【鎌倉 観光スポットレポ】塩釜神社 - 愛くるしい狛犬たちの表情や仕…

JR大船駅西口から、柏尾川にそって徒歩6分。戸部橋のたもとに塩釜神社(しおがまじんじゃ)が鎮座しています。

今回はこちらの塩釜神社(鹽竈神社)について、歴史や見どころなどを紹介。大船散策を楽しむ予習になれば幸いです。

塩釜神社の歴史

具体的な創建年は不明ながら、塩釜神社の創建時期は幕末ごろと考えられています。

仙台藩・伊達家へ奉公していた地元の娘が、里帰りの際に、日ごろから信心していた鹽竈神社(宮城県塩竈市)の御分霊をいただいてきました。

はじめは小さな祠を建ててお祀りしていたそうですが、やがて大船の発展にともない、近隣住民の信仰によって神社の規模が大きくなっていきます。

現代の社殿は1923年(大正12年)に建立、石造の鳥居は1939年(昭和14年)に建立されました。

塩釜神社の御祭神

こちらの塩釜神社では以下の三柱をお祀りしています。

塩土老翁神(しおつちのおぢのかみ)

名前の由来は潮津霊(しおつち。潮の満ち引きを司る神)または潮津路(しおつち。潮の路すなわち潮流の神格化)です。

海や潮を司ることから海上守護や安産守護、果ては延命長寿や産業開発の神として崇敬されてきました。

武甕槌神(たけみかづちのかみ)

雷と剣を司る武神で、相撲の元祖とも言われる神様です。また地下に棲む大鯰を押さえつけ、地震を鎮めるとも言い伝えられてきました。

鹿島神宮(茨城県鹿嶋市)の主祭神であることから、鹿島大明神などとも呼ばれます。

経津主神(ふつぬしのかみ)

剣の武神であり、刃がものを断ち切る音や、勇気がふつふつと沸き起こって奮い立つ様子の神格化として名づけられました。

武甕槌神と共に崇敬されることが多く、鹿島神宮と利根川をはさんで相対する香取神宮(千葉県香取市)の主祭神として祀られることから、香取大明神などとも呼ばれます。

塩釜神社の見どころ

こじんまりとした境内に見どころが凝縮されているのが、塩釜神社の魅力と言えるでしょう。

お時間の許す限り、どうかじっくりご堪能くださいね。

愛らしい獅子や狛犬たち

オリジナリティーの高い石造の獅子と狛犬は、とても表情豊かで愛らしい存在です。

右手の獅子(阿形)は左前脚のボール(宝玉)を転がしながら、今すぐ遊んでほしいかのようなワクワクした表情がたまりません。

いつまでも少年の心を忘れないお父さん的なキャラを思い浮かべました。

 

いっぽう左手の狛犬(吽形)は、右前脚で子供をやさしく撫でながら、チャーミングな笑みを浮かべています。こちらは愛情深いお母さんと、早くボール遊びがしたい子供といったところでしょうか。

この家族?が、いつまでも幸せでありますように(勝手な想像です)。

社殿の彫刻も躍動感高し

社殿を見上げると、豪快に笑うしゃくれアゴの龍や、その両脇を駆け抜ける獅子の姿が見えるでしょう。

こちらも非常に表情豊かで、肌の木目やたてがみのうねりなど、実に芸術的な仕上がりとなっています。

前に紹介した石造の獅子や狛犬と見比べて、質感の違いを楽しむのもおすすめです。見れば見るほど味わい深く、ため息が出てしまうかも知れません。

武骨な菊水紋に心打たれる

お賽銭箱と手水鉢に刻まれた菊水の家紋。歴史好きな方であれば、後醍醐天皇に仕えた南北朝時代の武将・楠木正成を連想することでしょう。

後醍醐天皇から菊花紋を賜った正成は、皇室の紋をそのまま用いるのは畏れ多いと、水の流れで菊の下半分を隠すデザインに改めました。

菊と水の組み合わせは健康長寿を意味すると共に、大切な人への思いがいつまでも瑞々しく色あせないように、との思いを込めたとも言います。

他の彫刻に比べて武骨さを感じる彫りですが、純粋でまっすぐな願いを感じられました。

戸部橋・対岸からもぜひ!

塩釜神社を鑑賞するなら、その眼前を流れる柏尾川をセットに眺めるのが地元民のおすすめです。一度境内から出て戸部橋を渡り、橋の途中や渡り切った場所から、おもむろに振り返ってみてください。

すると天候や時間によって、さまざまな表情を見せる柏尾川と、塩釜神社のコラボレーションが楽しめることでしょう。

特におすすめは晴れた日の午前中と夕方。さえざえとした青空や、夕陽に輝く川の流れを楽しんでほしいです。

まとめ

今回は、鎌倉市台の塩釜神社を紹介してまいりました。

子供のころから遊び場にしてきた小さな神社ですが、改めて見るとコンパクトな境内に表情豊かな魅力が詰まっていることを実感します。

大船へ遊びにいらした際は、ぜひ一度足を運んでいただけたら嬉しいです。

塩釜神社

参拝時間

24時間(ただし管理元神社は9:00~17:00)

※街灯が境内を照らしているため、夜間でも参拝は可能です。

休務日

社務所はありません(連絡は管理元神社へ)

主な祭礼

例祭(れいさい) 第2日曜日大祓(おおはらえ) 12月23日

アクセス

所在地:神奈川県鎌倉市台1-5-15

JR各線「大船駅」西口から徒歩6分(450m)

駐車場:なし(公共交通機関のご利用がおすすめです)

連絡先

管理元神社:岩瀬 五所稲荷神社

電話/FAX:0467-47-4798(9:00~17:00)

メール:iwase5inari@mou.ne.jp

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