小林製薬は、オートファジー研究を行う大阪大学発スタートアップのAutoPhagyGO(APGO)と共同研究を進めている。今回、APGOを中心に構成される「Team 10 years Rewind with AUTOPHAGY」が、老化へのアプローチを競う世界的コンペティション「XPRIZE Healthspan」の準決勝に進出したことを発表した。
小林製薬は2021年にAPGOへ出資するなど積極的に支援しており、これまでに「フランス海岸松樹皮エキス」や「サラシアエキス」のオートファジー活性作用を見出している。
世界的コンペティション「XPRIZE Healthspan」の準決勝へ進出したことを受け、小林製薬は同チームのパートナーとして、同社の製品を提供することで、「Team 10 years Rewind with AUTOPHAGY」が実施する臨床研究の一つである「睡眠介入プログラム」をサポートする。
提供製品は、「ナイトミン 鼻呼吸テープ 肌にやさしいタイプ 無香料」「Sawaday香るStick パルファムノアール」「お部屋の消臭元 心がなごむ炭の香り」「消臭元SAVON(サボン) シャンプーしたてほのかなブルーソープ」「糸ようじ」「やわらか歯間ブラシ 極細タイプ(SSS~S)」。
この支援は、臨床試験に貢献するとともに、進捗情報を共有することで、オートファジー研究のさらなる発展を目指すものであるという。オートファジーは細胞の分解・リサイクル機構であり、健康維持に不可欠な生体機能として注目されている。
