フジテレビの動画配信サービス・FODのオリジナルドラマ『あなたを殺す旅』(全6話)の最終話が配信された24日、W主演の和田雅成と高橋大翔がインスタライブを行った。役柄とはまるで違う、明るく、ボケやツッコミまで見せるやり取りに、ユーザーからも「めちゃくちゃ笑った」の声があがった。

  • (左から)高橋大翔、和田雅成

    (左から)高橋大翔、和田雅成

前日22時に「明日の夜、インスタライブできますか?」

『あなたを殺す旅』は、浅井西氏による同名コミックの実写化作品。情に厚い若頭・片岡(和田)と、その若頭を「殺す」密命を背負った若手組員・小田島(高橋)が、旅を共にする中で次第に惹かれ合っていく、ヤクザ×BL×旅の切なく熱いラブストーリーとなっている。主演の和田は、舞台『刀剣乱舞』や『花郎~ファラン~』など、高橋はMEN'S NON-NOの専属モデルとしても活躍中で、そんな彼らの好演により、公式SNSでは国境を越え、外国語の反応もあったほど。また最終話については「泣いた」「第2クールはないのか、楽しみ」などの反響が多く寄せられている。

最終回の配信直後というタイミングでのインスタライブに、視聴者からはコメントで早速、「見たよー」「まだー」という声が飛び交った。ほぼ同時に、高橋が「最終回がついに配信されましたが」と切り出すと、和田も「みていただけましたか?」と呼びかけ、一瞬でコメント欄と同調。

今回のライブは“本当に”急きょ決まったものだったという。高橋が「いつこのライブ決まったと思います? みなさん。電話来たの昨日夜10時とか」と明かすと、和田も「そうだよ。夜10時に『明日の夜、インスタライブできますか?』って。いろいろあったの。いろいろあってこのタイミングでできるようになっちゃいましたね」と笑う。まさに「最終回が出た夜に、主演2人が直で集まってしゃべる」というファンにとってはご褒美の生配信となっていた。

視聴者数はあっという間に3,000人を突破。高橋が「3,000いきますよ」と喜び、和田も「ありがたいよ本当にさ」とうなずく。「(最終回が)8時から最終話始まって」と和田が言うと、高橋は「みんなで、(泣いて)えずきながら(このライブを見ているはず)」とおどける。さらに、和田が「えずきながら見てんだ? もうちょいハッピーに見てほしいけど」と話すなど、2人の距離感は、劇中とはまた別の“お笑いコンビ”そのもので、コメント欄も「うるさいw」「最高」と温まっていた。

もちろん最終回の内容、特に片岡(和田)がどうなったのか、までははっきり言わない。「まだ見てない人もいらっしゃるだろうから、ネタバレはできない」としつつ、和田は5話~6話の裏話を披露。「5話配信されたタイミングで片岡がさ、かばってたら撃たれたじゃん。で、母親から連絡が来たの。『6話、(和田本人が演じている)片岡さんはいますか?』って。おもろくない? “片岡さんはどうなりますか?”って息子に聞くの」と笑い、コメント欄も「お母さんかわいい」で沸いた。

さらには、小田島の親友役・堀海登もコメント欄に登場し、「初見です」とコメント。加えて監督の上條大輔氏も「こんばんは、初見です」と参加し、これに思わず和田は「ぶっとばすぞ(笑)」とおどける。すかさず高橋が「なんで初見なんだよ」「一番見てるだろ」とツッコみ、2人+共演者+スタッフが一体となって視聴者を笑わす場面は、現場の空気感そのものを表しているようだった。

海外ファンへのサービスも忘れない。高橋が「海外の方もかなり多いので、海外版の挨拶も」と促すと、和田は「チョヌン マサノリ ワダ イムニダ」と急ごしらえの韓国語自己紹介を披露。高橋は「せっこ!」と即ツッコむ。「なにがやねん」と和田もノリながらも、「ありがたい。海外の方からもねーお声をいただいて」と感謝を繰り返した。

「離れ際のプルンがいいんだよ」

そんな2人が、この日一番熱を込めていたのは「名シーンランキング」コーナー。第10位は「第3話:小田島からの衝撃の告白」。2人は「めちゃくちゃ衝撃じゃん!」と顔を見合わせ、作品の“重い部分”に視聴者が反応していることを素直に喜ぶ。

