フジテレビ系ドラマ『もしもこの世が舞台なら、楽屋はどこにあるのだろう』(10月1日スタート、毎週水曜22:00~)の第1話完成披露試写会が21日、都内の映画館で行われた。主演の菅田将暉や脚本の三谷幸喜氏は、今作にかけるフジテレビの本気を語った。
はにかみながら「ただいま」
このドラマは、経済の安定成長期からバブル経済期への移行期にあたる1984年の渋谷を舞台にした青春群像劇。フジテレビの連ドラ執筆も『合い言葉は勇気』以来25年ぶりとなる三谷氏に、司会の西山喜久恵アナが「おかえりなさい」と呼びかけると、三谷氏は、はにかみながら「ただいま」と返した。
そんな三谷氏は「ドラマの完成披露試写会をやるという経験は今までなかったもので、これってよくあることなんですか?」と驚き、さらに衝撃を受けていたのは、司会者を含め登壇者一人ひとりに渡された11本というマイクの数。西山アナが「とにかくフジテレビ、力入っております」と言うと、三谷氏は「そうなんですよ。うすうす感づいていました」と察していたことを明かした。
「グッと温度が上がります」
フジテレビの今作への力の入りようが最も表れているのが、千葉県に設営された巨大なオープンセット。物語の舞台である渋谷・八分坂が、20数軒の建物とともに建てられた。
浜辺美波は「すごかったです。ちょっとした自動販売機にシールが貼られまくってたりとか、ペイントされていたり、どこからどう見てもセットだと思えない素晴らしい出来で感動しました」といい、足を踏み入れた瞬間に作品の世界に没入できたという。
菅田将暉も「あんな規模のセットは見たことないです。道が舞台セットとして組まれるなんて初めてだったので。あの景色でお芝居をさせてもらえると、グッと温度が上がります。フジテレビさんの本気、感謝しております」と、演技への効果を実感していた。











