StoreProは1月13日、「有人レジとセルフレジの心理・行動」に関する調査の結果を発表した。調査は2025年12月8日~12月9日、週1回以上スーパー・コンビニを利用、かつセルフレジを利用する20~60代の男女1,008人を対象にインターネットで行われた。
普段は"セルフレジ派"が約半数
「最もよく利用するレジの種類」について尋ねたところ、有人レジ(37.4%)、セルフレジ(47.4%)、どちらも同じくらい(15.2%)という結果となった。
セルフレジが過半数に迫る結果となり、セルフレジの利用が主流であることが示された。忙しい日常の中で、スムーズな会計処理を求める消費者が多いことが背景にあると考えられる。また、有人レジも依然として一定の割合で利用されており、商品や状況によって使い分ける消費者も一定数いることがわかる。
前の質問で「有人レジ」「セルフレジ」と回答した人に、「そのレジの種類を選ぶ理由」について尋ねたところ、「会計がスムーズだから(56.5%)」と回答した人が最も多く、「待ち時間が短いから(40.1%)」「店員に任せた方が安心できるから(19.4%)」と続いた。
「会計がスムーズだから」が最も多く選ばれたことから、消費者は会計の効率性を重視していることがわかる。特に、忙しい時間帯や混雑時において、待ち時間の短縮が求められており、セルフレジの利用促進につながっていると考えられる。
「購入する商品によってレジの種類を使い分けることはあるか」について尋ねたところ、ある(46.5%)、ない(53.5%)という結果になった。
商品によってレジを使い分ける方が約半数存在することから、消費者は単に会計の速さだけでなく、購入内容に応じた心理的な安心感も重視している可能性がある。
使い分けない人もいるため、全ての消費者が明確に意識しているわけではないものの、状況により行動を変える柔軟さがあると考えられる。
見られたくない商品はどっちへ?
「人に見られたくない商品を購入する際に選ぶレジの種類」について尋ねたところ、「セルフレジ(39.0%)」と回答した人が最も多く、「商品によって使い分ける(12.1%)」と続いた。
人に見られたくない商品を購入する際にセルフレジを選ぶ方が最も多かったことから、プライバシーを保てる環境を求める意識が強いことがうかがえる。購入内容を店員に知られたくないという感情は、レジ選択における動機となっている可能性がある。
また、「商品によって使い分ける」という回答が続いたことから、プライバシー確保の要求は一律ではなく、商品カテゴリーによって変動することも示された。
レジ別に見えるストレス構造
「セルフレジ利用時に困った・戸惑った経験」について尋ねたところ、「読み取りエラーが起きた(39.5%)」が最も多く、「操作方法がわかりにくい(23.7%)」「店員を呼ぶのが恥ずかしい・面倒(16.7%)」と続いた。
セルフレジでの「読み取りエラー」が最も多いトラブルとして挙げられた。このようなエラーが発生すると店員のサポートが必要になるが、「店員を呼ぶのが恥ずかしい」と思う方は時間をロスし、ストレスが生じることが考えられる。また、操作方法がわかりにくいと感じている人も多いため、さらなる改善が求められていることがうかがえる。
「有人レジでストレスを感じる点」について尋ねたところ、「待ち時間が長い(47.3%)」が最も多く、「店員の対応が気になる(21.1%)」「支払い・袋詰めを急かされる(13.0%)」と続いた。
有人レジで最も多く挙がったストレスを感じる点が「待ち時間の長さ」であったことから、多くの人は会計が開始されるまでの時間を負担だと感じているようだ。また、「店員の対応が気になる」という声や、「支払い・袋詰めを急かされる」という回答も一定数あり、店員とのやり取りそのものが負担になる場面があることがうかがえる。
理想のレジの種類はセミセルフレジが約4割
「タイムロスが少ないと感じるレジの種類」について尋ねたところ、有人レジ(18.3%)、セルフレジ(55.7%)、どちらともいえない(26.0%)となった。
タイムロスの少なさを重視する人たちにとって、セルフレジが圧倒的に人気であることがわかる。特にスムーズな支払い処理を求める人々にとって、セルフレジは効率的な選択肢となっているようだ。
「ミスが起きにくいと感じるレジの種類」について尋ねたところ、有人レジ(42.0%)、セルフレジ(28.0%)、どちらともいえない(30.0%)となった。
有人レジが最もミスが少ないと感じている人が多い結果となった。特に、会計の精度や安定性が重視されていることがうかがえる。セルフレジでは自身が操作するため、ミスが起こるリスクが高いと感じている人も多いようだ。
「最も理想的だと思うレジの種類」について尋ねたところ、「セミセルフレジ(商品登録はスタッフ、支払いのみセルフ)」(37.1%)が最も多く、「フルセルフレジ(商品登録から支払いまで全てセルフ)」(22.1%)、「有人レジ(スタッフが会計対応)」(12.5%)と続いた。
「セミセルフレジ」が最も多く選ばれたことから、商品登録をスタッフに任せ、支払いのみセルフで行う方式を理想的だと感じていることがわかる。商品登録をスタッフに任せることで操作ミスへの不安を軽減しつつ、支払いをセルフで行える点が、効率性と安心感のバランスにつながっていると考えられる。
「レジの今後の進化について期待するサービスや仕組み」について尋ねたところ「商品を置くだけで自動で読み取れる仕組み(42.3%)」が最も多く、「非接触で会計が完了する仕組み(26.6%)」「スマホアプリと連動した自動決済(26.1%)」と続いた。
期待するレジの進化として、「商品を置くだけで自動で読み取れる仕組み」が最も多く選ばれていることから、さらなる効率化と利便性が期待され、特に非接触での会計処理が求められていることがわかる。





