
レギュラーシーズンの最終盤を迎えている2025年のプロ野球。ポストシーズンに向けて、戦力がほぼ固まりつつある時期といえる。その一方で、余剰戦力となって一軍での出場機会が限られている選手も少なくない。ここでは一軍での出番が少ない読売ジャイアンツの選手を紹介したい。
岡田悠希
・投打:右投左打
・身長/体重:184cm/86kg
・生年月日:2000年1月19日
・経歴:龍谷大平安高 - 法政大
・ドラフト:2021年ドラフト5位(巨人)
ファームでは結果を残すも、一軍では思うような活躍ができずにいる岡田悠希。昨季から出番が限られている状況だ。
法政大から2021年ドラフト5位で読売ジャイアンツに入団。ルーキーイヤーから一軍で33試合に出場したが、打率.095(21打数2安打)とプロのレベルの高さに直面した。
それでも、翌2023年はプロ初本塁打を記録。二軍では90試合に出場し、打率.281、12本塁打、42打点と能力の一端を示した。
しかし昨季は、わずか4試合の一軍出場に。今季も二軍では85試合出場、打率.279、8本塁打、37打点、8盗塁と高いパフォーマンスを発揮。
一方で、一軍では11試合の出場にとどまり、打率.167(18打数3安打)と振るわず。打席数の半分以上で三振を喫するなど、課題が浮き彫りになっている。
中山礼都の外野挑戦、若林楽人の台頭などでライバルが多くなっているだけに、少ないチャンスをものにしたいところだ。
重信慎之介
[caption id="attachment_232071" align="aligncenter" width="530"] 読売ジャイアンツの重信慎之介(写真:産経新聞社)[/caption]
・投打:右投左打
・身長/体重:173cm/74kg
・生年月日:1993年4月17日
・経歴:早稲田実 - 早稲田大
・ドラフト:2015年ドラフト2位(巨人)
代走や守備固めで出場機会を得ていた重信慎之介だが、ここ数年は立場を失い、今季はファームを主戦場としている。
早稲田大から2015年ドラフト2位で読売ジャイアンツに入団。プロ2年目の2017年に代走や外野の守備固めで出番を増やすと、2019年には自己最多の106試合に出場。
同年は打率.266(規定未満)、2本塁打、16打点、14盗塁をマーク。その後も一定の出場機会を確保し、2023年には67試合に出場し、10盗塁を決めた。
しかし、昨季は自身の故障や新戦力の台頭もあり、一軍での出番を減らした。プロ10年目の今季は、現時点で10試合の一軍出場にとどまり、二軍でも62試合の出場で打率.200、1本塁打、7打点、9盗塁といまひとつの内容に。
一軍で結果を残さなければならない年齢を迎えているだけに、残り少ないシーズンの中で、巻き返しを図りたいところだ。
平内龍太
・投打:右投右打
・身長/体重:185cm/99kg
・生年月日:1998年8月1日
・経歴:神戸国際大付高 – 亜細亜大
・ドラフト:2020年ドラフト1位(巨人)
ドラフト1位指名と大きな期待を受けて入団した平内龍太。近年はまずまずの存在感を示していたが、今季は一軍登板が激減している。
神戸国際大付高、亜細亜大を経て、2020年ドラフト1位で読売ジャイアンツに入団。ルーキーイヤーは開幕直後に一軍デビューを果たしたものの、3試合の登板で防御率14.40に終わった。
翌2022年は、リリーフとして台頭。自己最多の53試合に登板し、4勝4敗13ホールド、防御率4.32を記録した。しかし、シーズン終了後に右肘のクリーニング手術を敢行。同年オフには育成契約へ移行した。
2023年5月14日に支配下復帰を果たしたが、同年は思うような結果は残せず。それでも昨季は、5月から一軍に帯同し続け、31試合登板、1勝2敗2ホールド、防御率2.16と復活を印象付ける数字を残した。
今季はさらなる飛躍が期待されたが、ファームでこそ19試合登板、3勝0敗3セーブ、防御率0.87と無双状態だが、一軍ではわずか9試合の登板で防御率5.68と低迷している。
