(左から)伊藤樹、小久保裕紀監督、山形球道(写真:産経新聞社)

 「2025年プロ野球ドラフト会議 supported by リポビタンD」が、10月23日に行われる。ドラフト会議はチーム編成を強固にする上で重要な役割を果たし、その戦略は来季以降の戦力に大きな影響を与えることになる。そこで今回は、福岡ソフトバンクホークスが獲得を狙いたい今秋のドラフト候補を紹介したい。

堀越啓太(ほりこしけいた)

[caption id="attachment_234952" align="aligncenter" width="530"] 東北福祉大の堀越啓太(写真:産経新聞社)[/caption]

・投打:右投右打

・身長/体重:184cm/96kg

・生年月日:2003年7月15日

・経歴:花咲徳栄高‐東北福祉大

 

 豪速球が持ち味である、東北福祉大の堀越啓太。ドラフト上位候補と評価されている中、福岡ソフトバンクホークスの指名も考えられる。

 

 花咲徳栄高時代は甲子園こそ経験できなかったが、140キロ後半の球速をマークするなど、高いポテンシャルを発揮。プロ志望届を提出するもドラフトでの指名はなかった。

 

 

 それでも、東北福祉大に進学し1年時からリーグ戦に登板。スピードボールで話題を集めると、3年時には大学日本代表候補合宿に初めて召集された。

 

 今年6月は大学選手権に出場。東日本国際大を相手に6回無失点のピッチングで、チームを勝利に導いた。

 

 最速157キロのストレートに、小さく曲がるカットボールを加え打者を打ち取る右腕。先発・リリーフをこなせる器用さもドラフトでは高評価を得るだろう。

 

 ソフトバンクは今季、セーブ王に輝いた杉山一樹、最優秀中継ぎも松本裕樹が獲得するなど、充実した救援陣を誇っている。堀越の獲得で更なる厚みを加えることも考えられる。

伊藤樹(いとうたつき)

[caption id="attachment_234953" align="aligncenter" width="530"] 早稲田大の伊藤樹(写真:産経新聞社)[/caption]

・投打:右投右打

・身長/体重:177cm/84kg

・生年月日:2003年8月24日

・経歴:仙台育英高‐早稲田大

 

 今年5月にノーヒットノーランを達成した早稲田大の伊藤樹も、当然ながら上位指名が期待されている。

 

 仙台育英高時代は1年夏から甲子園のマウンドを経験。2年秋からエースの座に座り、3年春の選抜ではベスト8に進出した。

 

 

 卒業後は早稲田大に進み、1年春から登板機会を獲得。3年時には大学日本代表のメンバー入りを果たし、着実なステップアップを果たしていた。

 

 さらに今年5月のリーグ戦では、明治大相手にノーヒットノーラン。5四死球を与えながらも粘りのピッチングを見せ、快挙を成し遂げた。

 

 今季のソフトバンクは有原航平を筆頭に4人が2桁勝利をマークするなど、強力先発陣が揃っているが、先発投手はいくらいても困らないポジションとされている。

 

 どのチームも上位指名は必至だが、リーグ3連覇を目指すため、福岡ソフトバンクホークスが伊藤を指名する可能性も十分にあるだろう。

立石正広(たていしまさひろ)

[caption id="attachment_234782" align="aligncenter" width="530"] 創価大の立石正広(写真:産経新聞社)[/caption]

・投打:右投右打

・身長/体重:180cm/85kg

・生年月日:2003年11月1日

・経歴:高川学園高‐創価大

 

 福岡ソフトバンクホークスのドラフト1位指名の可能性が高まっているのが、大学生屈指の内野手として評価されている創価大の立石正広だ。

 

 高川学園高では高校3年夏に甲子園を経験すると、バックスクリーンに豪快な一発を叩き込むなど、卓越した打撃力を発揮。

 

 

 創価大へ進学すると大学2年春のリーグ戦、打率.500、5本塁打、14打点の成績で三冠王に。瞬く間にリーグを代表するバッターとなり、3年夏に大学日本代表を経験した。

 

 大学ラストイヤーとなる今年も、春のリーグ戦で5本塁打。長打力は他の選手と比較しても、人一倍抜きん出ていると言えるだろう。

 

 現段階で既に広島東洋カープが1位指名を公言。他球団の指名も十分考えられるため、競合必至となることは間違いない。

 

