JR西日本は22日、さらなる安全性の向上と生産性の向上、環境負荷低減等による持続可能な鉄道運行実現のため、ハイブリッド方式の新型事業用車8両(1両×8編成)とバラスト散布車12両(4両×3編成)を2027年春以降に順次導入すると発表した。
現在、同社において回送列車等の牽引や車両入換作業に使用している機関車と、バラスト輸送および散布作業に使用している貨車は国鉄時代に製造された車両であり、更新時期を迎えているという。2027年春以降に順次導入する新型事業用車は、ハイブリッド方式の電気式気動車とし、新型バラスト散布車の牽引に加え、回送列車等の牽引や車両入換作業といった作業に使用する。一部車両については、嵯峨野観光鉄道の予備機として使用するとのこと。ハイブリッド方式の事業用車の導入は同社初だという。
新型車両の特徴として、車両を構成する機械部品の削減によって運行時およびメンテナンス時の安全性が向上。車両先頭部に衝撃吸収構造を採用し、運転士が意識を失った場合などに備えて自動的に列車を停止させるEB-N装置を採用する。
生産性の向上も図り、電気式気動車(ハイブリッド方式)の採用で電車・気動車のシステムを共通化することによって車両メンテナンスの効率化が見込まれるほか、従来の機関車・貨車扱いを解消することで運用効率の改善も期待される。電気式気動車(ハイブリッド方式)は機関車と比べて燃費向上や環境負荷の低減も期待されている。



