンの方でもしっかり結果を出したいです」と笑顔を見せた。

  • 阿部友里香選手

    阿部友里香選手

初のメダルが期待されるスノーボードの日本代表チームを率いるキャプテンの小栗大地選手は、「今シーズンは夏の合宿からスノーボードクロスのコースにたくさん入ることができ、今までになく自分でも上達を感じています。仕上がることはないと思いますが、そこに向けて常に右肩上がりで成長していきたい。仕上がったらもう引退ですね」と会場を和ませつつ、「パラリンピックでは、スノーボードクロスとバンクドスラロームの両種目でメダルを獲得するのを目標にしています」と宣言した。

  • 小栗大地選手

    小栗大地選手

昨シーズンの世界選手権で日本人初の金メダルを獲得して注目を集めるスノーボードの小須田潤太選手は、「バンクドスラロームとスノーボードクロスの2冠を目標に動き続けています。今年は毎月雪上に立つため海外遠征に行ったり、レース用具をすべて一新するなどして、いい形でシーズンインできました。2冠の目標をぶらさず最後まで突き進んでいきたいと思います」と力強く語った。

  • 小須田潤太選手

    小須田潤太選手