第9位は「第5話:泣き崩れる小田島」。5話ラスト、小田島が感情をむき出しにするあの場面だ。和田は「あそこ結構長めにねいただいて」「めっちゃよかったね」と、役者として“尺をもらえた”ありがたさを語る。

第8位「フーフーラーメン」は、なんとアドリブ。和田が「監督がカットをかけなかったから生まれたシーンね」と明かすと、高橋は「そこら辺からね、俺らまたグッと縮まったから」と付け加え、ここが2人の距離が一気に近づく瞬間として、本人たちも忘れられない場面だと語った。

第7位は「第2話:ホテルのラブシーン」。高橋は「みんなの“見せたいもの”があって、こうしたらよく見えますよとか(原作の)先生もいらっしゃって、監督もいるし。全部考えられてるしちゃんと。それがまんまとみなさんにハマってくれた」と感想を述べた。

第6位「朝日の墓参り」は、和田が「90%の雨を跳ね返した、朝日の墓参り」と当日を振り返る。現場はほぼ雨予報だったのに、ドラマでは印象的な静けさが撮れたという。

第5位は「オープニング」。高橋は「撮影中にインスタントカメラで撮ってた写真とかが、まさかオープニングに使われると思ってないんですもんね。本当にもう“小田島の旅日記”として使ってくださいって言って撮ったら、オープニングに使われてて」と笑うと、和田は「“俺らの旅は始まってるんだ”っていう、そういうことよ」とフォロー。だが、これお高橋がまさかの「ちょっと何言ってんか分からないんですね」と裏切り発言。これに現場は大いに湧いた。

第4位は「第4話:震える手を握る片岡」(病院のシーン)。和田は「お互いがさ、どっちなんだろう? 好き同士なのか? っていうところで、黙って手を握って、目を黙って見て、お互いの大事な部分を見せ合うっていう…その始まり」と、片岡と小田島の関係が“言葉になる前の境目”として評価されていることに驚き、うれしそうだった。

第3位「船上のプロポーズ」になると、2人の熱は一段とアップ。和田が「『結婚するぞ』が好きなのか?『責任はとらねぇよ、男だからよ』が好きなのか? 俺が意外と一番好きなのは『いい天気だ、ついたら起こせよ』なんだよ」と話し、「“何も言わなくていいぞ”の優しさ」と説明。つまり、言葉よりも“そばにいること”、“目を閉じて寄りかかること”で伝える愛情が片岡という人物のやさしさなのだと解説した。さらに撮影の裏話として、太陽光が和田の顔に当たってしまうとき、高橋が手で光をよけてくれたこと(※本人は覚えていない)も明らかになった。

第2位は「第5話:初めてのキス」。これに高橋は「みんな待ってたでしょ。“こいつらいつキスすんだよ”って」とこれまでの焦らしについて語り、2人でひとしきり「BL作品においてのキスのタイミング」談義に話を咲かせた。

そして第1位はもちろん、あの「指キス」。和田は「不思議なもんでさ、第1位が指キスじゃん、第2位が“初めてのキス”じゃん。キスって、しない方がいいんですか? 口と口で」。これに高橋は「わびさびの話になってきますね。やっぱわびとさびなんですよ」と持論を展開した。

また、和田は「指キスって他の恋愛作品でもあんま見たことないもんね。きれいな画ではあるよね。横顔で2人で、お互いのこう…」としみじみと話す。高橋も「見ましたよ、あのプルン。確かにプルンとしてましたね」と答え、和田は「その“プルン”がいいんだよ。離れ際のプルンがいいんだよ」と同じ目線で自作のフェティッシュを言語化していく。

終盤には、和田が「“映画化したいですね”って話をいっぱいしました」「俺も“2期やりましょうね”って」と話すと、高橋も「スクリーンで見たいですね」と同調。これに和田「だってもう下巻出てるわけやん。俺ら上巻の部分しかやってないんだけど。これはもう下巻、やるしかないでしょ」と畳み掛け、スタッフへ猛アピールした。

ドラマの中で命を張って向き合い続けた“片岡と小田島”。その2人が、誰よりも本作が好きで、視聴者と一緒に盛り上げようとしている──それがはっきり伝わる45分だった。