フジテレビの動画配信サービス・FODとPrime Videoで配信されるドラマ『にこたま』(26日配信スタート、毎週金曜20:00最新話配信 ※FODは第1話無料)の完成披露イベントが26日、東京・台場の同局で行われ、橋本愛、瀬戸康史、比嘉愛未が登壇した。

  • 瀬戸康史

    瀬戸康史

「彼なりに向き合おうとしていた」とフォロー

出会って12年、なんとなく幸せな日々を過ごす温子(橋本)と晃平(瀬戸)に、晃平の同僚である高野ゆう子(比嘉)も絡んだ3人の葛藤を描く同ドラマ。橋本は、自身の役柄について、「あっちゃんは、晃平という10年以上一緒にいるパートナーに、よそで子どもを作られてしまって…。1話ではわりと平和に過ごしているんですけど、どんどん追い詰められていきます」と紹介した。

これを受け、瀬戸は「申し訳ございません」と第一声。比嘉に「謝罪会見じゃないんで(笑)」とツッコまれながら、「彼は裏切りを起こしてしまったときに、一瞬逃げようと考えたのかもしれない。でも、彼なりに向き合おうとしていたところは、僕は褒めてあげてもいいのかなと思っています」とフォローした。

10年前の原作に「本当に恐ろしい」

原作者の渡辺ペコ氏が「人を好きになるってどういうこと? 家族を作るって何だろう? という疑問を物語として掘り下げたのが『にこたま』です。結婚は永遠に続く契約のようですが、人の感情や関係性は常に変わっていくものなので、ある種の矛盾をはらんでいます。結婚は良いこととされがちだけれど、同時に怖さや奇妙さも含んでいる。子どもがいる、あるいはいない関係ならどうなるのか。2人の関係に亀裂が入って、それでも一緒にいたいと思うとしたら、それはどんな理由なのか。そんな思考実験を重ねながら描きました」という今作。

橋本は「この漫画が描かれたのが10年以上前なんですよね。当時は今より多様性がまだ透明化されていない時代で、“人は恋愛するのが当たり前”、“完璧で幸せな家族”みたいなイメージをみんなが共通認識として持っていた気がします。今でこそ、いろんな恋愛の形があることや、家族を作らないという選択肢も表に出てきましたが、渡辺先生がそこをこじ開けて描いていた先見の明が、本当に恐ろしいなと思いました」と驚きを表現。

その上で、「今この作品を作る意味も同時に考えないといけないと思うんです。今だと逆に考え方が少し通り過ぎたかもしれないという部分もありました。なので、原作とドラマで表現が少し変わっているところもあると思うんですけど、制作チームのみんなで一生懸命考えながら作ったので、今の現実を生きる皆さんに少しでも届いたらいいなという願いを込めて演じていました」と意識を語った。