400Fは11月27日、「オカネコ 労働とお金に関する調査」の結果を発表した。調査は11月15日~16日、全国の『オカネコ』ユーザーのうち給与収入がある男女283人を対象に、インターネットで行われた。

努力や貢献は「給与範囲内」でが主流

  • 「現在の給与水準に、総合的に満足していますか?」

    「現在の給与水準に、総合的に満足していますか?」

現在の給与水準に満足しているかと聞いたところ、過半数が「全く満足していない」あるいは「あまり満足していない」(52.3%)と回答。

そこで、「あなたは本業に対する努力・貢献について、どのように考えますか?」と聞くと、「給与契約で求められる範囲内の努力をすれば十分」が最多の51.6%。「給与への不満や期待のなさから、最低限の業務に留めたい」(11.6%)を合わせると、努力や貢献を「給与範囲内」に限定する層は合計63.2%となり、「給与以上の成果を目指す」層は36.8%という結果に。働く個人の間でドライな「契約通り」の働き方が主流になっていることがわかった。

  • 仕事を通じて提供される機会のうち「重要度が低い」と感じるもの

    仕事を通じて提供される機会のうち「重要度が低い」と感じるもの

続いて、「仮に、今の本業の時給換算額よりも、副業の時給換算額の方が高い場合、あなたはどちらにより多くの時間を割きたいですか?」と尋ねたところ、51.2%が「副業(より高い時給を優先)」を選択し、「本業(将来のキャリアや責任のため)」(48.8 %)を上回る結果に。

また、仕事を通じて提供される機会のうち「重要度が低い」と感じるものを教えてもらったところ、「社内イベント・交流」(52.6%)や「労働時間が長くなる残業」(48.1%)が上位となったほか、3人に1人は自身のキャリア的な成長機会を重要視しておらず「給与に直結しない研修・教育」が33.6%。さらに「上司からのフィードバック」(14.5%)や「部下への指導・マネジメント業務」(13.1%)など、直接的なリターンに繋がらない時間消費を避ける傾向が見てとれた。

  • 「働き方とお金」に関する状況について最も深刻な問題と考えているテーマ

    「働き方とお金」に関する状況について最も深刻な問題と考えているテーマ

次に、「働き方とお金」に関する状況について最も深刻な問題と考えているテーマを聞いたところ、労働者は「物価高騰に対し、賃金上昇が追いつかないこと(実質賃金の低下)」(42.8%)が最も多く、次いで「老後資金や年金など、将来への金銭的不安」(25.8%)、「人手不足による業務負荷の増加と長時間労働」(15.2%)と続いた。

また、「経済的な安定」を確保するために最も重要だと考える要素を聞くと、「投資・資産運用で将来に備えた資産を増やすこと」(39.2%)や「勤め先に倒産リスクがなく、長く勤められること」(36.8 %)に回答が集中。さらに、「もし、あなたが想定より高い賃上げ(一時金含む)を得られた場合、その増額分の主な使途として最も優先したいものは何ですか?」と質問したところ、「投資・資産運用に回す」(50.9%)がトップとなり、賃上げが「消費」や「生活防衛」ではなく、「自己の資産形成のための資金」として活用される傾向が強いことがわかった。