(左から)東京ヤクルトスワローズの村上宗隆、埼玉西武ライオンズの今井達也、阪神タイガースの佐藤輝明(写真:産経新聞社)

 まもなくレギュラーシーズンが終了する2025年のプロ野球。近年はシーズンオフに多くの日本人選手が海を渡り、メジャーリーグの舞台で活躍を見せている。今オフにもメジャーリーグ移籍が噂されるNPB戦士が多くいる。ここでは、メジャーリーグ挑戦の可能性がある選手を取り上げたい。

村上宗隆(東京ヤクルトスワローズ)

・投打:右投左打

・身長/体重:188cm/97kg

・生年月日:2000年2月2日

・経歴:九州学院高

・ドラフト:2017年ドラフト1位(ヤクルト)

 

 昨オフの契約更改で、今オフのメジャーリーグ挑戦を表明した村上宗隆。今季は長期離脱を強いられて状態が心配されたが、一軍復帰後はアーチを量産し、格の違いを見せつけている。

 

 九州学院高から2017年ドラフト1位で東京ヤクルトスワローズに入団すると、高卒2年目に一軍へ定着。同年は打率.231、36本塁打、96打点の活躍で新人王に輝いた。

 

 

 順調なキャリアを歩み、高卒4年目の2021年には自身初の本塁打王(39本)を戴冠。翌2022年には打率.318、56本塁打、134打点をマークし、史上最年少で三冠王に輝いた。

 

 昨季は打率.244と数字を落としものの、本塁打王(33本)、打点王(86打点)の打撃2冠を獲得した。

 

 今季は、3月中旬に上半身のコンディション不良を発症し、開幕から出遅れた。4月17日に一軍へ昇格したが、復帰戦で故障が再発して再離脱。

 

 それでも、7月下旬に再合流すると、51試合の出場ながら、20本塁打を放つなど量産体制に入り、メジャースカウトの評価を高めている。

佐藤輝明(阪神タイガース)

・投打:右投左打

・身長/体重:187cm/95kg

・生年月日:1999年3月13日

・経歴:仁川学院高 - 近畿大

・ドラフト:2020年ドラフト1位(阪神)

 

 プロ5年目の今季はさらなる覚醒を遂げ、ホームランキングを独走している佐藤輝明。昨オフには、将来的なメジャーリーグへの移籍を直訴した。

 

 近畿大から4球団競合の末、阪神タイガースに入団した佐藤輝。ルーキーイヤーは不振に苦しむ時期があり、打率.238ながら24本塁打を記録した。

 

 

 2023年には打率.264、24本塁打、92打点、7盗塁の好成績を収め、プロ入りから3年連続でシーズン20本塁打をクリア。

 

 メジャーリーグ挑戦の意向を表明して迎えた今季は、開幕前に行われたロサンゼルス・ドジャースとのプレシーズンゲームにて、サイ・ヤング賞2度獲得のブレイク・スネルから豪快な一発を放ち、衝撃を与えた。

 

 レギュラーシーズンでは、ここまで138試合出場、打率.273、39本塁打、99打点、10盗塁とキャリアハイのシーズンを過ごしている。また、三塁守備の安定感が増し、外野の両翼も高いレベルでこなすなど、守備面でも進化を示している。

 

 すでに飛距離や打球速度はメジャー級だが、今オフに海を渡る決断を下すか、注目が集まっている。

今井達也(埼玉西武ライオンズ)

[caption id="attachment_219725" align="aligncenter" width="530"] 写真:産経新聞社[/caption]

・投打:右投右打

・身長/体重:180cm/80kg

・生年月日:1998年5月9日

・経歴:作新学院高

・ドラフト:2016年ドラフト1位(西武)

 

 埼玉西武ライオンズのエース・今井達也も、メジャー志向を持ち、今オフのポスティングが取り沙汰されている選手の1人だ。

 

 作新学院高では、3年夏に甲子園優勝投手となった今井。一躍注目を集め、2016年ドラフト1位指名で西武に入団した。

 

 

 高卒2年目の2018年に一軍デビュー。2021年に自身初の規定投球回をクリアし、8勝8敗、防御率2.30と確かな成長を示した。

 

 2023年には2桁勝利を挙げると、昨季は25試合の登板で10勝8敗、187奪三振、防御率2.34をマークし、最多奪三振のタイトルを獲得。

 

 高卒9年目の今季は、現時点で23試合(157回2/3)を投げ、9勝5敗、5完投3完封、171奪三振、防御率1.77とさらなる進化を遂げている。

 

