くるめしは、「会社の忘年会に関する調査(2025)」の結果を10月30日に発表した。同調査は2025年10月9日~10月16日の期間、全国、20歳以上の「くるめし弁当」会員と「シェフコレ」会員の男女592人を対象にインターネットを用いて行われた。

  • 今年の忘年会に「参加したい」人は77%

    今年の忘年会に「参加したい」人は77%

今年の会社の忘年会に対して参加意欲を尋ねたところ、「参加予定」と回答した人が51.5%、「どちらかといえば参加したい」と回答した人が25.5%という結果となり、参加したいと考える人が全体の77%となった。

また、参加したい理由を聞いたところ、「職場の人と仕事以外でコミュニケーションをとりたい」(55.5%)、「忘年会(飲み会)を通じて職場の人と良好な関係構築のきっかけをつくりたい」(53.7%)と、職場の人とのコミュニケーションを目的とした選択肢に多く回答が寄せられた。

また、会社の忘年会に参加する上でハードルになることを尋ねたところ、「夜遅くまで参加するのが負担に感じる」が29.6%で最多となった。次いで、19.1%が「会費など経済的な負担が気になる」、17.9%が「プライベートや家庭の時間を優先したい」と回答した。

世代別でみると、20代・30代ではいずれの項目も全体の割合を上回る結果となり、特に「会費など経済的な負担が気になる」では25.8%と、全体と比較して6.7ポイント、「プライベートや家庭の時間を優先したい」では32.3%と、14.4ポイントという大きな差があった。

  • 最も参加しやすいのは「経済的な負担がない」忘年会

    最も参加しやすいのは「経済的な負担がない」忘年会

どのような忘年会であれば参加しやすいか尋ねたところ、最多は「経済的な負担がない(会費は会社負担)」(45.4%)だった。そのほかに「開催場所(飲食店)に特色がある(店内の雰囲気が良い、ご飯が美味しいなど)」(37.8%)、「業務時間内(昼間〜夕方)の開催」(34.6%)を求める声が多く寄せられた。

20代・30代は特に「経済的な負担がない(会費は会社負担)」(62.9%)、「業務時間内(昼間~夕方)の開催」(37.1%)を望む声が多かったほか、19.4%が「開催場所が社内」を望んでおり、全体と比べて4.9ポイント高い結果となった。

次に、仕事がある日の自由に使える時間(家事・育児・介護・通勤など以外の、自分のために使える時間)=可処分時間が1日にどの程度あるかを尋ねたところ、「1時間未満」(17.7%)、「1時間以上~3時間未満」(53.2%)となり1日の可処分時間が「3時間未満」の人が約7割という結果となった。

また、子育て・介護中と回答した人に限定すると、「1時間未満」と回答した人が35.3%で、全体と比較すると17.6ポイント上昇した。「1時間以上〜3時間未満」と回答した人44.4%を含め、子育て・介護中の人においては可処分時間が「3時間未満」と回答した人が約8割にのぼった。

  • 子育て・介護中の約7割が就業時間後のイベント参加に調整が必要

    子育て・介護中の約7割が就業時間後のイベント参加に調整が必要

就業時間後に開催される会社のイベント(懇親会・勉強会・社内交流会など)へ自由に参加できるか聞いたところ、「調整すれば参加できる」人が58.4%で最多となった。子育て・介護中の人に限定すると、「調整すれば参加できる」が68.4%となり全体と比べて高い結果になった。

また、子育て・介護中の人で「ほとんどいつでも参加できる」と回答した人は全体と比較しておよそ半分の割合にとどまった一方で、「調整しても参加が難しい」「ほとんど参加できない」「まったく参加できない」の回答においてはいずれも全体を上回った。

次に、これまでに会社の忘年会が家族の忘年会や飲み会と重なり日程調整や欠席したことがあるか尋ねたところ、「ある」と回答した人は55.1%で、約2人に1人が経験があると回答した。子育て・介護中の人に限定すると58.7%となり、3.6ポイント上昇した。