チームはクライマックスシリーズ(CS)進出を決めているだけに、残り少ないレギュラーシーズンで好投を続け、ブルペン陣の一角に加わりたい。
湯浅大
・投打:右投右打
・身長/体重:172cm/73kg
・生年月日:2000年1月24日
・経歴:高崎健康福祉大高崎高
・ドラフト:2017年ドラフト8位(巨人)
2022年には代走や守備固めで役割を確立し、63試合に出場した湯浅大。しかし、故障離脱もあってライバルから後れを取り、厳しい立場に置かれている。
高崎健康福祉大高崎高から2017年ドラフト8位で読売ジャイアンツに入団。高卒3年目の2020年に一軍デビューすると、翌2021年は代走や守備固めを中心に33試合に出場し、打率.385(13打数5安打)と限られた打席で結果を残した。
2022年には一軍に定着し、自己最多の63試合に出場。だが、翌2023年は左母指の手術を受けた影響を受け、一軍未出場のままシーズンを終えた。
昨季は19試合の一軍出場にとどまると、高卒8年目の今季は、開幕から一軍と二軍を行き来する状況に。7月31日の中日戦では痛恨の失策を喫するなど、思うような活躍ができず、8月9日以降はファーム調整が続いている。
泉口友汰や門脇誠の台頭があり、ここ数年で一気に苦しい立ち位置となった。シーズン終了までに巻き返しのチャンスを掴めるか。
今村信貴
・投打:左投左打
・身長/体重:180cm/90kg
・生年月日:1994年3月15日
・経歴:太成学院大高
・ドラフト:2011年ドラフト2位(巨人)
今季は二軍で猛アピールを続けているものの、一軍登板がない今村信貴。層の厚い投手陣に埋もれ、チームでは厳しい立場に置かれている。
2011年ドラフト2位指名を受け、読売ジャイアンツの一員となった今村。プロ入り当初は先発で起用され、高卒6年目の2018年には6勝をマーク。
2020年には12試合の登板で5勝2敗、防御率3.16と結果を残し、日本シリーズの先発マウンドも託された。
しかし、先発ローテーション定着には至らず、2022年からリリーフに転向。同年は55試合登板、2勝4敗21ホールド、防御率3.57とフル回転の活躍を見せた。
だが、翌2023年は登板機会を大きく減らすと、昨季は二軍で42試合に登板し、2勝2敗、防御率2.03の好成績を収めたが、一軍ではわずか7試合の登板に終わった。
プロ14年目の今季は、ファームで39試合登板、4勝1敗3セーブ、防御率2.01、奪三振率9.57をマーク。しかしながら、一軍から声は掛かっておらず、正念場を迎えている。
郡拓也
[caption id="attachment_232072" align="aligncenter" width="530"] 読売ジャイアンツの郡拓也(写真:産経新聞社)[/caption]
・投打:右投右打
・身長/体重:179cm/88kg
・生年月日:1998年4月25日
・経歴:帝京高
・ドラフト:2016年ドラフト7位(日本ハム)
トレード移籍2年目を迎えるも、一軍での出番を掴めずにいる郡拓也。捕手登録ながら内外野をこなすなど、出場機会を模索している状況だ。
帝京高から2016年ドラフト7位で北海道日本ハムファイターズに入団。高卒5年目の2021年には一軍で33試合に出場。翌2022年には26試合の出場で打率.125、2本塁打、6打点を記録した。
しかし、一軍定位着には至らず、2024年3月に若林晃弘との交換トレードで読売ジャイアンツに活躍の場を移した。
新天地でのブレイクが期待されたが、昨季はわずか5試合の出場に。高卒9年目の今季は、シーズンの大半を二軍で過ごしており、一軍では3試合の出場にとどまっている。
一軍の捕手陣を見ると、甲斐拓也が故障離脱となった中、岸田行倫が攻守に躍動。二軍では主に高卒6年目の山瀬慎之助がマスクを被っていることから、一塁や三塁での出場が主戦場となっている。なんとか浮上の糸口を見出したいところだ。
【了】