 今季、ソフトバンクはリーグ優勝を果たしたが、スラッガータイプとされる打者は山川穂高と故障の影響が響いた柳田悠岐のみ。将来の4番を担う存在として、立石はまさにうってつけの存在だ。

小島大河(こじまたいが)

[caption id="attachment_233500" align="aligncenter" width="530"] 明治大の小島大河(写真:産経新聞社)[/caption]

・投打:右投左打

・身長/体重:179cm/83kg

・生年月日:2003年10月27日

・経歴:東海大相模高‐明治大

 

 ドラフト候補と評されている明治大の小島大河。キャッチャーというポジションを考えると、福岡ソフトバンクホークスが指名しても不思議ではない。

 

 全国屈指の名門、神奈川の東海大相模高では内野手としてプレー。セカンドでレギュラーを獲得したものの、2年冬からキャッチャーに転向した経緯がある。

 

 

 高校3年春はセンバツで優勝を経験したが、夏はチームが新型コロナウイルスに集団感染してしまい、出場辞退。不運な形で、最後の夏を終えてしまった。

 

 卒業後は明治大に入学し、1年秋に公式戦デビュー。2年春の時点で早くもレギュラーを掴み取り、巧みなバッティングでヒットを積み重ねた。

 

 大学日本代表にも選出され、日米大学野球の優勝に貢献。小島自身は指名打者として出場しクリーンアップを任されると、3割を超える打率を記録し存在感を発揮。

 

 今季のソフトバンクは甲斐拓也が移籍したものの、海野隆司が存在感を放ち、リーグ優勝を達成した。海野のさらなる成長を促す意味合いで、小島の指名に動くことが予想される。

櫻井ユウヤ(さくらいゆうや)

[caption id="attachment_234518" align="aligncenter" width="530"] 昌平高の櫻井ユウヤ(写真:産経新聞社)[/caption]

・投打:右投右打

・身長/体重:181cm/91kg

・生年月日:2007年6月30日

・所属:昌平高

 

 プロ注目スラッガーとして評価されている昌平高の櫻井ユウヤ。高卒からのプロ入りへ、そしてレギュラー定着に向けて期待が集まっている。

 

 昌平高に入学した櫻井は、1年春の段階でレギュラーを獲得。また、1年秋からは4番を任されたように、1年時から長打力に磨きがかかっていた。

 

 

 チームのキャプテンを務めて迎えた、高校最後の夏。甲子園優勝経験のある花咲徳栄高に勝利し、県大会決勝に進出。しかし、最後は叡明高に敗れ、甲子園初出場の夢が潰えた。

 

 それでも、決勝戦でホームランを放ち高校通算49発で夏を終えた櫻井。進路をプロ一本と明言し、プロ志望届を提出した。

 

 福岡ソフトバンクホークスには正木智也、井上朋也といった将来を期待される長距離砲がいるものの、まだ覚醒したとは言えない状況。

 

 次世代を担うスラッガー候補として、櫻井の指名に踏み切る可能性もゼロではないだろう。

山形球道(やまがたきゅうどう)

[caption id="attachment_234951" align="aligncenter" width="530"] 立教大の山形球道(写真:産経新聞社)[/caption]

・投打:右投左打

・身長/体重:172cm/82kg

・生年月日:2003年10月19日

・経歴:興南高‐立教大

 

 一本足打法が特徴的な山形球道。上位指名候補とされており、福岡ソフトバンクホークスからの指名も考えられる選手だ。

 

 沖縄の興南高では2年時にレギュラーを獲得。甲子園には縁がなかったものの、立教大への入学が決まった。

 

 

 入学当初は目立つような成績を残せず、レギュラーからも遠い状況に。しかし、今年春のリーグ戦で突如としてブレイク。

 

 同年は打率.444、17打点、5本塁打の好成績を収めて三冠王を獲得。立教大からは59年ぶりの偉業となった。

 

 近年はあまり見られなくなった一本足打法を武器に、スカウトからの評価も急上昇。10月12日の東大戦では2本塁打を含む5安打4打点と大暴れの活躍を見せた。

 

 172cmとアスリートの世界では決して大きな体系ではないが、長打力を秘めた外野手。ソフトバンク打線に更なる厚みを加えるべく、指名に動くことも十分考えられる。

 

 

【了】