ラグジュアリーな大型車・電気自動車をタクシーとして手配できる「Uber プレミアム」は、「アルファード」「ヴェルファイア」「グランエース」などの高級感のある車両を手軽に配車できるサービスとして知られています。

毎日のお仕事で使う機会はなかなかないかもしれませんが、一般的なタクシーよりも車体が大きく、大人数で使いやすいためインバウンドの方を中心に人気を集めているそうです。

そこで今回、仕事で来日した海外の知人の東京観光を兼ねて普段とは違うワンランク上の乗車体験をしてきました。

  • 「Uber プレミアム」で東京駅からラグジュアリーな観光に出発

    「Uber プレミアム」で東京駅からラグジュアリーな観光に出発

仕事で東京に来る海外の友人に快適な観光を

外国の友人が仕事で日本に来ることになりました。初の東京ということで、1日目は東京の名所を案内することに。ですが、今年の日本は過去に例がないほどの酷暑。仕事目的でもあり、途中まで同僚の方も同伴されるので、電車で連れ回すのは気が引けます。

快適に東京観光をしてもらうにはどうしたら良いのか……そこで頭をよぎったのが、「Uber」が展開しているサービス「Uber プレミアム」です。

  • 「Uber プレミアム」のWebフォーム

    「Uber プレミアム」のWebフォーム

「Uber プレミアム」は「大型」や「EV」などの車種を指定せずハイグレード車両を呼べるサービス。その最大の特長は「アルファード」や「ヴェルファイア」、「グランエース」といった「大型ワゴンプレミアム」や、「BMW i」や「テスラ モデル Y」のような「プレミアムEV」をタクシー感覚で呼べることです。

大人数なら多くの人が乗車できて大きなキャリーケースも載せられる「大型ワゴンプレミアム」で、少人数なら走行音が静かで乗り心地の良い「プレミアムEV」で、快適な観光ができそうです。

そんなわけで、東京駅から「Uber プレミアム」を使ってみることに。利用方法は、通常のUberと同様にアプリやWebから「配車を依頼」や「予約」を選択し、「乗車場所」と「行き先」を入力すればOK。そのうえで、配車や予約の際に「タクシー」ではなく「大型ワゴンプレミアム」や「プレミアムEV」を選択するだけです。

  • 通常のUberと同じ手順で「Uber プレミアム」を気軽に依頼できます

    通常のUberと同じ手順で「Uber プレミアム」を気軽に依頼できます

東京駅丸の内口から「アルファード」で東京スカイツリーへ

東京観光のスタート地点は東京駅丸の内口。「大型ワゴンプレミアム」で予約した場所に向かうと、東京MKの運転手さんとアルファードが出迎えてくれました。広々とした車内空間と充実の設備、高い安全性を兼ね備えたトヨタの誇る大空間ミニバンです。

  • 東京駅の丸の内駅前広場からUber プレミアムを利用します

    東京駅の丸の内駅前広場からUber プレミアムを利用します

暑い屋外と隔絶された涼しい車内は格別としか言いようがありません。それでは半日ではありますが、東京の旅に出発しましょう。

  • 予定時刻前にすでにアルファードが到着していました

    予定時刻前にすでにアルファードが到着していました

ゆったりと余裕のある車内は、大人が4人乗っても余裕があります。車内空間の充実ぶりは、さすがプレミアム。シートにはリクライニングやマッサージ機能も搭載。スマートコンフォート機能で車内の雰囲気を変えることもでき、長時間の移動で疲れていた友人もリフレッシュできると喜んでくれました。

  • ゆとりある車内が特長のアルファード。質感も上質です

    ゆとりある車内が特長のアルファード。質感も上質です

  • かゆい所に手が届くさまざまなおもてなし装備は、まさに日本車の真骨頂

    かゆい所に手が届くさまざまなおもてなし装備は、まさに日本車の真骨頂

羽田空港からまっすぐ東京駅に来てもらったので荷物が多かったのですが、余裕を持ってスーツケースを積み込むことができました。なお、後部座席のシートを収納してもらうことである程度長尺の荷物も積載できるそうです。

  • 大人数、体格の大きな方、広く使いたい方だけでなく、その空間を積載用として拡張できます

    大人数、体格の大きな方、広く使いたい方だけでなく、その空間を積載用として拡張できます

車内設備を楽しみ、日本橋の風景を眺めているうちに、車は最初の目的地「三井記念美術館」に到着。Uber タクシーには1時間ほど待っていただき、まずはここで国宝や重要文化財などを鑑賞します。

