フジテレビの動画配信サービス・FODで12月24日0時から全4話一挙先行配信されるドラマ『嘘が嘘で嘘は嘘だ』(地上波フジテレビ系:1月11日スタート、毎週日曜23:15~)。『silent』などの脚本家・生方美久氏の新作は、様々な「嘘」にまつわる人間模様を描いた、クリスマスの夜を舞台にした男女の物語だ。
出演する菊地凛子、錦戸亮、竹原ピストル、塩野瑛久が取材に応じ、緻密な脚本への驚きや「嘘」の捉え方、さらにはクリスマスの思い出まで語ってくれた――。
「誰が断って僕に話が来たんやろ?」にP全力否定
今回のオファーに、「誰が断って僕に話が来たんやろ?って思いました(笑)」と言う錦戸に、「私もそれは思いました(笑)」と同調する菊地。金城綾香プロデューサーが「なんてこと言うんですか(笑)! ファーストオファーに決まってるじゃないですか!」と主張するも、錦戸は「それも嘘かもしれないので(笑)」と受け流しながら、「でも台本を読んで“面白そうだな”と思ったから出たいと思いました。そこに嘘はないです」と率直な思いを述べる。
錦戸の台本の面白さの基準は、台本を読んで「フフッ」と笑えるかどうか。「今回はそれが多々あったので、生方さんはこういうものを書かれる方なんだと思いました」と印象を語った。
本作は、錦戸が「すごいな」と驚くように、同じ場所・同じ夜を4話で見せ切るという大胆な構造。菊地は「みんなのテンポ感がすごくて、セリフに躍動感があるんです。見ている側の“場所”は変わらなくても、会話の流れに動きがあるから、シチュエーションが変わらないことによって、セリフに集中できて、面白さがひも解いていける気がします」と解説する。そのため、「新人のように、セリフを一言一句言わせていただきました」と、生方脚本に全幅の信頼を寄せて臨んだ。
竹原は 「無数の細かい細かいピースが…緻密な、精巧なパズルのような美しさを覚えました。読んでいてとても心地よく、気持ちよかったです」、塩野も「誰がずっと嘘をついているのか、本当をどこまで混ぜるのか、つじつまや整合性を取るのは難しいだろうなと思ったのですが、それが会話として全部成り立っていて、さすがだなと思いました」といい、キャスト陣が一様に物語の構造への衝撃を語った。
箸の先端を削っていた菊地凛子
会話劇の精度を高めるため、撮影に入る前にリハーサル日が設けられた。菊地は「ドラマって、一人で宿題をやって発表会に出て、それが世に放たれるという感覚なんですけど、今回は“みんなで一緒に宿題をやった”感じがあったんです。4人の距離もグッとぐっと近づいた感じもあったので、すごくいい時間でしたね」と振り返る。
塩野はその雰囲気について、「話し合って作るというより、その場その場で作っていった感じです。それぞれのリアクションや空気感に反応していくことができました」と明かした。
現場でムードメーカーだったというのは、菊地。塩野は「菊地さんがトマトを箸で刺すシーンがあるんですが、うまくいかないので、箸の先端を削っていました(笑)」とまさかの解決策を目撃し、「菊地さんのおかげで場が和んだ部分は大きいです。大変なところもありましたが、すごく幸せな現場でした」と感謝した。
