中日ドラゴンズの若松駿太(左)と三ツ俣大樹(写真:産経新聞社)

 一般社団法人日本プロ野球選手会が11月12日、「エイブル トライアウト2025〜挑め、その先へ〜」を開催。12球団合同トライアウトが、今年からは選手会主催での実施に。毎年数多くの選手がNPBでのプレー続行を目指し、猛アピールを見せてきた。ここでは、トライアウトを受けた中日ドラゴンズの歴代選手を紹介したい。

若松駿太

・投打:右投右打

・身長/体重:182cm/82kg

・生年月日:1995年2月28日

・経歴:祐誠高

・ドラフト:2012年ドラフト7位

 

 一軍で2桁勝利を挙げた実績がある若松駿太も、12球団合同トライアウトに挑んだ1人である。

 

 祐誠高からドラフト7位で中日ドラゴンズに入団。高卒2年目の2014年に一軍デビューを果たした。

 

 

 翌2015年には大ブレイク。6月にプロ初勝利をマークすると、先発ローテーションの一角として23試合(140回)を投げ、10勝4敗、防御率2.12と大活躍を見せた。

 

 2016年にも7勝を挙げた若松だったが、2017年は1勝4敗と大苦戦。また、右肩の故障もあって2018年の一軍登板はゼロ。オフに戦力外通告を受け、トライアウトに参加した。

 

 NPB球団からの声はかからなかったが、独立リーグの栃木ゴールデンブレーブスに入団。その後もプレーを続け、2024年限りで現役を引退した。

伊藤準規

[caption id="attachment_238890" align="aligncenter" width="530"] 中日ドラゴンズの伊藤準規(写真:産経新聞社)[/caption]

・投打:右投左打

・身長/体重:187cm/80kg

・生年月日:1991年1月7日

・経歴:岐阜城北高

・ドラフト:2008年ドラフト2位

 

 高校時代の活躍が印象的だった伊藤準規だが、プロ入り後は本来の力を発揮できなかった。

 

 岐阜城北高で1年秋からエースの座を掴み、2年夏の岐阜県大会でノーヒットノーランを達成。ドラフト2位で中日ドラゴンズに入団し、将来を嘱望される存在として期待されていた。

 

 

 しかし、思うように登板機会が増えないシーズンを過ごしていた伊藤。右肘の故障にも悩まされた。

 

 2017年こそ自己最多となる39試合に登板し、防御率3.88を記録。9ホールドポイントを挙げたが、2019年はわずか1試合の登板にとどまった。

 

 2020年に至っては一軍登板なしに終わり、戦力外通告を受けた。12球団合同トライアウトでは三者連続三振の好投を見せたものの、獲得する球団は現れず。同年限りで現役引退を決断した。

野村亮介

[caption id="attachment_169260" align="aligncenter" width="530"] 中日ドラゴンズの野村亮介(写真:産経新聞社)[/caption]

・投打:右投右打

・身長/体重:187cm/85kg

・生年月日:1993年7月9日

・経歴:静清高 - 三菱日立パワーシステムズ横浜

・ドラフト:2014年ドラフト1位

 

 ドラフト1位入団と、大きな期待を受けた野村亮介。しかし、在籍わずか3年で戦力外通告を受けた。

 

 静清高から三菱日立パワーシステムズ横浜(現・三菱重工East)に進むと、社会人野球の舞台で大きく飛躍。2014年の「第1回 IBAF 21Uワールドカップ」では、社会人日本代表入りを果たした。

 

 

 迎えた2014年ドラフト会議では、中日ドラゴンズがドラフト1位指名。背番号「20」が用意されるなど、近い将来のエース候補として高く評価されていた。

 

 即戦力の働きが求められた中、ルーキーイヤーは右肩痛の影響もあり、わずか3試合の一軍登板で、防御率10.13と低迷。その後は一軍のマウンドから遠ざかった。

 

 プロ3年目の2017年オフに戦力外通告を受け、12球団合同トライアウトに挑むも、獲得球団は現れず。プロ野球の世界から去ることになった。

三ツ俣大樹

[caption id="attachment_238891" align="aligncenter" width="530"] 中日ドラゴンズの三ツ俣大樹(写真:産経新聞社)[/caption]

・投打:右投右打

・身長/体重:178cm/88kg

・生年月日:1992年5月11日

・経歴:修徳高

・ドラフト:2010年ドラフト2位

 

 12球団合同トライアウトでチャンスを掴み、計3球団でプレーした選手が三ツ俣大樹だ。

 

 2010年ドラフト2位でオリックス・バファローズに入団したが、一軍定着はできず、2014年シーズン途中に交換トレードで中日ドラゴンズに移籍した。

 

 

 中日でもレギュラー奪取には至らなかったが、主に代打や守備固めなどで出場機会を確保。2022年には自己最多に並ぶ58試合に出場するなど、一軍の戦力となっていた。

 

 しかし、同年オフにまさかの戦力外通告。12球団合同トライアウトでアピールに成功し、東京ヤクルトスワローズとの契約を勝ち取った。

 

 新天地で迎えた2023年だったが、18試合の出場にとどまると、翌2024年は一軍出場なし。オフに自身2度目となる戦力外通告が言い渡された。

堂上剛裕

[caption id="attachment_238892" align="aligncenter" width="530"] 中日ドラゴンズの堂上剛裕(写真:産経新聞社)[/caption]

・投打:右投左打

・身長/体重:184cm/93kg

・生年月日:1985年5月27日

・経歴:愛工大名電高

・ドラフト:2003年ドラフト6巡目

 

 中日ドラゴンズと読売ジャイアンツでプレーした堂上剛裕。巨人でのプレーは、12球団合同トライアウトからつながったチャンスだった。

 

 愛工大名電高から2003年ドラフト6巡目で中日ドラゴンズに入団。プロ2年目の2005年に一軍デビューを飾り、2007年にはプロ初安打と初本塁打を記録した。

 

 

 その後、2010年から出場機会を増やすと、2012年にはキャリアハイの85試合に出場。打率.282、4本塁打を記録した。

 

 しかし、一軍定着には至らず、2014年オフに戦力外通告。12球団合同トライアウトを受験し、巨人の入団テストに参加。

 

 育成契約での合格を勝ち取ると、2015年シーズン開幕前には支配下契約を掴んだ。

 

 移籍1年目は59試合出場で打率.276、3本塁打の働きを見せたものの、翌2016年は低迷。2017年に再び戦力外通告を受け、現役を退くこととなった。

山内壮馬

・投打:右投右打

・身長/体重:181cm/83kg

・生年月日:1985年7月1日

・経歴:杜若高 - 名城大

・ドラフト:2007年大学生・社会人ドラフト1巡目

 

 ドラフト1巡目で中日ドラゴンズ入りを果たした山内壮馬。一軍の戦力となったシーズンもあったが、晩年は苦しいシーズンが続いた。

 

 2007年大学生・社会人ドラフト1巡目で中日に入団し、プロ3年目の2010年にプロ初勝利をマーク。

 

 

 そして、2012年には規定投球回をクリア。24試合(148回)を投げ、10勝7敗、防御率2.43をマークするなど、飛躍を遂げた。

 

 しかし、翌2013年8月に右肘の手術の影響を受けると、キャリアが暗転。2015年には一軍登板なしに終わり、オフに戦力外通告を受けた。

 

 その後、12球団合同トライアウトに参加した後、東北楽天ゴールデンイーグルスの入団テストを受験。見事に合格を勝ち取った。

 

 新天地での復活が期待されたが、2年続けて戦力外通告。2016年限りでユニフォームを脱いだ。

 

 

【了】