  • 車はいつのまにかCOREDO室町を過ぎて日本橋に入りました

    車はいつのまにかCOREDO室町を過ぎて日本橋に入りました

  • 最初の目的地「三井記念美術館」に到着

    最初の目的地「三井記念美術館」に到着

  • 乗降時の細やかな気配りもプレミアムならではの魅力です

    乗降時の細やかな気配りもプレミアムならではの魅力です

「三井記念美術館」での美術品鑑賞を終え、再びアルファードで次の目的地へ。蔵前橋を通って向かったのは「東京スカイツリータウン」。サンルーフを開けると、車内から東京スカイツリーの高さを実感できます。これから東京スカイツリーの天望デッキまで行き、ランチをいただくことにしましょう。

  • サンルーフから見上げる東京スカイツリーの迫力は圧巻です

    サンルーフから見上げる東京スカイツリーの迫力は圧巻です

東京スカイツリーから「BMW i7」で浅草寺を観光

夏の青空が澄みわたる快晴により、東京スカイツリーの展望は上々でした。東京の景色を楽しみながらのランチはとても喜んでもらえたようです。

ここで友人の同僚の方とはお別れし、「プレミアムEV」で予約した「BMW i7」に乗り継ぎます。「innovation」の頭文字「i」を冠した、BMWのラグジュアリー・セダンです。

「UberプレミアムEV」は都心限定でのサービスで「テスラ モデル Y」の配車が多いそうですが、タイミングが合えば今回の「BMW i7」にも乗車可能とのこと。今日はラッキーでした!

  • ランチを終え外に出ると「BMW i7」が待っていました

    ランチを終え外に出ると「BMW i7」が待っていました

アルファードより車内は狭くなりますが、その乗り心地は極上。電気自動車ゆえに静かで振動がなく、車内設備は最新テクノロジーがこれでもかと詰め込まれています。リクライニングシートやマッサージ機能はもちろんのこと、ワイヤレス充電用トレイも標準搭載。スピーカーは高級オーディオメーカー「Bowers & Wilkins」製です。

  • 高級感漂う「BMW i7」の車内。細部までこだわりが見て取れる上質な空間です

    高級感漂う「BMW i7」の車内。細部までこだわりが見て取れる上質な空間です

操作パネルの「My Modes」からは車内の雰囲気を変える設定が可能。モードを選択すると照明や音楽、ブラインドが連動して変更され、車内を陽気にもムーディにも変えられます。

  • マッサージやワイヤレス充電などの機能を集約した操作パネル

    マッサージやワイヤレス充電などの機能を集約した操作パネル

さらに「Theatre Mode」を展開すると、ルーフ部分から31.3インチの大型ディスプレイが展開してきました。これには友人ともども大興奮。移動しながら「Prime Video」や「Netflix」などの動画をサラウンドで楽しむことができます。

  • 31.3インチの大型ディスプレイも搭載。車内があたかも映画館のようになります

    31.3インチの大型ディスプレイも搭載。車内があたかも映画館のようになります

車内設備を楽しんでいるうちに、いつしか車は蔵前橋を過ぎ、浅草エリアに。一気に人通りが多くなっていきます。道行く人力車に手を振る友人を見ると、外国の方が浅草に来たがる理由がわかる気がしました。浅草門を横目に車は裏手に回り、ここでいったん下車。浅草寺周辺の観光に向かいます。

  • 車は蔵前橋を通過し、人通りも増えていきます

    車は蔵前橋を通過し、人通りも増えていきます

  • 浅草門に近づくにつれ、人力車とも頻繁にすれ違います

    浅草門に近づくにつれ、人力車とも頻繁にすれ違います

  • 浅草寺の裏手に車を止めてもらい、ここから浅草観光に向かいます

    浅草寺の裏手に車を止めてもらい、ここから浅草観光に向かいます

浅草寺と仲見世を大いに楽しみ、ついに観光も終わりを迎える時間になりました。帰りは混雑を避け、花やしき通りに。再び「BMW i7」に乗車し、ホテルに向かいます。

  • 最後まで乗客へ心を配ってくれた運転手さんに感謝です

    最後まで乗客へ心を配ってくれた運転手さんに感謝です

都会の喧騒とは無縁の東京観光を満喫

こうして「Uber プレミアム」を利用した東京観光は終わりを迎えましたが、やはり公共交通機関はもちろん、タクシーでの移動と比較しても疲労感が大きく異なります。走行音も都会の喧騒も気にならず、友人にも普段とは異なるラグジュアリーな体験をしてもらうことができました。

重要な取り引き相手を送迎する必要がある方、ちょっと余裕のある移動を希望される方は、「Uber プレミアム」の利用を検討する価値はあると感じる貴重な体験でした。