(左から)読売ジャイアンツの平内龍太、阿部慎之助監督、岡田悠希(写真:産経新聞社)

 日本野球機構(NPB)は、12月9日に2025年度の現役ドラフトを開催する。同制度は各球団2人以上の対象選手を選出し、他球団から必ず1人以上指名する。移籍の活性化により、出場機会に恵まれていない選手の新天地での飛躍が期待される。ここでは、今年の現役ドラフトで特に注目したい読売ジャイアンツの選手を紹介する。

平内龍太

[caption id="attachment_241521" align="aligncenter" width="530"] 読売ジャイアンツの平内龍太(写真:産経新聞社)[/caption]

・投打:右投右打

・身長/体重:185cm/99kg

・生年月日:1998年8月1日

・経歴:神戸国際大付高 - 亜細亜大

・ドラフト:2020年ドラフト1位(巨人)

 

 プロ5年目の今季は、12試合の一軍登板に終わった平内龍太。現役ドラフトによる移籍も考えられる立場となっている。

 

 亜細亜大から2020年ドラフト1位で読売ジャイアンツに入団した平内。プロ2年目の2022年には53試合に登板し、4勝4敗13ホールド、防御率4.32とリリーフで頭角を現した。

 

 

 しかし、右肘のクリーニング手術を受けた影響を受け、同年オフに育成契約へ移行。翌2023年に支配下復帰を果たしたが、11試合の登板にとどまった。

 

 昨季は31試合の登板で1勝2敗2ホールド、防御率2.16と復活の兆しを示したが、今季は12試合の登板で防御率5.74と低迷。

 

 レギュラーシーズンでは、時折アンダースローを織り交ぜるなど変化を見せたが、成績は振るわなかった。

 

 一方、二軍では19試合登板で3勝3セーブ、防御率0.87と傑出したパフォーマンスを発揮している。

 

 現役ドラフトの対象となれば、他球団から注目を集めることになるだろう。

山田龍聖

・投打:左投左打

・身長/体重:183cm/82kg

・生年月日:2000年9月7日

・経歴:高岡商 - JR東日本

・ドラフト:2021年ドラフト2位(巨人)

 

 プロ入り後4年間で、通算2試合の登板にとどまっている山田龍聖。二軍では結果が出始めているが、一軍でのチャンスは限られている。

 

 高岡商では高校日本代表に選出されるなど、世代屈指のサウスポーとして名を上げた山田。JR東日本を経て、2021年ドラフト2位指名で読売ジャイアンツに入団した。

 

 

 だが、プロ入り後は3年連続で一軍登板なしと苦しんだ。昨オフには自由契約となり、育成選手として再契約を結んだ。

 

 今季は、開幕からくふうハヤテベンチャーズ静岡に派遣。先発投手として結果を残し、派遣終了後に支配下契約を勝ち取った。

 

 しかし、一軍ではわずか2試合の登板。ファームでは12試合登板(7先発)で5勝3敗1セーブ、防御率2.60と優秀な数字を収めたが、出番に恵まれなかった。

 

 巨人は、今秋のドラフト会議で竹丸和幸(鷺宮製作所)、山城京平(亜細亜大)など、即戦力左腕を上位指名。チーム編成を踏まえると、現役ドラフトによる移籍の可能性もありそうだ。

菊地大稀

[caption id="attachment_239797" align="aligncenter" width="530"] 読売ジャイアンツの菊地大稀(写真:産経新聞社)[/caption]

・投打:右投左打

・身長/体重:186cm/89kg

・生年月日:1999年6月2日

・経歴:佐渡高 - 桐蔭横浜大

・ドラフト:2021年育成選手ドラフト6位(巨人)

 

 阿部慎之助監督の就任後は、一軍での登板機会が限られている菊地大稀。今季はファームで文句なしの数字を残しながらも、わずか7試合の一軍登板に終わった。

 

 桐蔭横浜大から2021年育成ドラフト6位で読売ジャイアンツに入団。プロ1年目の開幕直後に支配下契約を勝ち取り、同年は一軍で16試合に登板した。

 

 

 翌2023年には50試合に登板し、4勝4敗11ホールド、防御率3.40を記録。ブルペン陣の一角を担った。

 

 だが、昨季は二軍で36試合登板、6勝2敗1セーブ、防御率1.00、奪三振率11.25と傑出した数字をマークするも、まさかの一軍登板なし。オフには自由契約となり、育成再契約を結んだ。

