沢井製薬は8月27日、「アルコール使用症/アルコール使用障害(AUD)」に関する意識調査の結果を発表した。調査は2025年8月5日~7日、全国20~69歳の男女1,000人を対象にインターネットで行われた。

  • 「アルコール使用症/アルコール使用障害(AUD)」に関する意識調査

    「アルコール使用症/アルコール使用障害(AUD)」に関する意識調査

7割以上が「AUD」を知らないと回答

調査対象(全国の20~69歳の男女1,000名)に対し、「AUD」という言葉に対する認知度を調査した。「AUD」という言葉を知らないという回答が、本調査対象の7割以上(72.1%)を占め、ボリュームゾーンとなった。「AUDリスク層」においても、AUDITスコア15点以上の4割以上(42.9%)、8~14点の層では6割以上(65.0%)が「知らない」という結果に。全体を通じて、「AUD(アルコール使用症/アルコール使用障害)」に対する認知は現状十分とは言い難いことが分かった。

  • 「アルコール使用症/アルコール使用障害(AUD)」という言葉の認知について

    「アルコール使用症/アルコール使用障害(AUD)」という言葉の認知について

5人に1人が「AUDリスク層」である可能性

  • AUDITスコア8点以上の生活者の割合について

    AUDITスコア8点以上の生活者の割合について

次に、「AUDリスク層(AUDITスコア8点以上)」の割合を調査すると、全体の2割以上(21.4%|8–14点:13.7%/15点以上:7.7%の合計値)となり、調査対象のおよそ5人に1人がAUDリスク層との回答結果を得た。また、「飲酒頻度別」にみると、飲酒頻度が高い人ほど「AUDリスク層」に該当する割合が高くなる傾向が見られた。具体的には、飲酒頻度が「毎日」の人では65.8%が該当する一方、「週1日」の人では15.7%に留まる。他の頻度別では、「週4~6日」が51.2%、「週2~3日」が30.8%だった。さらに、性年代別では、「AUDリスク層」が男性に集中していることが分かった。特に、その割合は男性60代(37.4%)、男性50代(36.1%)、そして男性20代(33.8%)の順で高くなっている。

ストレスとAUDの関係性

  • ストレスとAUDの関係性について

    ストレスとAUDの関係性について

続いて、ストレス社会と言える日本において、ストレスとAUDの関係性を調査した。今回の調査対象(全国の20~69歳の男女1,000名)に対し、現在の「ストレス度」を聴取した。その結果、「高ストレス層(9~10点)」は11.9%で、その内「AUDリスク層」の割合は3割以上(31.1%)に。その他、ストレススコア別に「0~2点(21.6%)」、「3–5点(16.8%)」、「6–8点(22.2%)」という結果となった。高ストレス層に加え、ストレス度の低層、中層においても「AUDリスク層」は一定割合存在していることが分かった。

  • ストレス解消行動「飲酒」における全体傾向とAUDリスク層の違い

    ストレス解消行動「飲酒」における全体傾向とAUDリスク層の違い

さらに、ストレス解消行動で最も行っていることを問うと、「飲酒」と回答した人は全体の1割(11.2%)に留まるものの、「飲酒」と回答した人たちのうち「AUDリスク層(AUDITスコア8点以上)」の割合は7割以上(72.3%)に上ることが分かった。特に、男性の割合が多く、第1位が「40代男性(21.4%)」、次いで、「50代男性(20.5%)」、「60代男性(13.4%)」となり、40~60代の年齢層の割合が高くなる傾向に。日頃のストレス解消を行う上でお酒との正しい向き合い方を模索する必要があると考えられる。

「AUD」への興味関心度合

  • 「AUD」の内容を把握した上での興味関心の有無について

    「AUD」の内容を把握した上での興味関心の有無について

最後に、今回の調査対象へ「AUDに関する説明」を強制認知させた上で、それに対する興味関心度合いを調査した(「お酒が原因で 仕事・健康・人間関係に困りごとがあっても、やめる・量を減らすのがむずかしい状態」としてAUDを説明)。説明を確認した上での興味・関心がある(「とても興味がある」「まあまあ興味がある」の合計)と回答したのは、全体の2割弱(17.7%)に留まる結果に。性年代別で見ると、「男性20代(28.8%)」、「男性30代(26.9%)」、「男性40代(27.3%)」が相対的に高かったものの、「男性50代(15.7%)」、「男性60代(16.2%)」は低い結果となった。