今秋は、どんなファッションが流行るのだろうか? ファーストリテイリンググループは8月下旬、メディア向けに2025年秋・冬 展示会を開催。ユニクロ、GU、Theory / Theory Luxe、PLSTの最新アイテムを一挙公開した。本稿では、ユニクロの商品を紹介する。

  • ファーストリテイリンググループのショールームで2025年秋・冬 展示会をのぞいてきた

秋冬テーマは「Revisiting Classic」

ユニクロでは、秋冬のテーマを「Revisiting Classic」としている。秋は、上品でトラディショナルなプレッピーコーデを提案。冬は、都会で暮らす人が週末に大自然の中でチルアウトする――、そんなシーンで活躍してくれそうなアイテムを用意している。

  • こちらは、一部ショップの店頭のみで販売するLifeWear magのグッズ

デニムを使ったトップスとパンツは、プレッピールックなスタイル。担当者は「キレイ見えするニット生地のトップスは、お仕事でもオフでも使いやすいアイテムです」「パンツはユニクロとJW Andersonがコラボしたアイテムがよく売れています。シルエットが支持されています」と紹介する。

  • Baggy Curve Jeans

  • こちらはストレートジーンズ。お尻のポケットに"JWA"のエンブレムが入っている

  • キレイ見えのニットはオン・オフを問わない

スフレヤーンはユニクロが糸も編み方も独自開発した生地で、いまヨーロッパでも注目度が増しているという。今秋は新商品こそ出ないが、クルーネックセーター、カーディガンなどの人気アイテムを引き続き販売する。

  • スフレヤーンは、ふわっとした触り心地

カシミヤは、クルーネック、Vネック、ハイネックを展開。色のバリエーションも豊富に用意している。メリノウールでは、ショート丈のリブのカーディガンの新作を発売する。

  • メリノウールのリブのカーディガン(左)と、ポロニット(右)

秋モノのウィメンズには、ガールズで流行っていたミニ丈のスカートを大人の女性にも提案。フェイクレザーのブルゾン、ウォッシャブルの開襟ニットなどにも注目したい。

  • ミニ丈のスカート

  • アウターの組み合わせ

  • ウォッシャブルの開襟ニット

冬の屋内向けには、フラッフィのニット。担当者は「毛羽立ち具合も楽しんでもらえたら」と話す。

  • フェアアイル柄のFluffy Fairisle Crew Neck Sweater

  • もこもこ素材で保温性も高いフリース

いまユニクロが推しているのが、東レと共同開発した高機能中綿のパフテック。薄くて軽くて暖かい性能を活かした、アウターなどのアイテムを増やしている。旧来のダウンを使った商品より、デザインの自由度も高いという。

  • 化学繊維を使ったパフテック。ユニクロでは「次世代高機能中綿」と説明する

  • PUFFTECH Parka。保温性、耐久撥水に優れ、小さく折り畳むこともできる

  • PUFFTECH Long Coat

また、通常のヒートテックより約1.5倍も暖かいという極暖ヒートテックカシミヤも登場。担当者は「カシミヤが9%配合されたヒートテックで、薄くて滑らかな肌触りが特徴です。昨年はウィメンズのみのご用意でしたが、今秋はメンズも展開します」と話す。

  • HEATTECH Cashmere Blend T-Shirt Extra Warm

このほか、チャリティTシャツプロジェクト「PEACE FOR ALL」の新コレクションとして、著名人(役所広司さん、イチローさん、佐藤可士和さんなど)とコラボしたTシャツを6月20日に発売した。収益はすべて国際団体に寄付するという。

  • チャリティTシャツ「PEACE FOR ALL」の新コレクション。役所さんのTシャツは主演映画にまつわるもの、イチローさんはドアをノックするイラストがあしらわれている

Uniqlo Uではパフテックのアウター、そしてシックなBLACK系統の各種アイテムに注目。ユニクロ&JWアンダーソンではプレッピースタイルのほか、ジオメトリックな柄の靴下もチェックしたい。担当者は「ジーンズと相性の良いシャツも人気です」と紹介する。

  • メンズも充実しているUniqlo U

  • 落ち着いた配色のアイテムが揃う

  • ユニクロ&JWアンダーソン

  • 明るめのシャツはジーンズと合わせたい

  • 靴下も個性的

UNIQLO : Cでは、英国の著名デザイナーであるクレア・ワイト・ケラーによる秋冬コレクションを展開。モードでクラシックなアイテムが揃う。スウェットパンツなど定番化したアイテムは、新色もどんどん追加していくという。