10月2日に東京・高輪の「TAKANAWA GATEWAY CITY」の高層階に誕生した「JWマリオット・ホテル東京」。マリオット・インターナショナル 取締役会会長のデイヴィッド・マリオット氏とマリオット・インターナショナル 社長兼最高経営責任者 アンソニー・カプアーノ氏の来日に合わせ、10月23日にグランドオープニングセレモニーが開催された。
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(左から)マリオット・インターナショナル 社長兼最高経営責任者 アンソニー・カプアーノ氏、マリオット・インターナショナル 取締役会会長のデイヴィッド・マリオット氏、JR東日本(東日本旅客鉄道) 代表取締役社長の喜勢陽一氏
国内2軒目の「JWマリオット」誕生 - 日本人&海外旅行者のラグジュアリー旅行需要に期待
JWマリオットは30以上のホテルブランドを展開する、マリオット・インターナショナルの最上位となるラグジュアリーブランド。全世界では136軒目、日本ではJWマリオット・ホテル奈良に続く国内2軒目、首都圏初となる。
そもそもJWマリオットはデイヴィッド・マリオット氏の祖父である創業者のジョン・ウィラード・マリオット氏の名を冠したブランド。デイヴィッド・マリオット氏はマリオットの歴史を振り返りながら、「革新、文化、そして豊かな伝統で知られる東京の地に、JWマリオットの名が刻まれることを、祖父もきっと喜んでくれるでしょう」と話した。
「今からおよそ1世紀前、私の祖父母はワシントンD.C.でわずか9席のルートビアスタンドを開業しました。その事業を導いたのは、非常にシンプルな理念でした。従業員を大切にすれば、従業員がお客様を大切にし、お客様は何度でも戻ってきてくださるというものです。私の父は、その理念を基盤に60年以上にわたり事業を発展させ、マリオットを今日私たちが知る世界的なホスピタリティ企業へと成長させました」(デイヴィッド・マリオット氏)。
「私たちは、日本市場に強い信頼を寄せています」と話したのは、アンソニー・カプアーノ氏。JWマリオット・ホテル東京だけではなく、フォーポイント フレックス by シェラトンなどを含め、年末までに29都道府県にわたり、22のブランドを展開する予定だという。
「日本では、目の肥えた国内ゲストと、日本の独特な文化や体験に惹かれる海外からの旅行者の両方によって、ラグジュアリー旅行への需要が明らかに高まっています。東京、京都、大阪のような都市が重要なハブであり続ける一方で、私たちの成長戦略はゲートウェイを越えて、福岡、沖縄、日光、奈良のようなデスティネーションにも目を向けています」(アンソニー・カプアーノ氏)。
続いて祝辞を述べたのは、JR東日本(東日本旅客鉄道) 代表取締役社長の喜勢陽一氏。JWマリオット・ホテル東京の開業により、高輪ゲートウェイの街の魅力が一層高まることを期待すると話した。
「高輪ゲートウェイシティは、今からおよそ150年前、日本で初めての鉄道が走った、いわば近代日本のイノベーションの始まりの地であります。この地に、共創パートナーとしてグローバルブランドの最高峰であるJWマリオットさんをお迎えできたことは、私たちにとって誠に光栄なことでございます。国内外からこの街に訪れる多くのお客様に、この街でしか体験できない、高品質な価値を創出していただくことを通じて、この高輪ゲートウェイの魅力を一層高めていただくことを願っております」(喜勢氏)。
東京タワーを望む絶景スパに、全室43平米以上のラグジュアリーな客室
セレモニー後は、メディアに向けてJWマリオット・ホテル東京の全貌が初公開された。JWマリオット・ホテル東京のデザインコンセプトは「バランスとマインドフルネスを体現し、時を超えるサンクチュアリ」。1階「ホテル・アライバル」では富士山を表現したウェルカムアートがゲストを迎え、禅の庭を再解釈した心落ち着く空間となっている。
レセプションは最上階の30階。ここにはアフタヌーンティーを楽しめる「JWラウンジ」や「JWバー」があり、宿泊者以外も利用可能だ。
JWラウンジに併設されているのが、ユニークな"クロワッサンバー"。「ル・クレス / Le Cres」では、ベーカリーシェフとパティシエによる共作によって生み出されたクロワッサンを5種類販売している。例えば「クロワッサン ジャポネ」(1,500円)は抹茶クリームがあしらわれた芸術的なクロワッサン。テイクアウトもしくはその場で食べることも可能で、ホットコーヒー(900円)と一緒に味わうのも良いだろう。
客室は全200室。"禅"の美意識に着想を得たデザインで、すべて43平米以上という、東京の一等地にあるホテルとしてはかなり贅沢な広さとなっている。
眺望は部屋によって異なるが、全客室が23階から28階に位置するため、どこからでも東京の街並みを見下ろせるのも特徴。眺望は「シティビュー」と「ベイビュー」が選択可能で、ベイビューからはレインボーブリッジが一望できる。
「これはすごい……」と思わず筆者も見惚れてしまった空間が28階の「SPA by JW」。床から天井までの大きな窓から東京の街を望む25mの広大な温水プールで、心身をリフレッシュできる。東京タワーも見え、宿泊者は無料で利用可能だ。
食事は日本料理や地中海料理のレストランで楽しむことができ、注目は割烹料理「咲 / Saki」。東京湾に面した8席のカウンターで、2人のミシュランスターシェフが監修する割烹料理を味わうことができる。監修したのはシンガポールのミシュラン二つ星寿司店「Shoukouwa」の西田 和峰氏と、シンガポールのミシュラン二つ星フレンチレストラン「St Pierre」のエマニュエル・ストルーバント氏だ。
トレンド感あふれる高輪ゲートウェイで、輝かしいスタートを切った「JWマリオット・ホテル東京」。羽田空港からは車で20分と、東京のラグジュアリーホテルの中でもアクセスが良いため、世界の富裕層にも人気が出るだろう。一方、ロビーを見ていると日本人の宿泊者やアフタヌーンティーを楽しむ日本人も見られ、マリオット創業者の名を冠した新しいホテルに皆、興味津々のようだ。"禅"の美意識を表現した世界基準のラグジュアリーを、高輪ゲートウェイで体感してみては。










