街中で外国人観光客を見かける機会が増えたなあ~と感じる昨今。海外では、日本酒が「SAKE」と名を変えて大ブームを巻き起こしていると聞きました。

  • コンビニの日本酒コーナー。ややハードルが高いイメージありますが……

今やアメリカの米農家が日本酒を醸造したりするなど、一過性のブームとは言えないほどの過熱ぶりをみせているのだとか。SNSなどで「Japanese sake」と検索してみると、「日本酒大好き」「香りがたまらんよね……」「このために日本まで来た」などかなりの人気ぶりを感じられます。

実は、日本酒はあまり嗜まない……どころかほとんどアルコールを飲まない筆者なのですが、海外勢から「お前、日本人なのにSAKE飲まないの?」とびっくりされないためにも、知ったかぶりできるぐらいには飲んでおくべきかもしれないじゃないですか。

ということで今回は、コンビニで買える「日本酒」を、定番から変わりどころまであれこれ飲み比べてみる企画です。中でも小さめサイズで入手性が高そうなもの6商品をチョイスしてみましたよ~。

フルーティで飲みやすい、ビギナーにもおすすめ「しぼりたて 純米 キンネオカップ」

まずは、菊正宗酒造の「しぼりたて 純米 キンネオカップ」からいってみましょう。うわーっ、金色に輝いていて高級感があります。180mL入りで、価格は289円。アルコール分は14%以上15%未満で、精米歩合は70%となっています。

  • しぼりたて 純米 キンネオカップ

ちなみに精米歩合とは、雑味などを取り除くためにお米を削って残した割合のこと。削れば削るほど贅沢な作られ方をしているということになりますね。ちなみに70%くらいが一般的と言われています。

カップを開けてみますと……お酒がなんだか金色に輝いているように見える演出! ニクいねえ~。鼻を近づけると、甘~い香りが漂います。あ、これはおいしそうだぞ。

  • おおおー輝いてるぞ!

飲んでみますと……おおおっと、これは濃ゆい! そして甘味が強いと思います。Webサイトを見ると「フルーティ」推しなのですが、まさにそういう味わいですね。これは好きかも!

柚子と炭酸の新感覚! “日本酒っぽくない日本酒”なら「SummerFall YUZU BUBBLES」

続いては、WAKAZEの「SummerFall YUZU BUBBLES」いってみましょう。名前からしてイケイケ感がありますが、こちらは「SPARTLING SAKE LIQUEUR」ということで炭酸、そして柚子の果汁が入っていますね。そういうパターンもあるのか……。なおこちら、コンビニではローソン限定での販売になっています。

  • SummerFall YUZU BUBBLES

内容量は250mlで462円、アルコール分は11%。精米歩合は78%とやや高めですが、逆に言えば廃棄量が少ないので「地球にやさしい」ということになります。

プシューっという音と共に缶を開けてみますと、おおっと、これは柚子の香りがします。まるで缶チューハイみたいですが、ほんのりと日本酒らしい香りもするような……?

  • チューハイみたいに飲める

飲んでみますと、うむうむ、炭酸のシュワーっとした刺激と柚子の苦みがあり、ほんとに缶チューハイっぽさがあって面白い! 「変わった日本酒を飲みたい」という人は味わってみるとよさそうです。

激安&定番! 一度は味わっておきたい“のんべえ御用達”「鬼ころし」

おおーっと出ました、日本盛の「鬼ころし」。いわゆる“のんべえ”御用達のイメージがありますね。某人気アニメで、あるキャラクターが昼間っからチューチュー吸っていたことで話題になった商品でもあります。

  • 鬼ころし。のんべえといえばやっぱりコレ

内容量は180mlで、価格はなんと108円。さすが安い……安いぞ! アルコール度数は13度以上14度未満、精米歩合は75%になっております。

なんといっても特徴は、ストローを刺して吸えるパッケージです。香りは……いわゆる「ザ・日本酒」と言いましょうか、日本酒といえばこういう香りだよなあというスタンダードさを感じますね。

  • チューチュー飲める

飲んでみますと、あーこれはサッパリしていますね~。やや辛めな口当たりだと思います。クセもないからいろいろな料理にも合いそうですし、酒好きが愛飲するのが分かるかもしれない。

王道ブランドの贅沢仕様、日本酒の奥深さを知る入口に「ワンカップ大吟醸」

続いては、大関の「ワンカップ大吟醸」。大関といえばワンカップ……をすぐ連想してしまうくらい知名度がありますが、こちらは「大吟醸」バージョンです。ちなみに大吟醸とは、米と米麹と水のみを原料に、精米歩合50%以下とした、限られた日本酒だけが名乗れる名称なんですね。

  • ワンカップ大吟醸

内容量は180mlで価格は304円。アルコール度数は15%、精米歩合は50%となっています。米の半分を削り取って作っているということになりますから、非常に贅沢な作りということが分かります。

香りは……どちらかというとさっぱり、あっさり系ですね。飲んでみますと、味もけっこうあっさりとした辛め系かな? 鬼ころしと比べるとコクと甘味が感じられると思います。これが大吟醸の味わいかあ……!

  • これが大吟醸の味わいか~!

モダンなボトル&さっぱり味「THE SHOT」

こちらも日本酒らしからぬ名前の、月桂冠「THE SHOT」。こちらは「華やぐドライ<大吟醸>」「艶めくリッチ<本醸造>」「芳醇エレガント<純米吟醸>」「芳醇クラシック<上撰生詰>」の4種類が発売されているのですが、一番スタンダードな味わいの「芳醇クラシック」を買ってみました。

  • THE SHOT 芳醇クラシック<上撰生詰>

日本酒では、「生」という表記を見かけることがあります。通常、日本酒は加工時に2度の加熱処理を行うのですが、その工程を省くことで「生」と称することができるようになります。ちなみに「芳醇クラシック」はびん詰め時の加熱を省いているので「生詰酒」ということになります。

容量は180mlで価格は242円。アルコール分は15度以上16度未満、精米歩合はWebサイトなどに記載がなく分かりませんでした。

ボトルのふたを開けてみると、おうおう、さっぱりした日本酒の香りです。飲み口もけっこうあっさりですが、ほんのりとコクや風味を感じられますね。スタンダードな味わいということで初心者も手を出しやすいと思います。

  • さっぱりで飲みやすい

出荷3億本のロングセラー、“生酒デビュー”にぴったり「菊水 ふなぐち」

いよいよ最後です! 菊水酒造の「菊水 ふなぐち」。「ふなぐち」シリーズは製造過程で一切の加熱処理を行わない「生酒」カテゴリの商品となっていまして、大吟醸からスパークリングまでいろいろな種類が出ているのですが、今回買ってみたのはスタンダードなふなぐちです。なんと出荷累計3億本を突破したという人気商品でございます。

内容量は200mlで価格は345円。アルコール分は19度、精米歩合は70%となっておりますね。缶のフタを開けてみますと、うんうん、日本酒特有のあまーい香りが漂います。

飲んでみますと、あ、おいしい! 甘味とコクを感じられますね。いわゆる“フルーティ”さを感じられると思います。「しぼりたて 純米 キンネオカップ」に近いと思うのですが、比べるとこちらは少々あっさりしている感じがします。

飲み比べると楽しいぞ~

ということで、コンビニで買える日本酒6商品飲み比べでした。小さなパッケージで価格もお安めなので、こうしてあれこれ比べてみると各社の個性が分かって面白いですね~。日本のコンビニ文化そのものを楽しむ外国人も増えているとあって、“コンビニSAKE”、ちょっとした観光体験にもなりそうです。