 

 プロ4年目の今季は、7月末に支配下復帰。一軍では7試合の登板に限られたが、1勝1敗1ホールド、防御率1.80を記録した。

 

 また、ファームでは23試合に登板し、防御率1.98と前年に続いて好成績をマークした。

 

 現役ドラフトの対象となれば、他球団も注目の存在となるだろう。

岡田悠希

[caption id="attachment_241522" align="aligncenter" width="530"] 読売ジャイアンツの岡田悠希(写真:産経新聞社)[/caption]

・投打:右投左打

・身長/体重:184cm/86kg

・生年月日:2000年1月19日

・経歴:龍谷大平安高 - 法政大

・ドラフト:2021年ドラフト5位(巨人)

 

 高い潜在能力を誇るも、一軍では思うような結果を残せないシーズンが続いている岡田悠希。それでも、きっかけ1つで大化けが期待できる存在ともいえる。

 

 法政大から2021年ドラフト5位で読売ジャイアンツに入団した岡田。ルーキーイヤーから一軍デビューを果たすと、翌2023年はプロ初本塁打を記録。

 

 

 同年はファームで90試合出場、打率.281、12本塁打、42打点の好成績を収めるなど、能力の一端を示した。

 

 しかし、その後も一軍定着には至らず。プロ4年目の今季は、11試合の出場で打率.167に終わった。

 

 一方、二軍では90試合に出場し、打率.280、8本塁打、40打点、8盗塁と安定したパフォーマンスを発揮。

 

 巨人は、今秋のドラフト会議で皆川岳飛(中央大)など外野手を複数指名。また、FAで松本剛(日本ハム)を獲得するなど、続々とライバルが加入している。

 

 チーム編成を鑑みても、現役ドラフトの対象となる可能性も、否定できない立場となっている。

萩尾匡也

・投打:右投右打

・身長/体重:180cm/85kg

・生年月日:2000年12月28日

・経歴:文徳高 - 慶応大

・ドラフト:2022年ドラフト2位(巨人)

 

 今季は飛躍が期待されたが、不本意なシーズンを過ごした萩尾匡也。今オフにはライバルの加入が決まり、ポジション争いはさらに熾烈を極めそうだ。

 

 慶応大では、4年秋のリーグ戦で三冠王を獲得。通算10本塁打を放つなど強打の外野手として高い評価を得て、2022年ドラフト2位で読売ジャイアンツに入団した。

 

 

 ルーキーイヤーは一軍の壁に苦しんだが、二軍では101試合出場、打率.283、7本塁打、36打点の好成績をマーク。

 

 昨季は一軍での出場機会を増やし、56試合出場、打率.215、2本塁打、12打点と浮上の足掛かりを掴んだ。

 

 しかし、プロ3年目の今季は、故障もあって一軍では自己ワーストの9試合出場、打率.174と低迷。二軍でも56試合出場で打率.226、5本塁打、15打点と成績を落とした。

 

 今オフには、北海道日本ハムファイターズから松本剛がFA加入。来季はより厳しい立場に置かれることが予想され、現役ドラフトによる移籍の可能性もありそうだ。

湯浅大

・投打:右投右打

・身長/体重:172cm/73kg

・生年月日:2000年1月24日

・経歴:高崎健康福祉大高崎高

・ドラフト:2017年ドラフト8位(巨人)

 

 近年は出場機会を減らし、厳しい立場に置かれている湯浅大。心機一転、新たな環境に身を置くことも選択肢となっている。

 

 高崎健康福祉大高崎高から2017年ドラフト8位で読売ジャイアンツに入団。高卒3年目の2020年に一軍デビューを飾った。

 

 

 翌2021年は33試合の出場ながら、打率.385(13打数5安打)を記録。2022年には代走や守備固めを中心に、自己最多の63試合に出場した。

 

 しかし、翌2023年は故障の影響で一軍出場なしに終わると、以降も一軍での出番を得られず。

 

 今季も8試合の一軍出場にとどまり、二軍でも95試合の出場で打率.199、1本塁打、17打点、11盗塁と低迷した。

 

 巨人は、今秋のドラフト会議で内野手の小濱佑斗(沖縄電力)を5位指名。現役ドラフトによる移籍の可能性も否定できない立ち位置となっている。

 

 

【了】