歌舞伎俳優の市川團十郎、長女の市川ぼたん(堀越麗禾)、長男の市川新之助(堀越勸玄)が22日、都内で行われた2026年1月新橋演舞場「初春大歌舞伎」取材会に出席した。

  • 左から市川新之助、市川團十郎、市川ぼたん

    左から市川新之助、市川團十郎、市川ぼたん

新橋演舞場では2026年1月3日~27日に「初春大歌舞伎」を昼夜二部制にて開催。夜の部の『春興鏡獅子』では、小姓弥生後に獅子の精に團十郎、胡蝶の精にぼたん、新之助という配役で、親子3人の共演が実現する。

現在、ぼたんは14歳、新之助は12歳。團十郎は、自身の10代の頃と比べて「私よりしっかりしている」と言い、「私はイキっていたので。尖っていたといいますか、すべて言葉では言い表せないような感情でものを見ていたので。せがれたちの時代は、いい意味でバランスの取れた人間が多いなと。芸術を育むうえでそれがいいのかどうかわかりません。けれども、コンプライアンスとか乗り越えていくには、こういう人種が増えて、歌舞伎をともに押し上げていくという雰囲気をすごく感じます」と時代の変化に言及した。

続けて、「我々の時代はスタンドプレーで頑張っていた時代なのかなと思いますが、彼ら10代、20代前半の人たちは、輪となって歌舞伎を盛り上げていくのかもしれないなと微笑ましく見ています」と述べ、「7歳のときの私のやる気のない、やらされている感のある外郎売と、彼(新之助)の瞳の奥の熱量は、見れば一目瞭然の差がございますので、このまますくすくと、私は邪魔せずに育てていきたいなと思っています」と語った。