(左から)読売ジャイアンツのマイコラス、ラミレス、マシソン(写真:産経新聞社)

 プロ野球の世界では、毎年のように外国人選手の戦力補強が行われる。思うような活躍が出来ずに球団を去る選手も多い一方で、タイトルに輝くほどの好成績を残した優良助っ人外国人もいる。そこで今回は、2000年以降に結果を残した読売ジャイアンツの外国人選手を紹介したい。

マイルズ・マイコラス

・投打:右投右打

・身長/体重:約196cm/約100kg

・生年月日:1988年8月23日

・経歴:ノバサウスイースタン大 - パドレス - レンジャーズ

 

 読売ジャイアンツで2度の2桁勝利を記録したマイルズ・マイコラス。今季もメジャーリーグで一線級の成績を収めており、その実力を発揮している。

 

 メジャーリーグのサンディエゴ・パドレス、テキサス・レンジャーズでのプレーを経て、2015年シーズンから巨人へ加入。

 

 

 同年は5月に来日初勝利を挙げた後、シーズン11連勝を記録。最終的に21試合の登板で13勝3敗、防御率1.92の好成績をマークした。

 

 翌2016年は14試合の登板で4勝2敗にとどまったが、2017年にはワールド・ベースボール・クラシック(WBC)に出場した菅野智之に代わり、開幕投手を任された。

 

 同年は27試合の登板で14勝8敗、防御率2.25、187奪三振の好成績をマーク。最多奪三振のタイトルを獲得した。

 

 翌2018年からセントルイス・カージナルスへ移籍しMLBへ復帰。同年は18勝を挙げ最多勝のタイトルに輝くと、その後も先発ローテーションを任される存在に。

 

 今季も31試合に登板するなど、ローテーションの一角として存在感を発揮。日本球界で培った技術とメンタルは今もなお、高く評価されている。

スコット・マシソン

[caption id="attachment_238185" align="aligncenter" width="530"] 読売ジャイアンツのスコット・マシソン(写真:産経新聞社)[/caption]

・投打:右投右打

・身長/体重:191cm/104kg

・生年月日:1984年2月27日

・経歴:アルダーグローブコミュニティー高 - フィリーズ

 

 長きにわたり読売ジャイアンツに欠かせないリリーフ投手として活躍したスコット・マシソン。歴代の助っ人投手の中でもトップクラスの貢献度を見せた。

 

 フィラデルフィア・フィリーズ時代は目立った成績を残すことは出来なかったが、2012年に巨人へ入団すると、救援投手として存在感を発揮。

 

 

 来日1年目から40試合に登板し2勝、10セーブ、8ホールド、防御率1.71の好成績を収めリリーフ陣を支える働きを見せた。

 

 翌2013年は63試合に登板し40ホールド、防御率1.03と圧巻の成績を残し、自身初のタイトルとなる最優秀中継ぎ投手を獲得。

 

 2016年にも70試合登板、41ホールドの好成績をマークし、自身2度目の最優秀中継ぎ投手のタイトルを受賞。巨人のブルペンを長きにわたって支え続けた。

 

 通算174ホールドは、現在でもNPBにおける外国人投手の最多ホールド記録。多大な功績を残した助っ人外国人投手として名を刻んだ。

アレックス・ラミレス

[caption id="attachment_238186" align="aligncenter" width="530"] 読売ジャイアンツのアレックス・ラミレス(写真:産経新聞社)[/caption]

・投打:右投右打

・身長/体重:180cm/100kg

・生年月日:1974年10月3日

・経歴:サンアントニオデパウラ高 - インディアンス - パイレーツ

 

 日本球界に馴染みの深いアレックス・ラミレスも、読売ジャイアンツ時代に多大な結果を残した選手の一人だ。

 

 ピッツバーグ・パイレーツなどでのプレーを経て、2001年にヤクルトスワローズへ入団。来日1年目に138試合出場、打率.280、29本塁打、88打点の好成績を収めた。

 

 

 2003年には全140試合に出場、打率.333、40本塁打、124打点と圧巻の成績をマークし本塁打王、打点王、最多安打のタイトルを獲得。

 

 2008年に巨人へ移籍すると、全144試合に出場し打率.319、45本塁打、125打点と変わらぬ長打力を発揮。2年連続3度目の打点王に輝いた。

 

 その後も主軸打者として存在感を示し、在籍4年間で前述した打点王の他、首位打者、本塁打王、最多安打など数々の打撃タイトルを獲得。

 

