俳優の沢口靖子が、都内で行われたテレビ朝日系ドラマ『科捜研の女 FINAL』(1月23日20:00~)の囲み取材に出席。26年にわたって同じ役と歩み続けた、“裏側の苦労”を明かした。
1999年の放送開始から、現行連ドラ最多シリーズ記録を更新し続けてきた本作。京都府警科学捜査研究所・通称“科捜研”の法医研究員・榊マリコとして、最前線の科学捜査に身を置いてきた沢口だが、その裏では年々増していく台詞の“ハードさ”に頭を悩ませていたようだ。
取材で語ったのは、シリーズが進むごとに高まっていった脚本の難易度について。
「シーズンを重ねるごとに、内容が難しくなり、専門用語が難しくなっていきました」
現代科学の進歩に合わせて劇中の科学描写も常にアップデートされていく本作では、台詞の中に出てくる専門用語も進化。必然的に台詞覚えはハードになっていく。
「どうしても専門用語で覚えなければいけない言葉もありましたし、それをスムーズに言えるようにこなしていかなければいけなかったので、物理的に時間がたくさん取られました」
何気なく口にしているように見えるセリフの数々も、膨大な下準備があってこそ。“芝居の前の芝居”に、膨大な時間が費やされていたようだ。
また、長年にわたって同じキャラクターを演じ続けることについても、沢口ならではの向き合い方があった。
「役とともに年齢を重ねていった感覚があります。期間が1年空いて、役と再会したときに、その1年で経験したことがセリフにも加わったいったんじゃないかなと思います」
26年という時間の中で、演者としても人としても経験を重ね、それが役へと自然ににじんでいく――まさに“共に歩んだ”年月だったことが伝わってくる。
現場の最前線で走り続けた沢口の言葉からは、単なる感傷ではない、リアルな時間の重みと、シリーズへの誇りがにじんでいた。
囲み取材会には、内藤剛志も出席した。


