ファンケルは10月6日、「更年期に関する夫婦間の会話実態」の調査結果を発表した。調査は2025年8月2日~8月3日、 更年期症状を実感している40代から50代女性とその夫100人を対象に会場で行われた。

更年期世代の夫婦65%が「平日の会話は1時間未満」

更年期世代の夫婦100人に「夫婦の平日の会話時間」について聞いたところ、65%が「1時間未満」と回答した。さらに「普段夫婦で話すことが多い内容」では、「子どものこと」が男女ともに50%と最も多く、次いで「体調や健康のこと」「週末・直近の予定」と、生活共有が中心であることが分かった。

会話内容を男女別に見ると、女性は「体調や健康のこと」50%が最も多かった一方で、男性は38%にとどまった。男性は「子どものこと」に次いで多いのが「週末の予定」や「趣味・娯楽」といった日常の段取りや娯楽に関心が集まっており、健康に対する意識の差が浮き彫りになった。

また、「夫婦の会話で本当はもっと話したいこと」について女性の自由回答を見ると、「お互いの健康面について」「自分の体調について」といった声が多く寄せられ、50人中15人と約30%以上が「自身や夫の体調についてもっと話したい」と答えている。一方で、男性は「将来・老後のこと」「趣味・旅行のこと」という声が多く、50人中13人と約30%近くが将来のことを話したいと答えている。こうした会話したい内容・関心の相違が、更年期の話題を遠ざける要因になっていると考えられる。

  • 夫婦の平日の会話時間は、1日あたりどれくらいですか/普段、夫婦の会話で話すことが多い内容を教えてください

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更年期についての会話後、理解度が大きく改善

更年期について夫婦での会話前では、「夫に自分の更年期症状を理解してもらえているか」について、「理解してくれている」と回答したのは44%と半分以下。また、「妻の更年期症状を理解できているか」を聞いたところ、「理解している」と回答したのは26%と4人に1人だった。女性側は、日常生活の中で体調や健康状態について深く話したいと思っていても話せず、受け取る男性側の知識も十分でないことから、更年期について理解することが難しく分かり合えていない状況がうかがえる。

しかし、更年期について会話をした後は、女性の100%が「理解してもらえた」、男性の96%が「理解できた」と回答。会話前には「理解されていない」「理解していない」と答える人が多数を占めていたが、会話を通して理解度が大きく改善することが示された。

  • 更年期に関する不調や悩みについて、どの程度理解してくれていると感じますか?/更年期に関する不調や悩みについて、会話をすることでパートナーにどの程度理解してもらえたと感じますか?

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  • 更年期に関する不調や悩みについて、あなたはどの程度理解していると思いますか / 会話をすることでどの程度理解できたと感じますか

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更年期の話題、女性の74%が「話しにくい」

「体調や健康のこと」をよく話すと女性全員が回答している一方で、「更年期や健康の話題について"話しにくさ"を感じたことはあるか」と聞いたところ、「ある/ときどきある」と回答した女性は74%にのぼった。つまり、日常的な健康や体調の話題は夫婦間で交わされているにもかかわらず、更年期となると一歩踏み込んで話しにくいと感じている様子がうかがえる。理由としては、「女性特有の症状の問題だという認識があり、男性には理解度が低いだろうと思い、話しにくい。」「理解されないと思っているので、そもそも話しても仕方ないと感じている。」といった"理解されない"と思っている意見が多く見られた。

さらに、「更年期についての理解や情報が十分でないことで、夫婦の間に衝突やすれ違いを感じたことがあるか」と聞いたところ、女性の56%が「ある」と答えた一方、男性では25.6%にとどまった。

つまり、更年期が夫婦関係に与える影響について、女性は敏感に捉えているのに対し、男性はあまり自覚していないという認識のギャップも明らかになった。

  • 夫婦の会話の中で、更年期や健康の話題について"話しにくさ"を感じたことはありますか/更年期や健康の話題について話しにくいと感じるのは、なぜだと思いますか

    夫婦の会話の中で、更年期や健康の話題について"話しにくさ"を感じたことはありますか/更年期や健康の話題について話しにくいと感じるのは、なぜだと思いますか

更年期について会話後「気持ちが軽くなった」女性68%

更年期について夫婦で会話を行った後、「夫婦で話せてよかったと思うか」という質問に対して、全体の99%が「話せてよかった」と回答した。多くの夫婦にとって、これまで深く話すことのなかった話題に向き合い会話することが、大きな安心感につながったことが分かる。具体的には、「会話後に感じたこと」として、女性の68%が「気持ちが軽くなった」、64%が「相手をより理解できた」と回答し、会話によって心理的な負担が和らぎ、関係性も前向きに変化していることが明らかになった。男性も「相手をより理解できた」88%、「心理的な距離が縮まった」42%と、会話することによって妻をより身近に感じるといった変化が読み取れる。

  • 更年期について夫婦で「話せてよかった」と思いましたか/会話後の感じたこととして、当てはまることをすべて選んでください

    更年期について夫婦で「話せてよかった」と思いましたか/会話後の感じたこととして、当てはまることをすべて選んでください

さらに、「もっと早く更年期について夫婦で話していればよかった」と感じた人は全体の81%にのぼり、95%が「今後も更年期について会話を続けたい」と回答した。この結果から、会話は更年期に関する理解を深めるだけでなく、安心感を得て前向きな関係を築くための重要なきっかけになることが示された。

  • 更年期について"もっと早く"更年期について夫婦で話していればよかったと感じましたか/今後も更年期について夫婦で会話したいと思いますか

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