 一方で守備面に課題を残したこともあり、2011年限りで巨人を退団。翌年から横浜DeNAベイスターズへ活躍の場を移した。

 

 引退後はDeNAの監督として指揮を執るなど、日本球界と馴染みの深いレジェンド助っ人。明るいキャラクター性も相まって、今でも根強い人気を誇っている。

タフィ・ローズ

[caption id="attachment_238187" align="aligncenter" width="530"] 読売ジャイアンツのタフィ・ローズ(写真:産経新聞社)[/caption]

・投打:左投左打

・身長/体重:182cm/100kg

・生年月日:1968年8月21日

・経歴:ウエスタンヒルズ高 - アストロズ - カブス - レッドソックス

 

 近鉄バファローズの選手としての印象が強いタフィ・ローズだが、読売ジャイアンツでも本塁打王に輝くなど、実績を残した。

 

 1996年に近鉄へ入団すると、来日1年目から130試合に出場。打率.293、27本塁打と長打力を発揮した。

 

 

 1999年には40本塁打、101打点を記録し、それぞれ来日後初のタイトルとなる本塁打王・打点王を獲得。

 

 2001年には当時のNPBタイ記録となるシーズン55本塁打を達成するなど、圧巻の成績を残し、2004年から巨人へ加入した。

 

 移籍1年目に45本塁打を記録し、外国人選手として史上初となる両リーグでの本塁打王に輝いた。

 

 翌年は怪我の影響もあり27本塁打と成績を落とし、同年限りで巨人を退団。最後はオリックス・バファローズでユニフォームを脱いだ。

 

 巨人では2年間のプレーにとどまったが、大きなインパクトを残した助っ人外国人選手であることは間違いない。

ケーシー・マギー

[caption id="attachment_238188" align="aligncenter" width="530"] 読売ジャイアンツのケーシー・マギー(写真:産経新聞社)[/caption]

・投打:右投右打

・身長/体重:185cm/100kg

・生年月日:1982年10月12日

・経歴:カリフォルニア州大フレズノ校 - カブス - ブルワーズ - パイレーツ - ヤンキース

 

 NPB2球団でプレーしたケーシー・マギー。在籍期間は決して長くなかったが、ファンの印象に残る好成績を残した。

 

 ニューヨーク・ヤンキースなど複数のメジャー球団でのプレーを経て、2013年から東北楽天ゴールデンイーグルスの一員としてプレー。

 

 

 全144試合に出場して打率.292、28本塁打、93打点と好成績をマークし、球団史上初のリーグ優勝、日本シリーズ優勝に大きく貢献した。

 

 翌年からはメジャーリーグへ復帰し、2017年に読売ジャイアンツに加入。同年は139試合出場で打率.315、77打点の好成績を記録。

 

 翌2018年も132試合に出場し打率.285、21本塁打、84打点の成績を収めたが、同年限りでの現役引退を表明。

 

 楽天で1年、巨人でも2年間と短い在籍期間の中で、見事なパフォーマンスを発揮した優良助っ人外国人だった。

マーク・クルーン

[caption id="attachment_238189" align="aligncenter" width="530"] 読売ジャイアンツのマーク・クルーン(写真:産経新聞社)[/caption]

・投打:右投右打

・身長/体重:188cm/86kg

・生年月日:1973年4月2日

・経歴:シャドーマウンテン高 - パドレス - レッズ - ロッキーズ

 

 当時のNPB最速記録である162キロのストレートを武器に、読売ジャイアンツでも守護神として活躍した選手がマーク・クルーンだ。

 

 メジャーリーグ時代から剛速球を武器にプレーしていたが定着できず、2005年に横浜ベイスターズに入団。救援投手として登板を重ね、翌年からクローザーに定着した。

 

 

 2007年には43試合の登板で31セーブを記録。守護神としての役割を果たしていたが、オフの残留交渉がまとまらず、同年限りで退団となった。

 

 2008年から巨人のクローザーとして躍動し、61試合の登板で41セーブをマーク。自身初タイトルとなる最多セーブ王に輝いた。

 

 翌年も27セーブを挙げチームのリーグ優勝、日本一に貢献。しかし、2010年は失点するケースが増え、防御率4点台と低迷。同年オフに退団が発表された。

 

 制球力に不安はあったが、巨人はクルーン加入前まで抑えが固定出来ていなかっただけに、ブルペンを救う存在であったことは間違いない。

 

 

【了】