 150キロ超のストレートと切れ味鋭いスライダーを武器に、投球回を上回る奪三振を記録。日に日にメジャースカウトの注目度が増しており、今オフの決断が注視されている。

岡本和真(読売ジャイアンツ)

・投打:右投右打

・身長/体重:186cm/100kg

・生年月日:1996年6月30日

・経歴:智弁学園高

・ドラフト:2014年ドラフト1位(巨人)

 

 昨オフの契約更改で、メジャーリーグ挑戦の目標を口にした岡本和真。今季は故障離脱こそあったが、高い実力を証明するシーズンとなっている。

 

 2014年ドラフト1位で読売ジャイアンツに入団すると、高卒4年目の2018年に一軍へ定着し、打率.309、33本塁打、100打点と大ブレイク。

 

 

 瞬く間に球界を代表する強打者に成長し、2020年から2年連続で本塁打と打点の打撃2冠に輝いた。

 

 2023年3月に開催されたWBCでは、打率.333、2本塁打、7打点と国際大会でも実力を発揮し、世界一に大きく貢献。さらに、同年のレギュラーシーズンでは自己最多の41本塁打を放ち、3度目の本塁打王を獲得した。

 

 昨季は7年連続のシーズン30本塁打こそ逃したが、打率.280、27本塁打、83打点をマーク。ベストナインとゴールデングラブ賞のW受賞を果たした。

 

 今季は左肘の靭帯損傷により、長期離脱を強いられたが、8月中旬に戦線復帰。ここまで67試合出場、打率.328、15本塁打、48打点と安定した成績を収めている。今オフのメジャー移籍はあるのか、動向が注視されている。

才木浩人(阪神タイガース)

・投打:右投右打

・身長/体重:189cm/92kg

・生年月日:1998年11月7日

・経歴:須磨翔風高

・ドラフト:2016年ドラフト3位(阪神)

 

 昨オフに将来的なメジャーリーグ挑戦の意向を表明した才木浩人。昨季から圧巻のパフォーマンスを発揮しており、メジャー球団から熱視線が送られている。

 

 須磨翔風高から2016年ドラフト3位で阪神タイガースに入団すると、高卒2年目の2018年に6勝をマーク。早くから頭角を現した。

 

 

 しかし、2020年11月に右肘内側側副靱帯再建術(通称トミー・ジョン手術)を敢行。長期離脱を余儀なくされた。

 

 2022年に一軍へ復帰すると、翌2023年には19試合の登板で8勝を記録。昨季は25試合登板、13勝3敗、4完投、防御率1.83と傑出の成績を収めた。

 

 高卒9年目の今季は、ここまで24試合(157回)を投げ、12勝6敗、122奪三振、防御率1.55の好成績。防御率はリーグトップを走り、勝利数、奪三振数もリーグ上位の数字を誇っている。

 

 回転数の多い150キロ超のストレートや、鋭く落ちるフォークで打者を圧倒する投球スタイルは、メジャースカウトからも高い評価を受ける。今オフのメジャーリーグ挑戦はあるのか、動向に注目が集まる。

髙橋光成(埼玉西武ライオンズ)

・投打:右投右打

・身長/体重:190cm/105kg

・生年月日:1997年2月3日

・経歴:前橋育英高

・ドラフト:2014年ドラフト1位(西武)

 

 2022年オフの契約更改で、将来的なメジャーリーグ挑戦を直訴した髙橋光成。昨季は0勝11敗と悔しいシーズンを過ごしたが、今季は巻き返しを見せている。

 

 前橋育英高では、2年生エースとして夏の甲子園を制覇。世代屈指の評価を受け、2014年ドラフト1位で埼玉西武ライオンズに入団した。

 

 

 高卒1年目から一軍デビューし、2019年に自身初の2桁勝利を達成。以降は先発の柱を担い、2022年には26試合登板、12勝8敗、防御率2.20の好成績をマークした。

 

 翌2023年はリーグトップの4完投を記録し、10勝8敗、防御率2.21と前年に続き安定した数字を残した。

 

 しかし昨季は、右肩の故障で出遅れると、15試合の登板にとどまり、0勝11敗、防御率3.87とまさかの数字に終わった

 

 それでも今季は、ここまで23試合(141回)を投げ、8勝8敗、防御率3.13と復調。今オフにメジャー挑戦の夢を叶えることができるか、関心が寄せられている。

 

 

【了】