『現代用語の基礎知識 選「2025 T&D保険グループ新語・流行語大賞」』の表彰式が1日、都内で行われ、「オールドメディア」でトップテンを受賞した環境副大臣・参議院議員・作家の青山繁晴氏が登壇した。
昨年11月の兵庫県知事選に始まり、大きな選挙や大手メディアの不祥事が報じられるたび、新聞・テレビといった歴史のあるメディアを「オールドメディア」と呼び、不要なもの、偏ったものとみなす風潮を作った言葉。だが、14~15年前からこの言葉を名付けて使用してきたという青山氏は「正直、私が申した真意とは少し違う文脈があると思っています」という。
“オールドメディア”に括られる共同通信出身の青山氏は「批判とか皮肉で申したんじゃなくて、私のところにくるのは若い記者が多いので、彼らがやがて中堅・中年になって家族にお金がたくさんかかる時に、ニューメディアとの対比ではなくて、今のメディアの大半がなくなってしまう懸念があるということにちゃんと立ち向かって、自分の足で自分の手で情報を取って、報道の本来の使命が果たせるようになってほしいという思いで、14~15年前から申し続けてきました」と説明。
それでも、「言葉というものは独り歩きしていくことがむしろ大切なので、これによって情報というものの根本、情報で成り立っている民主主義の根本をみんな考えていただくきっかけになればいいなと思います」と期待を示した。
インターネットの出現を「情報の民主化」と表現する青山氏。「僕自身が誹謗中傷に直面しますし、インターネットのダークサイドは大きいんですけど、それでも情報をみんなで共有できるようになったので、その方向で進んでいって『オールドメディア』という言葉が良い意味で消滅する時代になればいいなと思います」と願った。
